2016年5月30日 08:00|ウーマンエキサイト
コミックエッセイ:おかっぱちゃんの子育て奮闘日記
「どうする? こどもの予防注射」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.27
両親にも相談をし、悩みに悩んだあげく、結局わたしは無料で受けられる予防接種を4本受ける事にした。病院の窓口で受付を済ませ、息子の名前を問診票に記入する。
初めての予防接種、息子はいつもと変わらない様子。先生を前にしても、わたしの膝の上で安心しているようだ。これから痛い注射を打たれる事を知らず、かわいそうにのお。
「はい~腕を出してくださいねぇ。ちょっとチクッとしますよ~。」と、先生。
この感じ、幼少期を思い出す。小学生のころ、わたしは注射が大嫌いだった。今度は自分の番でなく、息子の番。わたしにも守りたい存在が出来たということか! あぁ、感慨深い。
先生が注射をチクンと息子の腕に刺す。
なんともなかったようなボーッとした表情でいた息子だけれど、数秒すると痛みにやっと気付いたのか「びえ~ん」と泣き出した。
やっぱり、痛いよなあ…。すぐさま抱き上げ、頭をなでてやるとすぐに泣き止む息子。母という存在は、こどもにとって大きな安心材料になるのだなぁと感じた。
病院を出ると、外はお天気が良く気持ちのよい風が吹いていた。息子のやわらかな髪がふわふわと揺れる。わたしはその髪をなでながら、この子が大人になるまでに、わたしはあと何回この子の人生の選択をお手伝いするのだろう。と、ぼんやりと近い未来のことを考えるのだった。
つづく
次回は「息子、初めて風邪を引く」をお届けします。
義姉が子育てに口出し!→「本の通りにはいきません」うんざりしたので代わりに育児を任せてみると…?