2017年4月2日 12:00|ウーマンエキサイト

布おむつ育児のメリットとは? 作り方やお手入れの方法も紹介

ナチュラル派のママたちから人気の布おむつ。「おむつはずれが早くなる」「紙おむつより経済的」などの“ウワサ”を耳にして、布おむつを検討したことがあるママも多いのではないでしょうか。

目次

・1.布おむつとは?
・2.布おむつと紙おむつを徹底比較
・3.布おむつの洗い方をマスターしよう
・4.布おむつの作り方を知りたい!


気になる“布おむつ”の実態とは? 洗い方や作り方までをチェック!

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今回は、布おむつの洗い方や作り方などの実態と、紙おむつとの比較も含めてご紹介します。布おむつ導入を悩んでいるなら要チェックです!

1.布おむつとは?

布おむつとは、布でできたおむつのことです。

布製のため、洗って何度も使えるだけでなく、濡れたときの不快感からおむつはずれが早くなるといわれることもあります。

布おむつは、股部分に直接当てる“布おむつ本体”とその布を押さえる“おむつカバー”の役目を果たす布の2種類の布を使ってつけていきます。

さらに、化繊や紙製のライナーを布おむつ本体の上につけることでうんち汚れの洗濯がラクになると、ライナーを使う人も多くいるようです。

基本的には、布おむつ本体だけの交換になり、おしっこが多かったときや漏れてしまったときにはカバー部分も洗濯します。


紙おむつが誕生するまでは布おむつしかなかったため、赤ちゃんのいる家庭の洗濯物といえばおむつの布がズラッと並んでいるのが普通の光景でした。

紙おむつが販売された当初は、高級品と考えられていた時期もありましたが、現在では紙おむつが主流となり、安価なものや性能のよいもの、肌ざわりにこだわったものなど、さまざまなタイプがあります。

一方、布おむつも進化しており、おむつカバーはカワイイ柄のものや防水使用のものも販売されています。

また、布おむつ本体もただ布を折り畳んだものではなく成形され水分をしっかり吸収できるような素材で作られているなど「布おむつ=大変」というイメージが変わってきています。

2.布おむつと紙おむつを徹底比較

布おむつにするか紙おむつにするか、それとも併用していくか…悩んでいるときには、それぞれのメリットとデメリットをチェックして、「自分に合った方法」を選ぶのがおすすめです。

気になる“布おむつ”の実態とは? 洗い方や作り方までをチェック!

(c)zuzule - Fotolia.com



■布おむつのメリット・デメリット

<布おむつのメリット>
・おむつはずれまでのトータルコストで考えると経済的
・おむつを替える回数が多いため赤ちゃんとのスキンシップが増える
・ゴミが少ないため、特にゴミ袋が有料の地域では金銭面でも助かりエコにつながる
・肌の弱い赤ちゃんにも安心して使える
・おむつはずれが早い子が多い(不快感を紙おむつよりも強く感じるため)
・布おむつカバーの柄選びも楽しめる

<布おむつのデメリット>
・洗濯量が増える(手洗い必須・洗濯機を回す回数も増え干す場所の確保もしなければならない)
・おむつ替えの回数が増えて手間がかかる
・導入時、コストが一気にかかる
・用意するものが多く置き場所も確保しなければならない
・外出時の荷物が増える
・ママは頑張れてもパパがメンドウくさがっておむつ替えに参加してくれなくなることもある

<特徴>
洗濯する回数や手洗い必須のため手間はかかりますが、その分トータルコストが安く済むメリットが大きいのが布おむつの特徴です。

また、おむつはずれの早い子が多く、1〜2歳でトイレトレーニングが完了してしまう子も見られます。

ただし、必ずおむつはずれが早くなるわけでなく、紙おむつでも早い時期にトイレでできるようになる子もいることは頭に入れておきたいポイントです。

洗濯も慣れてしまえば、“当たり前のこと”になっていきます。おむつを洗う時間も大切な育児時間、と考えて過ごせるとステキですね。

気になる“布おむつ”の実態とは? 洗い方や作り方までをチェック!

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■紙おむつのメリット・デメリット

<紙おむつのメリット>
・ラクで手間がかからない
・一気にコストがかかることがなく月々の家計から少しずつ支払うことができる
・外出時にも安心で、布おむつよりも荷物は少なくなる
・外出先におむつ用ゴミ箱が用意されているときには使用済みおむつを捨ててくることもできる
・洗濯の回数が増えることがない
・祖父母などに預ける際にも気がラク
・パパもおむつ替えに参加しやすい

<紙おむつのデメリット>
・購入し続けることでトータルコストがかかってしまう
・買いそびれ、ストックしていたらサイズアウトしてしまったなど、サイズや残り枚数をチェックしておかなければならない
・性能がよすぎて赤ちゃんがおしっこやうんちをしても不快さを感じず、泣いてアピールしてくれないため替えるタイミングが遅くなることもある
・おむつはずれがなかなか成功しない原因になる可能性もある

<特徴>
さまざまなサイズ・性能のものが出ているため、便利で洗濯などの手間もかからない点が大きな特徴です。

また、パパもおむつ替えに参加しやすいのもポイントです。

しかし、性能がよすぎるため不快感がないまま過ごしてしまいおむつかぶれにつながったり、おむつはずれが遅れたりする原因になることも。


外出時の持ち運びもラクなため、上手に付き合っていけば「紙おむつ=コストがかかりおむつはずれに苦労する」ばかりではないメリット面を多く享受できるものでもあります。

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3.布おむつの洗い方をマスターしよう

布おむつは、洗い方をマスターしてしまえば大変さも減っていき、日常の一コマとして受け入れられるようになっていきます。


布おむつをはじめる前でも、現在進行系で使っているという方も、洗い方をチェックして少しでもラクな方法を取れるようにしましょう!

■布おむつの洗濯方法

<用意するもの>
・バケツ(5リットルと10リットル、など大小2種類あると便利です)
・バケツのフタ(大きいほうのみあればOK)
・洗濯洗剤

<やり方>
1.大きいほうのバケツに水またはぬるま湯を用意し、洗濯洗剤を溶かしておきます。(水の量はバケツの半分程度)
2.おむつが汚れたら小さいバケツのなかでかんたんに予洗いします。時間がないときはそのなかに水を少し入れて置いておきましょう。
※予洗いは、おしっこだけならサッと、うんちのときにはしっかり洗って汚水はトイレに流します。
3.大きいバケツにおむつを入れて洗濯するときまでつけ置きます。
4.つけ置きしたおむつを軽く絞って洗濯機に入れ、洗濯したら日向で干せば完了です。できるだけ日光に当てて干すと、ニオイや色などをしっかり落とすことができます。

<ポイント>
大きいバケツに予め洗濯洗剤を溶かした水を用意しておくとポンポン入れていくだけでいいので、おすすめです。


また、フタがあればニオイも気になりません。ナチュラル派なら、セスキ炭酸ソーダがピッタリです。

気になる“布おむつ”の実態とは? 洗い方や作り方までをチェック!

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また、予洗い用には洗濯板を用意しておくと、さらに洗うのがラクになり汚れの落ちもよくなります。

100円均一などで販売されているプラスチック製のもので十分汚れを落とすことができますが、こだわり派には木製の洗濯板もおすすめです。

大きくなってくれば、外遊びで洋服が汚れるようになっていきます。

そのときにも洗濯板での予洗いが、洋服のもちに関わってくるようになるため、長く愛用できるアイテムとなるはずです。

4.布おむつの作り方を知りたい!

布おむつに必要なものは、おむつ本体として使う布とおむつカバーです。

市販のもので形がすでに整えられているものも多くあり、さまざまな柄やカラーがとてもカワイイものばかりですが、余裕がある方は手作りに挑戦してみるのもいいですよ。




■布おむつ本体の作り方

布おむつ本体になる部分はさらしを用意するとサイズがちょうどよく作れるので楽です。

<作り方>
1.さらしを用意したら、長さを140〜150cmでカットし半分に折りたたみます。(長さが75cm程度になります)
2.端と端が重なった部分の、端から1cmほどのところを縫い、さらしを輪っか状にします。

3.輪っかになったらくるりとひっくり返し、先程縫った辺りを再度縫えばできあがりです!

■布おむつカバーを手作りするときは…

布おむつカバーももちろん手作りできます。

スナップボタンやマジックテープで止めるタイプのものやパンツ型になっていて履かせるだけのものなど、さまざまなタイプを作ることができます。

気になる“布おむつ”の実態とは? 洗い方や作り方までをチェック!

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インターネット上にも無料で型紙がアップされているため、好みの型をダウンロードしてプリントアウトするなどして活用しましょう。

使用する布も古着を利用する方法などが紹介されているため、お気に入りだったけど穴の開いてしまったTシャツやセーターなどを使うこともできますよ。

産前・産後に時間が取れたらいろいろ試してみましょう。

トータルコストを考えるととっても経済的な布おむつ。

洗濯するのは確かに手間ですが、その時間も大切な赤ちゃんのための愛おしい瞬間になっていきます。

「絶対に布おむつを使う」「紙おむつは一切使用しない」と決めてしまうのも悪くはありませんが、できれば柔軟に考えていくと布おむつ生活を楽しめるようになることも多いものです。

「夜や外出時は紙おむつにする」「洗う手間や干す場所のことを考えたら布おむつは1日10枚まで。あとは紙おむつにする」など自分なりのラクな方法を考えて、楽しく布おむつを取り入れてみましょう。


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