2017年4月10日 17:00|ウーマンエキサイト

陣痛(マタニティ)タクシーとは? いざというときも安心で便利!

陣痛(マタニティ)タクシーをご存知でしょうか? 「ひとりのときに陣痛が来たらどうしよう」という、妊婦さんの不安をやわらげてくれるこのサービス。言葉は知っているけれど、具体的な利用方法はよくわからない…という方も少なくないのでは。

目次

・陣痛(マタニティ)タクシーとは? いつ・誰が使えるの?
・陣痛タクシーはどうやって利用するの? 登録方法は?
・陣痛がきた! 当日の利用方法は?
・陣痛タクシーの料金や送迎の範囲は?
・陣痛タクシーはココが安心!
・わたしも使える? おもな陣痛タクシー会社とエリア
・使わなくても【安心】のため登録もアリ


いざというときも安心! 陣痛(マタニティ)タクシーとは?

(c)Halfpoint - Fotolia.com



今回はそんな【陣痛タクシー】について、登録方法や料金システムなどを詳しくご紹介します。

陣痛(マタニティ)タクシーとは? いつ・誰が使えるの?

陣痛タクシーとは、妊婦さんが事前に登録しておくことで、陣痛時にタクシーを優先的に配車してもらえ、スムーズに出産先の病院まで送迎してくれるサービスです。

とくに初めての出産の場合、陣痛の程度や進みぐあいは妊婦さん自身も分からないことが多く、いろいろと心配なもの。しかも出産は病気ではないため、基本的には陣痛で救急車は呼べません。

そこで「いざ陣痛が来たとき、タクシーはすぐ来てくれるの?」「自宅や病院の場所を冷静に伝えられるかな…」といった不安を解消してくれるのが、陣痛タクシーなのです。

2012年にタクシー会社の日本交通が都内でサービスを開始し、現在では全国でさまざまな会社がサービスを提供しています。


陣痛タクシーは会社によって名称が異なり、『プレママタクシー』『マタニティタクシー』『ママサポートタクシー』『こうのとりタクシー』など、さまざまな呼び方があります。

サービス内容もタクシー会社ごとにちがっていて、陣痛時の送迎に特化している会社もあれば、妊娠中の買い物や妊婦健診、産後の赤ちゃんとのお出かけなどに利用できる会社もあります。

また、妊婦さんの家族や友人などが一緒に乗るのもOKです。

いざというときも安心! 陣痛(マタニティ)タクシーとは?

(c)Kirill Zdorov - Fotolia.com



陣痛タクシーはどうやって利用するの? 登録方法は?

タクシー会社にもよりますが、事前登録制でサービスを提供しているところが多いようです。

Webの登録フォームで妊婦の氏名・住所・連絡先・生年月日・出産予定日、迎え先住所や呼び出し方法、出産予定病院の住所や連絡先、緊急連絡先(家族など)を入力します。

入力必須項目などはタクシー会社によって多少ちがいますが、ほとんどの会社で登録は無料です。登録の処理に時間がかかることもあるので、予定日の1ヶ月前までには登録しておくといいでしょう。




陣痛がきた! 当日の利用方法は?

いざ陣痛が来たら、まずかかりつけの病院やクリニックに電話して指示を受けます。

そのうえで「病院に来てください」ということになったら、陣痛タクシーの専用回線に電話します。ほとんどのサービスでは、登録済みの番号から「発信者通知」をしてかけないとつながらないので注意してください。

オペレーターがタクシーの到着時間や連絡先(無線番号)などを知らせてくれるので、あとは破水などの対策としてバスタオルやレジャーシートを用意して待っていればOKです。

タクシー会社によっては、タオルや防水シートを先方が用意してくれるサービスもあります。

いざというときも安心! 陣痛(マタニティ)タクシーとは?

(c)fizkes - Fotolia.com



陣痛タクシーの料金や送迎の範囲は?

陣痛タクシーは、ほとんどの会社が登録料だけでなく、その他の追加料金も不要となっています。

つまり普通のタクシーと同じ金額で、優先的に配車してもらえるのです。ただし、通常のタクシーと同じく「迎車料金」はかかります(会社によって310円~410円程度)。


送迎の範囲は会社やサービス内容によって異なります。送り先(病院など)のエリアには制限がなく、迎え先(自宅など)のエリアに制限があることが多いようです。

たとえば、東京無線の「プレママ安心タクシー」は迎え先が「都内23区・武蔵野市・三鷹市内」限定となっています。

また、陣痛時の利用は自宅(もしくは登録してある実家や職場など)から出産する病院までが基本ですが、途中で上のお子さんを預けるため実家に寄ってもらったり、コンビニなどに寄ってもらったりしてもOKです。

陣痛タクシーはココが安心!

陣痛タクシーのほとんどが専用回線を用意しており、24時間365日、専用のオペレーターが対応してくれるので安心です。

緊急連絡先や病院の情報も登録してあるので、万が一、車内で出産……ということになっても、乗務員が病院と連絡をとって体制を整え、指示をあおげるようになっています(ただし医療行為はできません)。

じっさい、日本交通ではこれまでに1件だけ車内出産となり、無事に産まれたというケースがあったそうです。

タクシー会社によっては、救命講習や助産師による研修を受けた乗務員を配備していたり、陣痛が強く支払いが困難な場合は後払いにしてくれたりと、さまざまなサポートが用意されています。


わたしも使える? おもな陣痛タクシー会社とエリア

陣痛タクシーのサービスは当初は東京都内が中心でしたが、最近では全国に広がってきています。いくつかご紹介しましょう。

●陣痛タクシー|日本交通株式会社
サービス対象エリアは東京23区、三鷹市、武蔵野市。

●ママサポートタクシー|第一交通グループ
北海道から九州まで、幅広い地域でサービスを提供。

●プレママ安心タクシー|東京無線
お迎え先が都内23区・武蔵野市・三鷹市内に限られます。

●陣痛タクシー|ハッピータクシーサービス
埼玉県川口市・戸田市・蕨市が中心。

●陣痛タクシー|国際興業大阪
大阪・明舞地域が中心。

●陣痛タクシー|千葉の三ツ矢エミタスタクシー
千葉・京葉・北総エリアが中心。


●子育てタクシー|神奈川都市交通
横浜市青葉区・金沢区、大和市エリア。「こうのとりコース」が陣痛対応。

※この情報は2017年4月10日時点のものになります。実際にご利用する前に各タクシー会社にご確認ください。

いざというときも安心! 陣痛(マタニティ)タクシーとは?

(c)AntonioDiaz - Fotolia.com



使わなくても【安心】のため登録もアリ

陣痛タクシーをじっさいに使うかどうかはわからなくても、「いざというときはここに電話すれば大丈夫」というのは、妊婦さんにとって大きな安心感となります。出産が近づいたら、とりあえず登録だけでもしておくといいのでは?


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