2017年6月18日 12:00|ウーマンエキサイト

ワンオペ育児でもう限界! イライラを乗り切る5つのポイント

たったひとりで家事、育児に追われ、疲れた、辛い、イライラするという方もいるのではないでしょうか。ワンオペ育児で辛い思いをしているママたちに、その乗り切り方のアイデアをご紹介します。

目次

・ワンオペ育児とは
・共働きのママの辛いワンオペ育児の現実とは
・専業主婦の辛いワンオペ育児の現実とは
・共通の辛い現実
・ワンオペ育児を乗り切るための5つのポイント
・笑顔のママでいられるように…


ワンオペ育児とはいったいどのように辛い育児なのか?

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ワンオペ育児とは

ワンオペとは、「ワンオぺレーション」つまり「ひとり勤務・ひとり稼働」という意味で、、大手飲食チェーン店などが深夜など人手の足りない時間に休憩なしで一人シフトの体制で長時間の業務を行わせていたことが問題となり、広く知られるようになりました。

今、家庭内でも、この「ワンオペ」が問題視されています。

夫が単身赴任や仕事などで家にいる時間が少ない場合、あるいはシングル世帯の場合など、ひとりで家事と育児をこなし、仕事のある方は仕事も含め、すべてをひとりでこなさなければいけない育児環境を「ワンオペ育児」と呼ばれるようになりました。

核家族化も進み、実家や夫方の両親と離れて暮らしているケースも。困ったことやお願いしたいことがあっても、遠くから呼び寄せるとなると、頻繁にお願いするは無理なので、必然的にママひとりに育児の負担がかかってしまいます。


共働きのママの辛いワンオペ育児の現実とは

ワンオペ育児とは、「ワンオぺレーション」つまり「ひとり勤務」という意味です

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外で仕事をしている共働きのワンオペ育児の方には、こんなに辛い現実があります。

朝早くからお弁当や朝ごはんの用意をし、子どもの準備と出勤前の自分の準備をします。

時には子どもがぐずって思うように進まない日もあるでしょう。そんな日はイライラを募らせながら子どもを保育園や学校へ送り出し、職場へ急いで向かいます。

ここまでで、すでにひと仕事を終えたくらいのエネルギーを使っていますので、とても疲れた気持ちになります。そして、気持ちに余裕がないと仕事でミスも多くなって、辛い気持ちはさらに強くなります。

また、子どもが病気になって迎えに行かなくてはならないとき、すぐに行けないことも…。他に頼れる人がいなければ、ひとりですべてを抱え込むことになりますので、気を遣うばかりです。


「今日は何事もなく一日が終わった」と思える日の方が少ないかもしれません。

ワンオペ育児の辛い現実とは?

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仕事が終わるとすぐに保育園のお迎えや子どもの帰宅、買い物や洗濯物の取り入れ、夕飯の支度などが始まります。子どもが小さければ、お風呂の用意や入浴もすべてひとりで行わなければなりません。

疲れた体をフル回転させ、イライラする気持ちを抑えながらも、用事を一つひとつこなしていきます。

子どもが眠ってからも片づけや保育園の準備、学校の提出物など、やることは山のようにあります。このように、時間に追われる日々が毎日続くのです。

寝不足は続き、疲れた体を休める時間がありませんので、病気に罹りやすくなってしまうことも。

これは一例ですが、実際はこれ以上ハードなワンオペ育児をしている方もいるでしょう。


専業主婦の辛いワンオペ育児の現実とは

ワンオペ育児は時間に追われる日々

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専業主婦は、仕事をしていないので基本は子どもを保育園に預けられません。幼稚園の年齢になるまでは、家で一緒に過ごす必要があります。子どもとは離れずに、休みのない育児環境が続きます。

乳児であれば、夜中も母乳やミルクの時間があり、少し寝ては起きての繰り返しで睡眠不足が続きます。

日中も、疲れた体でオムツ替えや泣いている赤ちゃんを抱っこ、母乳やミルクを飲ませるなど、やることはたくさんあります。育児に休みはありません。

1、2歳になっても一緒に家で過ごすので、公園へ連れていくことも大事なルーチンになります。親子ですのでワガママが出やすく、イヤイヤ期には親がイライラしてしまうこともあります。


子どもがいつも一緒にいると子育てに時間を取られ、合間に家事を進めようと思っても、思うように進まないこともあります。

子ども中心に時間を使っていますので、自分の時間がほとんどありません。また、子どもと二人きりの生活が続くと、社会や世の中から遮断されたような閉塞感を感じるかもしれません。

これも一例ですが、専業主婦の場合、子どもとずっと一緒にいなければいけないこと自体がストレスの元になります。

共通の辛い現実

ワンオペ育児をしているすべての方にとっての辛い現実

(c) naka - Fotolia.com



もし、ワンオペ育児中に病気になったら、家事、育児は誰がやってくれるのでしょうか。頼れる人がいない場合は、どうればよいのでしょうか。病院に行くこともはばかられます。毎日やらなければいけない家事や仕事に追われ、気持ちが落ち着かず心の余裕も持てなくなってしまいます。


また、自分ひとりのワンオペ育児となると、子育ての責任をひとりで背負い、相談する相手もなくさまざまな決断をひとりで決めなければならず、その責任感も多大なストレスとなります。

ワンオペ育児を乗り切るための5つのポイント

ワンオペ育児を乗り切るための6つの方法とは?

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■1.「家事は手を抜こう完璧でなくてもよい」くらいの気持ちの余裕

例えば食事の準備。いまは栄養価の高いものがたくさん売っていますので、出来合いのお惣菜または簡単な手抜き料理でもいいと思うようにしましょう。

毎日、凝った料理をつくる方がよい育児なのではなく、親が笑顔で子どもと向き合えることが大切です。疲れたと思ったら手抜き料理でもオッケーにしましょう。

また、掃除や洗濯も毎日しっかりやろうと思わずに、間に合う程度にやっておけば大丈夫だと思うようにします。そうすると、気持ちが楽になって時間にも余裕が生まれます。

■2.交流の場を持つ

愚痴を言ったり、仲間と共感すると気持ちがスッキリします。

ママ友やブログ、SNSでの交流、職場の人に話すなど、誰かに気持ちを伝えるようにすると、気持ちの整理ができます。


■3.自分の時間を必ずつくる

子どもが保育園や学校へ行っているのであれば、自分の時間を楽しめる日をつくりましょう。

とはいえ、有給はすべて子どもの病欠に使ってしまってそれどころではない、というママも少なくないと思います。

パパにも休みを取ってもって、自分の時間を持てたらいいですね。ストレスを溜めてしまう前に、しっかりとリフレッシュできる日をつくりましょう。

祖父母など身近な人に助けてもらうのもひとつの手

(c) Africa Studio - Fotolia.com



■4.身近な人に助けてもらう。誰かに相談する

頼れる人が身近にいる場合は、積極的に手伝いをお願いしましょう。1、2時間だけでも子どもを預かってもらうだけで、気持ちに余裕を持てるようになります。

しかも、子どもはいろいろな人と関わり、さまざまな経験を増やせます。

ママ以外の人と関わると、いままで知らなかった遊びに出会い、違う刺激を楽しむことや我慢することなど、たくさん学べます。子どもにとっても、よいことは多いのです。

もちろん、旦那さんがいる場合は頼るべき人物ナンバーワンは旦那さんになります。パパと相談し勤務時間や場合によっては勤務場所を会社に相談してもらうなどもできるでしょう。

親族が遠くに住んでいる、という場合はインターネットでビデオ会話もできます。頻繁に連絡をとると、おじいちゃん、おばあちゃんも喜ぶかもしれませんね。

もし、身近に誰も頼れる人がいない、という場合は市区町村の役所へ聞いてみるとよいでしょう。

いきなりワンオペ育児の不安を伝えるのも気がひけると思いますので、育児サークルを聞いてみたり、緊急時の預け先や連絡先などを聞いておくと安心に繋がると思います。

ワンオペ育児で疲れすぎないうちに対処を

(c) Irina84 - Fotolia.com



■5.疲れすぎる前に対処する

疲れすぎやイライラが溜まると、気持ちに余裕が持てなくなります。判断力も鈍り、本来の自分とは違う自分になってしまうこともあるでしょう。

ワンオペ育児で辛い思いをして追いつめられないように、ママは自覚をもって対処することが大切です。

笑顔のママでいられるように…

筆者もワンオペ育児経験者ですが、幸いにも実父母と同居することで救われ、辛さから解放されました。

赤ちゃんはママひとりだけで育てるものではなく、社会全体で育てるものだという認識が高まっています。お母さんが強いストレスを感じている場合は、ひとりで抱え込まないで積極的に助けを求めるようにしましょう。母親として、育児の助けを求めることは、決して恥ずべきことではありません。

気持ちに余裕を持ち、子どもにいつでも笑顔を見せられるような素敵なママでいたいものですね。


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