2017年9月22日 07:00|ウーマンエキサイト

かけっこは「焼き鳥」と「モグラ」が制する!? 運動会目前、走りのプロが教える足が速くなるコツ


■スプリント教室だけで終わらない! 家でできる練習はコレ

速く走るのには、姿勢とはずむ感覚が大切なのはわかりました。それでは運動会目前でも、自宅で気軽にできる効果的なトレーニングはあるのでしょうか? なかなか口で伝えるだけではわかりづらい感覚を、子どもに理解させる練習方法を教えてもらいました。

1.縄跳びやその場でのジャンプではずむ感覚を身につける

背筋を伸ばし、腕を軽く回しながらピョンピョンと跳ぶ縄跳びは、走る時の体の使い方と共通点が多いそう。「走る動作は縄跳びのジャンプの動きの連続と考えることができます。縄跳びをすると、はずむように軽やかに走る感覚が身につきます」と船場コーチ。

縄跳びなしでそのままピョンピョンと軽く跳ぶのでもOKだそうです。
かけっこは「焼き鳥」と「モグラ」が制する!? 運動会目前、走りのプロが教える足が速くなるコツ

走る時の腕の振り方も、縄跳びで縄を回す時の力を抜いた感覚と似ているそう


あるいは、家の前などにある段差を利用して、段差を前後にピョンピョンと跳ぶのでも、自分の体をバネのようにはずませて走る感覚を理解しやすい、とのことです。


2.いい姿勢を意識できる練習をする
かけっこは「焼き鳥」と「モグラ」が制する!? 運動会目前、走りのプロが教える足が速くなるコツ

跳んでいる子どもの方を軽く押さえてあげる


子どもが跳ぶ時に肩を押さえてあげると、体がぶれにくく姿勢を崩さずに跳ぶ感覚が身につきやすくなります。

このほかにも、正しい姿勢を意識しながら、おへそのちょっと下あたりまでひざを上げる、もも上げの運動も効果的です。
かけっこは「焼き鳥」と「モグラ」が制する!? 運動会目前、走りのプロが教える足が速くなるコツ

ももあげのトレーニングは、スプリント教室でもひんぱんに行われていた


■もう間に合わない! 運動会直前の一夜づけにはスタートの姿勢を変える

1~2週間前から地道に先ほどあげたようなトレーニングをしたいところですが、「本当に一夜づけだったらどうしたらいいですか? 」と図々しい質問もしてみました。

「うーん、そうですねえ…」とちょっと困りながらも船場コーチが教えてくれたのは、「一番即効性があるのは、スタートの姿勢を変えること」だそう。スタートの姿勢はあまりきちんと教えられていないことが多く、同じ側の手足を前に出していたり、足の幅を大きく開きすぎて構えていたりするそうです。

おすすめのスタートの姿勢は、

1.「気をつけ」の姿勢からしゃがみこみ、前に置く足の土踏まずの横に後ろ足の膝を置く。

かけっこは「焼き鳥」と「モグラ」が制する!? 運動会目前、走りのプロが教える足が速くなるコツ
2.そのまま体を串のようにピンとした姿勢を意識しながら立ちあがる。スタート姿勢を作る際には前の足のひざはつま先の上にくるくらいまで曲げてしっかり前の足に体重をかける。
かけっこは「焼き鳥」と「モグラ」が制する!? 運動会目前、走りのプロが教える足が速くなるコツ
3.スタートの合図がなったら真っすぐの姿勢のまま前の足をけって飛び出す。

かけっこは「焼き鳥」と「モグラ」が制する!? 運動会目前、走りのプロが教える足が速くなるコツ
このかっこいい、いかにも速そうなスタート姿勢をマスターできたら、子どものモチベーションもあがりそうですね!

取材協力:
0.01
速く走るためのスプリント指導をするプロフェッショナル集団。様々なプロスポーツの選手から小学生まで幅広く指導。
http://001sprint.com/

取材・文/まちとこ出版社

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