2018年3月9日 19:00|ウーマンエキサイト

なんでもありでOK! 良原リエさんに聞いた、子どもと一緒に「手づくり」を楽しむ方法【手づくり子そだて vol.2】

目次

・興味を持ったら“子どものペース”に合わせる
・年齢ごとに“何ができるか”を見極める
・子どもに“お母さん、助かるよ”を伝える
・お母さんの「心の栄養」になることを
なんでもありでOK! 良原リエさんに聞いた、子どもと一緒に「手づくり」を楽しむ方法【手づくり子そだて vol.2】

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「たのしい手づくり子そだて」の著書である良原リエさんは、忙しい毎日でも無理のない「手づくり」をお子さんと楽しんでいます。前編では子育て中でもできるリメイク・アイディアを伺いました。


なんでもありでOK! 良原リエさんに聞いた、子どもと一緒に「手づくり」を楽しむ方法【手づくり子そだて vol.2】
後編では、手づくりを通した子どもとの遊び方コミュニケーションのとり方について聞いてみます。

■興味を持ったら“子どものペース”に合わせる

「子どもと一緒に何かをりたい」と思うけど、現実は子どもが思い通りにやってくれなくて、だんだんイライラ…。良原さんは、どんなふうに楽しんでいるのでしょうか?

「子どもが思い通りにやってくれないことはしょっちゅうです。でも、私がやりたいことがあるように、子どもも他にやりたいことがあるかもしれないし、違うやり方がいいのかも。

だから、一緒に何かを作るときは、無理強いはしません。やりたくなさそうなら、まずやらせないのも、大切かもしれません」(良原さん)
なんでもありでOK! 良原リエさんに聞いた、子どもと一緒に「手づくり」を楽しむ方法【手づくり子そだて vol.2】

「電車好きが高じて、駅などで持ち帰った鉄道会社や旅行会社のパンフレットがたまってきた頃に思いついたアイデア。電車部分だけを切り抜いて貼りつけているうちに、世界でひとつだけのオリジナルスクラップブックが完成しました」(良原さん)/『たのしい手づくり子そだて』良原リエ (アノニマ・スタジオ) より 


「たとえばこのスクラップブック作り。私がひとりでもくもくと真剣に取り組んでいると、気づけば電車で遊んでいたはずの息子が近くにやってきて眺めるようになり、そのうち一緒に参加し始めました。


一緒にやり出したら、息子のペースに合わせます。せっかく興味を持ってくれたのだから、面白い、と思えるように同じペースで、同じ目線で、やるようにしています。
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そして、『こうしたほうが素敵だと思うな』などとアドバイスはしますが、こちらの思惑と違うことをやっても、いいね! と褒めて、受け入れるようにしています。なにかを作るってアートですから、そもそも正しい答えや完成形ってないものですよね。だから、なんでもありだと思うんです」(良原さん)

興味を持ってほしいと思うことがあるならば、まずはお母さんやお父さん自身が、うんと楽しんでいる様子を子どもに見てもらう。それが近道のようです。

■年齢ごとに“何ができるか”を見極める

3歳の誕生日には、数字の「3」に親しんでもらおうと、いろいろなアイディアを考えたそうです。数字の型抜きクッキーに、事務用スタンプの「3」を押したラッピングペーパー、段ボールで切り抜いた「3」に折り紙をぺたぺた貼ったディスプレイなど。

なんでもありでOK! 良原リエさんに聞いた、子どもと一緒に「手づくり」を楽しむ方法【手づくり子そだて vol.2】

『たのしい手づくり子そだて』良原リエ (アノニマ・スタジオ) より 


「子どもとのクッキー作り、粉は飛び散るし、あたりは汚れるし…大変ですよね(笑)。子どもと何かを作るときは、その子が今、何ができるかを考えて下準備をするとストレスなくできると思います。

たとえば、2~3歳でクッキーをつくるなら、生地が仕上がったところで声をかけて、そこから一緒にやります。

4歳頃からは、計量するところから一緒に。数字を覚え始めているからです。

なんでもありでOK! 良原リエさんに聞いた、子どもと一緒に「手づくり」を楽しむ方法【手づくり子そだて vol.2】

instagram @ rieaccordion より


5歳の今は力もついたので、食材を出したり選ぶところから。つまり最初から最後まで一緒にできるようになりました」(良原さん)

■子どもに“お母さん、助かるよ”を伝える

「それでも粉がいろんなところに飛び散ったり、すべてが思うようにはいきません。でも手伝ってくれたことをちゃんと褒めます。

そして粉は飛び散らないほうが助かることも伝えて、お掃除もなるべく一緒にやります。5歳には、全部まとめてクッキー作りだよ、と伝えます。(もちろん2歳だったら言いませんが)
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『こうしてくれると助かる』という言葉は息子によく響くようです。お母さんの役に立ちたい、とう気持ちは、少なからず子どもはみんな持っているのかもしれません。

『助かるよ』『助かった』『ありがとう』

この言葉で、やってほしいことへ導けることは、多くある気がします」
(良原さん)


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