コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい
夫婦生活って、必要…!? 「必要派」と「不要派」に分かれた夫婦の戦いの末路【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.38】
プライベートなお話ではありますが…。
皆さん、“夫婦生活”って必要だと思いますか?
うちの夫にとって“夫婦生活”は大切なコミュニケーション。
死ぬまで大切にしたいものだそうです。
しかし…。
私にとってはもう、なくてもいいものでした。
今回はそんな夫婦の心が、再びかみ合うまでのお話です。
■夫婦生活は…妊娠のためのもの!
私は長年の引きこもり生活・コミュ障生活から恋愛経験もなく、デビュー戦も夫と出会ってから。
二十代半ばのことでした。
そんな私なので、ドラマのようなロマンチックな雰囲気からのベッドイン…。
なんてものは経験がなく、子どもを作るぞー! 出陣じゃーー!! という勢いのものでした。
幸いにも私たちのもとには、それで娘がやってきてくれました。
私にとって夫婦生活は妊娠のためのもの。
その後、二人目を無事に授かり、私の目的は果たされ、それから夫婦生活は私にとって、なくてもいいものになってしまいました。
しかし…。
夫にとっては、そうではなかったのです。
■夫婦生活は…コミュニケーション!
一方で夫は、華やかな青春を味わってきた男。
たくさん恋愛し、いろいろな人とデートをし、ロマンチックなメイクラブも経験してきたのでしょう。
そんな夫ですから、私との生活はまさに生殺しの生き地獄。
子どもが生まれすっかり母になってしまった私の前には、夫のムードたっぷりの演出も無意味でした。
元の欲求の差だけでなく、体力の違いも明確でした。
家事と仕事にてんやわんやの毎日で、夜泣き対応による寝不足、いつケガや病気をしてしまうか分からない子どもに対しての神経のすり減り…。
育児に追われる中で私にはそんな体力、残っていませんでした。
「……今日、どう?」
「はぁ!?」
時に、そんなことを考える夫に苛立ちを隠せないこともありました。
こっちは育児でいっぱいいっぱいなのに、なんでそんなことを考えられるんだろう…。
夫は子どもよりも、自分の欲求の方が大切なんじゃないか。
そんな怒りが湧き上がるばかりでした。