コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい
夫婦生活って、必要…!? 「必要派」と「不要派」に分かれた夫婦の戦いの末路【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.38】
■夫の努力と次なる問題
ですが、夫も夫なりに努力はしていました。
私が疲れて断っていることを感じ取り、いそいそと家事や育児を手伝う夫。
自ら食器を洗い出す日は、だいたい夫の「YES」サインでした。
それはとってもありがたく、私も応じたい気持ちはあったのですが、次なる問題がありました。
「……今日、どう?」
「子どもが起きたらどうするんじゃ!!」
……そう。
私にはどうしても、子どもが起きてそれを目撃されてしまったら…という恐怖があったのです。
そんなこんなで、私は徐々に夫と距離を保つようになり、夜はびっちり娘と息子に挟まれ眠り、夫に入る隙を与えませんでした。
子どもたちがすくすく成長し、少しずつ手を離れつつあっても、それは変わりませんでした。
そんな最中、事件が起こります。
私が高血圧による眼底出血で、視野を半分を失ったのです。
■妻の高血圧に夫は…
高血圧と来たら、夫婦生活なんてもってのほかでした。
さすがに夫もこれには手も足も出ず、さらには日常生活でも、無理が利かなくなってしまった妻のサポートを必死にしてくれました。
安静が苦手でガサガサしている私は、治療により血圧が安定してきたあとに、なぜか再出血を起こしてしまうというハプニングを起こしたりもしましたが、その間も夫はサポートに徹し、我慢してくれていました。
ですが、そんな夫にも我慢の限界が来ます。
「そろそろ…いたしたいです…」