コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい
なんでお年玉を親に奪われるの? 息子の疑問に葛藤した母の決断【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.39】
■なんでお年玉、親に預けるの?
確かに、祖父母がそう多くないわが家のお年玉はそれほど多くなく、リッチなご家庭の毎月のお小遣いの方が多いくらいかもしれません。
ですが、息子はまだ小1。
私は、まだこの金額を使わせるには早いんじゃないか…と思ってしまうのです。
なんで? と言われてしまうと返答に困るのですが、大きなお金をその時の気持ちで一気に使って、後悔してほしくない…。
いやしかし、息子は結構ちゃんと考えてお金を使うタイプだし…でも…。
考えれば考えるほど、なぜ預けなければいけないのか、息子を納得させられるような返答は思い浮かびませんでした。
これからあなたたちが生きていくには、大切なお金がたくさん必要だから…と言っても、そんなの私が頑張って働いて、黙ってためておけばいいわけです。
なぜ「あなたに」と渡されたお年玉が、親に奪われるのか…。
同じくいつの間にかお年玉が消えていた夫はその悔しさがよくわかるらしく「だよなぁー!」と息子の肩を持ちます。

お金のはかなさは、使ってみなければわかりません。
その時の気持ちで大きな買い物をしてあとで後悔することになっても、それも良い勉強になるのかもしれません。
私はなんで息子にすべてを渡せないんだろう…。
幼い頃、お年玉を使えなかった私は息子に嫉妬しているのか…!?