子育て情報『「”家族のために働かない”選択肢に気づいた」慶應医学部中退・元エリート女子が“経済的弱者”を選ぶ先に見えたものとは?』

2024年5月15日 11:30

「”家族のために働かない”選択肢に気づいた」慶應医学部中退・元エリート女子が“経済的弱者”を選ぶ先に見えたものとは?

現在23歳のくるみさん。今年1月にお子さんを出産し、現在は千葉県・勝浦市に育休移住をしている

現在23歳のくるみさん。今年1月にお子さんを出産し、現在は千葉県・勝浦市に育休移住をしている


名門私立中高から慶應大学医学部入学、その後モルガン・スタンレー勤務と華々しい学歴と経歴を歩んできたくるみさん(@puhsa1)。20歳の時に家を買い、23歳で大家デビュー。今年1月に出産し、現在はサイドFIREを目指しながら、千葉県勝浦市に夫婦共に育休移住しています。誰もが羨むような社会のレールから外れ、たどり着いた「選択的住民税非課税世帯作戦」とは?その先に見えてきた“本当の幸せ”を聞きました。

■両親の離婚、コロナ禍での大学中退「そこから、本当の意味で主体的な人生が始まった」

――名門桜蔭中・高から慶應義塾大学医学部入学というエリート街道を歩まれてきましたが、どんな学生時代を送ってきたのでしょうか?

【くるみさん】両親の別居・離婚があって、中高時代は住民税非課税世帯でした。そんな経験からぼんやりと「お金には困らない幸せな人生を送りたい」と考えていました。
中高時代は医学部進学が当たり前の環境だったのと、高3の時に病気で慶應病院に入院・手術を受けたのがきっかけで憧れた慶應医学部に入学しました。

真面目な性格で、勉強は得意だったので、自然と“いい学校→いい大学→いい仕事→高収入→幸せ”という一般的な価値観のもと、エリート街道を突き進むことになりました。

――慶應医学部生時代は学費を稼ぐためバイトに励みながら学生生活を送っていたものの、やがて中退を余儀なくされます。

【くるみさん】順調に進んでいた人生の中、コロナ禍の折に中退という大きな壁にぶち当たりました。ひとたび社会のレールから外れると、自発的に道なき道を進むしかないので、19歳だった当時は先が見えず日々不安でした。

ですが中退後、自分の人生を見つめ直す中で、「幸せな人生を送るためには、必ずしもエリート街道を行く必要はない」と気付いたので、再受験はせず、今までとは違う世界で生きていくことを決めました。

今振り返ると、そこから人生の選択肢・可能性がどんどん広がっていき、本当の意味で主体的な人生が始まったと思います。

――その後も不動産会社やモルガンスタンレーに転職と異色の転職を経験されています。
サラリーマンとしての経験はご自身の中でどのようなものでしたか。

【くるみさん】再受験をしないと決めたものの、この時はまだ「経済的な幸せ=人生の幸せ」

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