2016年9月9日 14:00
子どもが「例外」を認めないとき、大人はどう対応する?
最初に覚えたときの「覚え方」から離れられない?
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幼稚園の朝の会でのお話です。
よく天気のイラストで使われる、くもりの絵は白いくもりが多いですよね。長男の幼稚園の絵カードも、白いくもりでした。
しかし、アニメで白い雲は晴れの雲と学習した長男は、くもりの雲の色が白いことに、納得ができませんでした。納得のいかない気持ちのままなので、朝の会でも曇りの日はグズグズ…。
主治医の先生からは「できるだけ、この子に合わせてあげると良いでしょう」と言われていましたが、幼稚園の絵カードに黒いくもはありません、この中から選ぶしかないのです。
この時の私は、長男に合わせるということに、あまり納得できていませんでした。
クズって周囲が思い通りにしてしまえば、甘やかしているようにも見えますし、1度覚えた事を応用することや、変化が苦手だった長男に、黒い雲を出してしまったら、ずっと黒い雲を用意しなければいけないのではないか、そう思えたのです。
たぶんこの先も、このようなことはたくさんあるだろうけど、思い通りにならないことの方が多いはずです。なのに今、本当に合わせていいのか、どこまで本人に合わせるべきなのか、私にはわかりませんでした。
成長のきっかけ、「黒いくものカード」
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そんな時、担任の先生は長男の為に、黒いくもを作ってくれました。
長男はそれを見て納得し、朝の会でグズグズすることが、減りました。
何もかも周囲に合わなくてもいい。大人の柔軟な対応で、長男にも変化が
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それからしばらくして、長男は自然と黒い曇りも、白いくもりも、「くもりのマーク」として認識し、日記の天気などでも、白い雲のくもりのシールを貼るようになりました。
先生が合わせてくれたことで、落ち着いて周りを見ることができ、そして「白いくもりのマークも、くもりでいい」ということを認められたような気がしました。今でも、本人に合わせることの加減がわからないのですが、合わせることで、理解が進むこともあるのだな、とわかりました。
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