2016年12月22日 12:00
「障害者雇用で働く」決意。自分を知ることに終わりはないと気づいて
発達障害を自覚していなかった私が、障害者雇用で働くことを決意する
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私は幼少期に学習障害の診断を受けていましたが、その事実を自分が知ることはありませんでした。
大人になって就職すると、作業の指示をうまく理解できない、上司の指示を誤解してしまうなどさまざまな壁にぶつかり、自分に発達障害があることがわかりました。
しかし当時の私は医師の診断を受け入れず、「健常者」として生きることを選びました。
その後、仕事はうまくいかず、私は解雇されてしまいます。私は旅を通して自分自身を見つめなおし、ようやく「障害者」として生きる決意を固めたのです。
今回は、障害者雇用で働き始めた私が、過去を振り返りながら今思うことをお話したいと思います。
自分自身が障害を受け入れた決意を話すと、両親の反応は…
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私が両親に「障害者として生きる」という決意を伝えたとき、両親はやんわりと反対しました。
無理もない話だとは思います。解雇されたとはいえ、今まで健常者だと思っていた自分の子どもが障害者になるのです。
あまり表面に出していませんでしたが、混乱や嫌だと思う気持ちは少なからずあったようです。
もちろん、障害特性を理解し、健常者枠で就職するという選択肢もありました。
しかし私の場合は「4年近く健常者として働いたが、どう頑張っても成果を出せなかった」という紛れもない事実がありました。この事実の前に、議論の余地はありませんでした。
また、発達障害についても改めて調べ直したところ、「単純作業が苦にならない」という、働く上で強みになる特性が私にもあることを知りました。
そこで「発達障害を個性として受け入れ、その個性を最大限活かして働く」という方針を決めました。
前職の仕事では作業中に細かな仕様変更が度々発生し混乱していたため、作業内容の変更が頻繁に起きないであろう事務職の仕事を希望する事にしました。
障害者雇用での再出発、しかし現実は厳しく…
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発達障害を受け入れて生きることを決めてからは、通院を再開し、ウイングル(2016年8月1日に「LITALICOワークス」