2016年11月21日 11:00
学習障害の息子の読み書きを成長させたあるトレーニング、先生が語る読み書き支援のヒケツとは?
1度、視覚認知の検査をしてもらってはどうでしょうか。」
え!?視覚に問題があるの?先生の指摘を受けた私はドキッとしました。
実は長男は上下斜視で、就学前に2回外科手術をしているのです。そういった経緯で半年に1度は眼科で検診を受けているのですが、「視力は順調に育ってます」と言われ、何の心配もしてこなかったので、まさか…という気持ちでした。
先生からのこうした指摘には、正直半信半疑ではありました。でも、長男を少しでも楽にしてあげたい一心だった私は、病院を調べ受診することを決めたのです。
長男を助けたい一心で、視覚発達支援センターを受診
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10186003467
ネットの口コミや、かかりつけの療育病院の先生の情報をもとに受診したのが、千葉県浦安にある「かわばた眼科」の「視覚発達支援センター」でした。
そこで詳細な検査をしていただいた結果、次のようなことがわかりました。
・ひとつのものを両眼でとらえることが難しく、立体視(ものの浮き上がりや奥行きを感じる機能)ができていない
・動いているものを目で追ったり(追従性眼球運動)、一点から一点に視線をジャンプさせて交互に見たり(衝動性眼球運動)などの、基本的な眼球運動に迷いが多く正確さに欠ける
・手と眼の協応(眼からの情報と連動して手を動かす能力)や空間認知(空間におけるものの位置や方向を認知する能力)に苦手がある
特に学習に関して、眼球運動に迷いが見られることは「読む際の文字の重ね読み、行の飛ばし」につながり、眼と手の協応の苦手は「枠内にバランスのよい文字を書く」「手先をコントロールして工作などの課題を行う」ことの困難につながるのだそうです。
また、空間認知の苦手さは「漢字の偏とつくりの位置を覚える」「算数の筆算で数字の桁を間違えずに計算する」などの困難につながります。その他にも、読み書きに必要な視機能や視覚認知機能の多くに落ち込みが見られ、「読む」「書く」ことの苦手につながっているとのことでした。
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10367004168
正直、これらの診断結果には思いもつかなかったことばかりで驚きました。