Twitterから人気沸騰!史群アル仙の大人の発達障害マンガが書籍化
Twitterから火がついたADHDのマンガ家
レトロな画風で、ちょっぴり泣ける1ページマンガをTwitterで発表していくうちに人気に火がついたマンガ家、史群アル仙(しむれ・あるせん)さん。
彼女は、その作風や自画像からは意外な印象も受ける20代の女性作家で、ADHDと不安障害の症状も抱えているとのことです。
そんな彼女の自身の不安障害と、統合失調症との"誤診"による体調悪化、入院、そしてADHDの診断に至るまでといった紆余曲折の苦悩の日々を綴ったマンガ、『史群アル仙のメンタルチップス~不安障害とADHDの歩き方~』が、秋田書店より発売となりました。
『史群アル仙のメンタルチップス』中身を一部ご紹介!
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学校を卒業後に引きこもり状態となった作者。その状態を抜け出して一人暮らしをはじめ、アルバイトも順調だったものの突然調子を崩し、初めて精神科にかかることとなりました。この後も幾度となく、調子のアップダウンを繰り返してしまいます。
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誤診と処方薬の乱用であいまいになる作者。作者は自ら「ゴミクズ時代」と表現しています。
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底つきを迎え精神病院に入院することになった作者を支えたのは、後書きにも登場するイラスト教室の恩師でした。
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イラスト教室での挙動不審な様子に対し、恩師からの一言。この一言が作者の運命を変えるきっかけとなります。
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作者につきまとっていた生きづらさの正体が姿を現わした瞬間です。
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ADHDという診断を受けた作者のこれから
本のタイトルには「tips(チップス)」「歩き方」とありますが、この本では大人になってからの診断に至るまでの、学生時代のいじめ、引きこもり、誤診、二次障害、自殺未遂、入院…といった波乱万丈な日々を中心に綴られており、作者がようやく未来に向かって歩きだしたばかりのところでお話は終わります。
診断を受けた作者は、「診断を受けても何か変わるワケではない」「診断は免罪符にはならない」とは綴っています。
しかし診断を受けたことは作者にとって自分を知っていくきっかけとなり、以前より前向きに行動を起こすようになったようです。