2017年5月31日 19:10
場面緘黙(かんもく)の原因とは?声が出ない要因、子どもの緘黙はなぜ起こる?大人の場合は?について解説
場面緘黙って?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10623000087
緘黙(かんもく)とは、発声器官には問題がなく、言語能力があると認められているにもかかわらず、特定の場面などでしゃべることができなくなってしまうことをいいます。2014年に出版されたアメリカ精神医学会の『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計のマニュアル』第5版) において、場面緘黙症は不安障害の一種とされています。
場面緘黙は、本人が自分の意思で話す場所を選んでいるのではありません。一定の状況におかれると、どうしても話すことができないのです。(同義で「選択性緘黙」という呼称もありますが、この記事では場面緘黙と表記します。
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『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計のマニュアル』第5版)
場面緘黙の特徴とよくある誤解
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場面緘黙は、子どもが、学校や公共の場所などの特定の場面で話せなくなることです。家庭では問題なく流暢にことばを話せている子どもについて学校の先生から「お子さんは学校で話しません」と聞かされ、その症状をはじめて認識し、びっくりする保護者も多くいます。
場面緘黙がある子どもはわざと「話さない」わけではありません。周りにはそのように誤解されやすいのですが、緘黙児は不安や緊張があるため「話せない」のです。これは症状を理解するために、とても重要なポイントになります。
また「時間が経過すれば自然と治る」と思われがちですが大人になっても緘黙が続いたり、また大人になってから発症することもあります。「大人の場面緘黙」に関しては、社会的な認知度は子どもの場面緘黙よりさらに低く、あまり知られていません。大人が発症する場合、既往歴をみると子ども時代にまで遡れる場合がほとんどですが、子どもの頃の緘黙に関して、はっきりとした自覚症状がない大人の当事者もいます。
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参考:かんもくネット
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参考:かんもくネット (著)