2017年7月5日 09:00
もう一度、走りたい―世界初となる競技用義足の図書館、クラウドファンディングで出資者募集中!
世界初となる義足の図書館をつくりたい!義足ランナーとエンジニアがプロジェクトを立ち上げ
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自分の足で、歩く、走る。行きたいところがあれば移動する、疲れたら座って休憩する…
両足を自由に使える人ならば無意識に行なっている日常の行為も、義足を使っている人にとっては「当たり前」ではありません。
日常生活で義足を使っている人を目にしたことがある人は多いかもしれません。
だけど、そうした日常用の義足では、その人は「走る」ことができないのです。
「歩く」「走る」それぞれの用途により、義足の種類や性能は異なり、走るためには競技用の義足という、通常より高価な義足が必要になるからです。
そうした状況に対して、「走ることが出来る競技用の義足を体験出来る場をつくりたい」と活動している義足のランナーと義足エンジニアの方々がいます。
現在、オンライン上で個人が寄付をすることができる「クラウドファンディング」のプラットフォーム「Readyfor」で、総額1500万円の立ち上げ資金支援を集めるプロジェクトを展開。7月10日の午後11時まで募集をしています。
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https://readyfor.jp/projects/12669
足を失った人々が「走る」ことへ一歩を踏み出せる場を創りたい!
プロジェクトメンバーの一人には、発達ナビ「100人のストーリー」インタビュー記事にご登場いただいた、義足開発研究者の遠藤謙さんも。
この記事ではプロジェクトの目標や、義足を取り巻く背景や課題、プロジェクトメンバーの方々の思いをご紹介します。
世界初となる義足の図書館をつくりたい
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健常者にとって当たり前の「走る」という行為は、義足歩行者にとってはとてもハードルが高いものだそうです。
その理由として第1に、私たちがよく目にする義足はそもそも走るように作られていないということ。
走るためには歩行用の義足ではなく競技用の義足が必要となってきます。そして第2に、この競技用の義足というものはとても高価だということ。
1本あたりの値段は約20万~60万円と高価にも関わらず、試し履きができる場所はほぼなく、使ったことがない方がほとんどだそうです。
またお金の問題が解決出来たとしても、第3の課題として環境の問題があります。