子育て情報『ヒントは連想ゲーム!息子の「こだわり」を燃料に変えた、世界を広げる秘策』

2017年9月28日 12:00

ヒントは連想ゲーム!息子の「こだわり」を燃料に変えた、世界を広げる秘策


「好き」が、強い「こだわり」になってしまった息子。

発達障害のある子どもは、よく興味の対象が「狭くて深い」と言われます。自閉症スペクトラム障害、ADHDと診断されている息子の場合も例に漏れず、発語があった1歳前半から幼稚園の年中あたりまで、興味の対象は「車」のみでした。

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Upload By 林真紀

「トミカ」は恐らく100個ぐらいは集めたと思います。何かのご褒美として買うのはもちろん、フリーマーケットやバザーなどで大量買いすることもありました。

息子はトミカを何個も並べ続けて、それを寝っ転がって眺めては幸せそうにしています。最初は、そんなトミカ遊びを続ける息子に、私はほのぼのとしていたものです。

しかし、息子の「興味」はやがて「こだわり」に変わります。
やがて、誰かからトミカ以外のプレゼントをもらうと癇癪(かんしゃく)を起こすほどになりました。

プレイルームなどに行って、車のおもちゃがないとパニック。新しい環境で不安になると、「トミカ~、トミカどこ~」とべそをかきながらグルグル回り始めます。私たち家族は、息子の「トミカ大好き」に振り回され始めるのでした。

「何かをうんと好きになって極めて欲しい」。そんな親の願いはある意味叶っていたにも関わらず、そのあまりのこだわりの強さに親の側が疲弊してしまう結果に。そしてまた、トミカ以外の物にはほとんど興味を示さない息子にも、不安を感じ始めました。

興味の対象が狭いので、人形劇や紙芝居などは全く聞いていられません。
幼少期の息子はどこに連れていっても、トミカを並べて遊ぶ以外のことが出来なかったのです。


なんとか興味を広げていきたいという親の願い

息子の興味の狭さとこだわりに疲れを感じつつも、私はトミカから息子を遠ざける気にはなりませんでした。息子にとっては、精神的に不安定になったときに、唯一自分を癒してくれる世界がトミカだったのです。

そう考えた私は、思う存分息子にトミカで遊ぶ時間を与えることにしたのです。1歳のときから、およそ3年間。息子は寝ても起きてもトミカ一色でした。

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そんなある日私は、息子の様子がいつもと違うことに気づきます。

トミカに埋もれる息子の様子はこれまでよりも覇気がなく、どうやら「遊び尽くした感」を感じているような気がしたのです。


新しいものは怖いからトミカで遊ぶ、でも正直飽きた、でも新しいものは怖い…。

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