子育て情報『スクールカウンセラーとは? 具体的な仕事内容から相談できること、相談する時のコツをご紹介!』

2017年11月1日 16:00

スクールカウンセラーとは? 具体的な仕事内容から相談できること、相談する時のコツをご紹介!

例えば、次のようなことについて相談することができます。

・不登校・いじめ問題
・家庭環境
・教職員との関係
・暴力行為・非行・不良行為
・心身の健康・保健
・児童虐待
・学業・進路
・友人関係
・発達障害
・貧困対策
・小中連携
・校内研修・教育プログラムなど

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/__icsFiles/afieldfile/2016/11/08/1379093_1.pdf
平成27年度スクールカウンセラー等活用事業実践活動事例集

このような問題に対して、スクールカウンセラーはどのように関わり、解決を目指しているのでしょうか。具体的な事例を元にご紹介します。

小学校2年生のA君は、落ち着いて集団の活動に取り組むことができません。担任のB先生は、授業中すぐに席を離れてしまうA君をつい叱ってしまい、自分の指導に行き詰まりを感じていました。

母親との相談の中で、自分の正直な気持ちを伝えたB先生は、スクールカウンセラーとの相談を勧めました。

最初は懐疑的だった母親も、継続したカウンセリングの結果、自分の子どものありのままを受け入れられるようになりました。

さらに、アトピー性皮膚炎の受診と合わせて訪ねた専門医から、LDとの診断を受け、以前は自分の子を好きになれず、手もつなげなかった母親が「この子のためなら何でもしてやりたい」と強く感じるようになり、対応も穏やかになって行きました。
B先生も、カウンセラーのコンサルテーションを受け「ほめるときはうんとほめ、叱るときははっきり分かるように短く叱る」という対応を続けた結果、クラスの友達も担任のまねをして、A君をほめることが多くなりました。帰りの会などでも「叩いたけど謝ってくれた」「ちゃんとイスに座っていた」など良いことを取り上げて発言し、それにつれて、A君の行動は次第に落ち着いてきました。

http://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/kokoro/shido/shiryo/77_sc.html
この事例では、スクールカウンセラーが、「落ち着いて集団の活動に取り組むことができない」児童・「自分の子どもを受け入れることができない」保護者・「児童へどう指導してよいかわからず、つい叱ってしまう」教員それぞれに介入しています。

学校生活での問題は、児童・生徒、保護者、教員の誰か1人の問題ではなく、さまざまな問題や背景が絡み合って発生します。

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