子育て情報『気分変調症/気分変調性障害とは?症状、診断基準、治療から併存しやすい病気、病気と性格との関係まで』

2017年11月25日 11:00

気分変調症/気分変調性障害とは?症状、診断基準、治療から併存しやすい病気、病気と性格との関係まで

気分変調症の治療では、一般的には抗うつ薬などの薬物療法と並行して、カウンセリングなどの精神療法が行われれるようです。

http://kongoshuppan.co.jp/dm/5154.html
参考文献:黒木俊秀(2006)/著「気分変調症―精神療法が無効な慢性“軽症”うつ病?―」『精神療法』第32巻第3号金剛出版/刊

http://arcmedium.co.jp/publication01.php?a=200613_1
参考文献:阿部隆明(2006)/著「気分変調症」『臨床精神医学』第35巻増刊号アークメディア/刊

気分変調症を含め、精神疾患はかなり再発しやすい傾向にあります。

そのため、基本的には完全に病気が治ったという意味の完治という言葉を使いません。代わりに、症状が一時的に良くなったり、消えたりした状態を「寛解」と表現し、これを治療の目標とします。

わざわざ「寛解」という言葉を使うのは、たとえ服薬などにより調子がよくなったとしても、無理をしすぎず、焦らず今の状態を維持するために気遣う必要があるためなのです。

とくに、慢性的な経過をたどりやすい気分変調症は、長い目で経過を見守るという心持ちでいることが大切です。


気分変調症/気分変調性障害のある人の生活や仕事をサポートしてくれる制度

気分変調症/気分変調性障害とは?症状、診断基準、治療から併存しやすい病気、病気と性格との関係までの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10736003197

気分変調症は慢性的な疾患で、日常生活や働くうえでも影響が出てくる場合があります。

就労で困ったときに使えるサービスとしては、公共職業安定所(ハローワーク)や就労移行支援、就労継続支援などがあります。


これらの就労支援サービスについては以下の記事をご覧ください。

自立支援医療(精神通院医療)とは精神疾患がある方で、かつ、通院による継続的な治療が必要な場合、その通院医療にかかわる医療費負担が原則1割になる制度です。

詳しくは、以下のリンクをご参照ください。

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000146932.pdf
自立支援医療(精神通院医療)について|厚生労働省HP

気分変調症の方が受けられる自立支援医療以外の経済的な支援などについては以下の記事をご参照ください。

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