子育て情報『【指定難病】ベーチェット病とはどんな病気?症状、原因、治療方法などを分かりやすく説明します!』

2018年9月30日 07:00

【指定難病】ベーチェット病とはどんな病気?症状、原因、治療方法などを分かりやすく説明します!


ベーチェット病とは

ベーチェット病は、口の中や皮膚、眼など、さまざまな部位に炎症症状があらわれる病気で、発症の原因がはっきりと分かっておらず国の指定難病になっています。

1937年にこの病を初めて報告したトルコの医師「フルス・ベーチェット」の名をとって、病名がつけられました。

地域ごとでは、日本では北海道や東北に多く、世界的に見ると、日本、韓国、中国、中近東、地中海沿岸諸国に多く見られます。そのため、シルクロード病とも呼ばれています。

平成26年時点で約2万人の患者がおり、その男女比はほぼ同等ですが、男性の方が重症化しやすい傾向があります。また、発病年齢は男女とも20~40歳に多く、ピークは30代前半です。

http://www.nanbyou.or.jp/entry/187
出典:難病情報センター「病気の解説(一般利用者向け)ベーチェット病(指定難病56)」


ベーチェット病の4つの主症状

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28144085917

ベーチェット病には、口内、陰部、皮膚、眼にあらわれる4つの主症状があります。

さらに5つの副症状もあります。
それらの症状が複合的かつ慢性的に発症し、その症状の組み合わせによって病型が分類されます。この章では、まず4つの主症状について見ていきましょう。

再発性アフタ性潰瘍は、口唇、頬粘膜、舌、歯肉、口蓋粘膜にでき、円形で痛みを伴います。いわゆる口内炎の症状で、ベーチェット病の場合は繰り返し発症するのが特徴です。

初発症状としてもっとも頻度が高く、98%のベーチェット病患者で確認されている代表的な症状です。

http://www.nanbyou.or.jp/entry/187
出典:難病情報センター「病気の解説(一般利用者向け)ベーチェット病(指定難病56)」

皮膚症状でよくみられるのは以下の3種です。

・結節性紅斑…皮膚に円形の赤みが出て硬くなり、痛みを伴います。ひざ下・ひじ下によくあらわれる症状です。


・血栓性静脈炎…皮膚表面に近い静脈に沿って痛みが出て、皮膚が赤くなります。ひざ下によくみられます。

・毛嚢炎(もうのうえん)様皮疹または痤瘡(ざそう)様皮疹…「にきび」に似た大きめの皮疹が顔、頸、胸部、背部などにできます(思春期、副腎皮質ステロイド薬を服用している場合は、その影響も考慮する必要があります)。

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