子育て情報『「またなるかも…」不安に敏感な息子の腹痛、本当に必要だった対処法』

2018年12月25日 07:00

「またなるかも…」不安に敏感な息子の腹痛、本当に必要だった対処法


不安がもとで登校前に腹痛が始まる

「またなるかも…」不安に敏感な息子の腹痛、本当に必要だった対処法の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28144039703

息子が登校前に腹痛を訴えるようになったのは2ケ月ぐらい前から。その以前にも、登校中にお腹が痛くなってトイレに行きたくなることがあり、登校班を抜けて学校まで一人で走って行ってしまうこともありました。

登校班は歩幅の狭い低学年の子も多く、途中でほかの子どもと合流するために待ち合わせもします。学校自体は自宅からすぐの場所にありますが、結構ゆっくりなペースで進むため、我慢できなかったようでした。息子はお腹が痛いという理由があったにしろ、登校班を抜けだしたことで「みんなに迷惑をかけてしまった」という気持ちに押しつぶされていたのでした。

登校中にまた一人で走っていくことになったらどうしよう――。息子は毎日のように不安を訴えるようになりました。

そのうちに、朝は登校時間ギリギリまで20分近くもトイレにこもるようになってしまったのです。
登校時間になって私が「もう大丈夫?」と声をかけると、半泣きで出てきます。「お腹が痛い」「治らない」と。最初は週に1~2回程度の訴えでしたが、次第に頻度は増していきました。そのうち毎日腹痛を訴えて、トイレにこもるようになってしまったのです。

朝の忙しいタイムスケジュール。20分トイレにこもられてしまってはたまりません。私は息子だけ30分早く起床させ、トイレにこもっても大丈夫なようにしていました。けれども、日に日に事態が深刻になっているような気がして、私は普段からお世話になっている子ども相談室の臨床心理士の先生に相談してみることにしました。



パニック障害を乗り越えた経験が息子にも生きるはず…そう思っていたけど

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以前私はパニック障害に苦しんだ時期があり、逃げ場のない場所や人がたくさんいる場所になると発作が起きてしまうことがありました。そのとき、「予期不安」といって「発作が起きたらどうしよう」という不安が必ずあり、それが発作に繋がっていくという悪循環を繰り返していました。私はこの予期不安を克服するために、少しずつ怖い状況に直面していくという「曝露療法」

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