2019年9月9日 07:00
ADHD息子を邪魔していたのは、脳内映像!?宿題も持ち物も忘れる理由は、世界の見え方にあった…!
と言っていたこともありました。また忘れたの?と思いつつも、本人の話をよく聞いてみたことで、忘れてしまう理由があったのだと分かりました。
目の前のことに集中するために、映像を断ち切る方法を実践
Upload By かなしろにゃんこ。
リアルと頭に浮かんだ映像の両方が重なって見えているから、忘れ物を気を付けようと思っていても、ふとしたことで気が逸れて結局忘れてしまうんですね。特性ですから仕方がないのですが…とはいえ、何とか回避する方法がないか調べてみました。そこで思い当たったのが、フラッシュバックの回避方法。「これと同じように、頭の中に浮かんでくる映像をなんとか消すことはできないかな?」と思い、試してみることにしました。
「自分の頭の中に浮かんだ映像が優位になってぼーっとしているな~」と思ったら、首や目を動かしてシャットアウトして映像を切るという方法です。
フラッシュバックが起こるときには、過去に体験したことを昨日のことのようにリアルに思い出すといいますが、息子も同じようで、普段頭の中に浮かんだ映像の方に注意が向いていく以外に、イヤなことを思い出した際にも、その映像に意識が集中してしまうと言います。
そのためイヤな記憶が甦ったときは体を動かして映像をシャットアウトした後に、気晴らしに楽しい動画を観てイヤなことを忘れることにしていると言います。
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特性によって困ることもあるけれど...クリエイティブな活動にはプラスに働く!
頭の中に浮かんだ映像が優位になりそうなときやイヤな思い出を思い出したとき、首や目を動かすことで、目の前のやらなきゃいけないことのほうに意識を向けられるようになってきた息子。ですがもちろん、100%うまくいくわけではありません。
それでも成長するにつれて、朝の仕度の最中や仕事中はリアルな目の前の事柄に集中!とコントロールすることができるようになってきたようです。そしてこの特性は、困ったことばかり引き起こす訳ではないようで、本人は「でも、クリエイティブな活動ではこの特性はとてもいいんだよね!」と言います。
息子は私と同じく絵やデザインを描くのが趣味で、どんな作品を描こうかな~と考えると脳の映像がいろいろ浮かんできて創作しやすいのだそう。
また車を修理することも趣味なのですが、修理する段取りも( ゚ ρ ゚ )