子育て情報『ダウン症のある子どもとの生活、「乳児期」「幼児期」「児童期以降」に分けて解説!二次障害についてもーーマンガで学ぶダウン症【医師監修】』

2022年4月17日 14:15

ダウン症のある子どもとの生活、「乳児期」「幼児期」「児童期以降」に分けて解説!二次障害についてもーーマンガで学ぶダウン症【医師監修】

IQの平均は約50であるといわれています。

https://msdmnls.co/3K3Qarf
[参考リンク] MSD マニュアル | ダウン症候群(21トリソミー)

小学校に入学すると、授業についていくことが難しいという壁にぶつかることが多いです。ダウン症のある子どもは、耳から理解することが困難なことがあるため、話を集中して聴くことが苦手な傾向があります。集団の中での一斉の指示を理解することが難しかったり、動作が緩慢なため、通常学級在籍の場合、授業についていくことが困難になることが多いでしょう。

小学校までは、障害の程度が軽度であれば通常学級でも楽しく学べるケースもあります。しかし、中学、高校と進むにつれ、特別支援学級や特別支援学校を選択するケースが多く見られるようになります。


二次障害に注意

また、どの期間においても言えることですが、成長段階で二次障害をおこす可能性があります。適切な治療やサポートを受けられない場合、思春期以降にダウン症による主症状とは異なる症状や状態を引きおこしてしまうことがあります。
このような症状や状態を、一般的には「二次障害」と言うことがあります。

注意すべき二次障害には以下のようなものがあります。
・うつ病
・不安障害
・不登校やひきこもり
・アルコールなどの依存症
など

このような症状や状態が現れた場合には医療機関をあたり、適切な処置を早急に学びましょう。普段から本人が生きづらさを感じない、適切な環境に整えることで、二次障害の可能性を大きく減らすことができます。周囲の人々は本人の気持ちを考えながら日々接することを意識づけることが大切です。

イラスト/かなしろにゃんこ。

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