2023年7月7日 06:15
ADHD息子がいじめ加害者に!?先生と保護者の言動に追い詰められたわが子は…【読者体験談】
クラスメイトとのトラブルで加害者扱い、追い詰められていった息子
わが家には男女の双子がおり、息子は9歳のときにADHDと自閉スペクトラム症のグレーゾーンと診断されました。娘は自閉スペクトラム症・ADHDともにグレーゾーンです。二人は同じクラスではなく、別のクラスです。
息子は明るい性格で、自然と周りに人が集まってくる人気者タイプですが、多動と不注意の特性が強く、言葉で説明するのが苦手なところも。そんな性格もあってか、息子があるクラスメイトをいじめていると言われたことがきっかけで、学校への行き渋りが出るようになってしまいました。
息子が小4になった1学期から、ある特定のクラスメイト・Aくんとトラブルになりました。
Aくんは、ほんの少しぶつかっただけで「痛い!骨が折れた!」と言い、それに反論すると「あー、イジメだー、強い言葉で言われたー。先生!息子くんに叩かれた!イジメられた!」と大げさに報告されてしまいます。
ほかにも息子の私物が勝手に使われてしまうこともあり、息子も困っていたようです。
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Aくんは、誰に対しても息子にしたのと同じように「イジメられた」と担任の先生にだけでなく、家庭でも話していたようです。Aくんのお母さまは「Aはいじめられている!」と学校へクレーム…。通っていた小学校では、遅刻するときは保護者が教室まで付き添わなくてはいけないというルールがありました。Aくんは遅刻しがちだったため、お母さまが教室まで付き添って一緒に登校することが多く、そうしたときにも先生へ詰め寄っていたそうです。
Aくんから「イジメた」と名指しされた子どもは、授業中先生から廊下や別室呼び出されて、説教をされるという状態がほぼ毎日続きました。いろいろなクラスメートが呼び出されていましたが、回数は息子が一番多かったと聞いています。
担任の先生は、Aくんとお母さまの言葉だけを聞いて、息子を責めました。
「Aくんが〇〇と言ってるよ。息子くん、なんでそんなこと言ったの?」
息子が言っていないことでも、息子の言い分は聞いてもらえず、叱られることが続きました。
息子は説明がうまくできず、悔しく、歯がゆい思いをしたようで、基本的には明るく振る舞っていましたが、ふとしたときに弱音をはくようになってきました。1学期の個人面談では、
「被害者がいじめられていると言えば、息子くんは加害者になるんです」