2023年7月23日 14:15
3歳児の発達チェックリスト。もしかして発達障害?と感じたら/小児科医監修
保健センターと同様に公的機関ですが、子どもの発達支援に特化した窓口となります。発達相談をしたのちに、児童発達支援センターでもっと具体的な子育てについての相談などができます。
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000791881.pdf
参考:児童発達支援センターの位置づけについて|厚生労働省
http://www.rehab.go.jp/ddis/aware/baby/check/
参考:国立障害者リハビリテーションセンター
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/boshi-hoken07/dl/h7_02b.pdf
参考:軽度発達障害児の出現頻度:8.2~9.3%5歳児健診で発見された児の半数以上は3歳児健診を通過していた|厚生労働省
家庭でできる関わり
地域の相談窓口に行くことで解決の糸口を見つけると同時に、日々の生活の中でできることもあります。
自己主張をするのは成長したからこそと分かってはいても、言うことをなかなか聞いてくれなかったり、また何度説明しても「なぜ?」「なに?」と聞かれると、大人もイライラして余裕がなくなってしまうかもしれません。つい叱りたくなるかもしれませんが、そんなときは、一時的にその場を離れる(違う部屋やトイレに行く)、深呼吸を数回する、水を飲むなどして、大人の側が気分転換を試みましょう。
子どもに声をかけるときには、自分自身の心を落ち着けるためにも、穏やかな口調で、子どもの視線の高さに合わせて、子どもの目を見て話します。静かな声で、危険なことなどやめてほしいことをしたときにはきっぱりと、褒めるときにはやさしく話します。自分の気持ちがうまく説明できない様子の子どもには、「○○したかったんだよね」「○○な気持ちだったのね」と共感しながら話します。
保護者としてこうした心がけをしたくても、あまりに動きが激しくて追いかけきれない、すぐに癇癪を起こして手がつけられなくてヘトヘトになるといった場合には、やはり小児科や地域の発達相談で相談しましょう。
まとめ
体も心もできることの機能がととのい、周りの人と自分の区別がついてコミュニケーションを楽しめるようになってくる3歳代。友だちと一緒にいることが増える時期だからこそ、少し気になることにも気づきやすい年齢です。