子育て情報『自閉症中1娘、「話す」「察する」「弟の世話」は苦手だけど「ルーティン」のこだわりを活かして家庭で母より大活躍!?』

2023年9月6日 14:15

自閉症中1娘、「話す」「察する」「弟の世話」は苦手だけど「ルーティン」のこだわりを活かして家庭で母より大活躍!?

「偉いね~」などと娘を褒められた時には、とても誇らしい気持ちになります。娘にも、度々感謝の気持ちを伝えるようにしています。

自閉症中1娘、「話す」「察する」「弟の世話」は苦手だけど「ルーティン」のこだわりを活かして家庭で母より大活躍!?の画像

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ちなみに、今回登場しなかった長男は、次男と遊ぶのが大得意。


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特に「遊んであげて」と言ったことはありませんが、いつの間にか2人で走り回っていたり、笑い転げていたりしています。察することも上手なので、次男がどうしてほしいかも、よく気がつきます。おしゃべり大好きで、自分の気持ちや、想像した相手の気持ちを教えてくれる長男とは、娘も相接しやすいようです。

お姉ちゃんだからとか、お兄ちゃんだからとか、年の差があるからとか、そういうことに縛られず、今は、それぞれの得意分野で本領を発揮してもらっています。

執筆/SAKURA

(監修:初川先生より)
娘さん(あーさん)の得意なこと、それが家事育児を日々回していく中でとても頼もしい戦力となっているというエピソードをありがとうございます。娘さんには自閉スペクトラム症があり、自分から何かを察して動く、相手の気持ちを想像するといったことは苦手とされています。実際、下の子たちのお世話を頼んだ際にそれを痛感されてきたのですよね(※前回までのコラム参照)。

ただ、逆に、決まっていること、ルーティンとなっていることであったり、作業のはじめとおわりが明確なことは、あーさんは上手にできるようですね。
SAKURAさんは家事と育児をやっていくわけですが、家事に関して、あーさんはとても助けてくれる存在なのですね。長男くん(きーさん)はあーさん、なーさん(次男くん)とのコミュニケーションのつまずきを翻訳してくれたり、なーさんに合わせて楽しく遊んでくれたり、上の子たち二人がそれぞれの持ち味を生かしつつ、日々の生活がお互いにとって心地よいものになるようにうまく助け合っていることが感じられますね。苦手なことを頑張らせるのではなく、得意なことで家族という集団生活をみんなでつくり上げている感じ、素敵だなと感じました。

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」

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