2024年1月10日 14:15
部活の先輩にタメ口!?「暗黙の了解」が苦手な自閉症娘への敬語の伝え方
自閉症娘、中学入学で部活デビュー!
広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のある娘は、中学1年生。中学生になってから、自分の意志で部活を始めました。
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いろいろと苦手が多い娘。初めは娘が入部することで、何かトラブルが起きないか、迷惑をかけるのではないか、心配していましたが、顧問の先生から話を聞いたり、娘の楽しそうな様子を見て、部活動を通じていろんな経験をしてくれるだろうと、私たちも嬉しく思っていました。
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ある日、ふとした疑問が……
そして、入部してしばらく経った頃……
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中学の2、3年生に「先輩」をつけて話す娘を見て、「あーさんも先輩後輩の関係に入ったんだな~」と感慨深いものを感じていたのですが……ふと思いました。
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「先輩」はつけているけど……敬語は?使ってる?気になった私は、娘に確認してみることにしました。
娘、先輩に対してタメ口なことが発覚!?
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娘は察することが苦手。暗黙の了解で理解することはできないのです。
周りを見ることも苦手なため……
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同級生と先輩の会話を聞いて、合わせるということもできていませんでした。
私たちは娘に話をしました。
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中学生になり、「これはこう」という決まりきったことだけを教えるより、いろんな背景や事情も教えた方がいいと思っていましたが、娘にとっては混乱するようでした。様子を見て、教えていきたいと思います(笑)
執筆/SAKURA
(監修:初川先生より)
中学生になったあーさん、部活に入ったのですね。中学生になると突然上級生の敬称として「先輩」がつき、敬語で話すことになりますね。小学校の時は「さん」「くん」づけで敬語もなく遊んでいたのに、途端に文化が変わる感じがありますが、よくよく考えると戸惑ってしまうのも無理はないなと感じます。
そうした、昨日まではこれでよかったのに、今日から(中学生になったら)こうなるという変化も、誰もはっきりとは教えてくれないもの。多くの子たちはなんとなく状況を見ながら、中学生としてうまくなじむ流儀を身につけてゆくのでしょうが、暗黙の了解や空気を読むことが苦手なASD特性のあるお子さんにはそもそもそこに気づかずにいるかもしれません。