人を叩いてしまう2歳。保育園トラブルが心配に…注意しても効果なし、どうやって落ち着いた?
そこで、長年お世話になっている発達支援施設を夫ラクマと二人で訪ね、これからの対応について相談しました。
その施設の先生からは「本人の好きな運動などを続けることで観察を続けてみては」とアドバイスをいただきました。
発達支援施設の専門家に相談して工夫を考え、あれこれツールを試してみた
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まずは夫ラクマと一緒にサルルゥを落ち着かせる工夫を探して試してみました。パンチングバッグ、バランスボール、キックボード、補助輪付き自転車などを試しましたが、どれもすぐに壊すか飽きてしまうかのどちらかでした。
好奇心の強いサルルゥには、単純な動きでは長続きしないということが分かってきました。
次女リスミーに、発達支援施設からのアドバイスと、これまで試してみたことを伝えつつ「楽器、あるいは道具を使ったスポーツをやってみてはどう?」と提案してみました。
楽器を提案したのは、私と4人の子どもたちには、全員それぞれ得意な楽器があり、社会人になった現在も音楽活動を続けている者がいるほど、音楽好きな一家だったからです。
また、道具を使ったスポーツを提案したのは、家族の中に野球やテニスを長く続けている者がいたためでした。
サルルゥと同じように、私は幼い時から動きが大きかったうえに、自分の言葉遣いや態度について細かい配慮が全くできなかったので、周囲に「性格が悪い」と誤解されていました。また、「女の子だから」という理由で、本当はやりたくてたまらなかったボクシングや空手を我慢するように言われてきました。
そんな経験があったからこそ、幼い頃の私と似た特性のあるサルルゥには、楽しく取り組むことのできる活動を見つけてほしいと強く思ったのです。そして、その活動の中で、これまでわが家で行ってきたさまざまな工夫を応用すれば、きっとよい効果をもたらすだろうとも考えました。
サルルゥの親であるリスミーは、彼女なりに工夫を考えていたようで「太鼓がいいと思う」と即答しました。リスミーは、すぐに行動してサルルゥにオモチャの太鼓を買い与えました。サルルゥはすっかり太鼓にハマり、早朝から夜まで太鼓を叩きづづけて、あっという間に2つ壊してしまいました。
活発な孫の動きに合わせるうちに家の中はお祭り状態だけど、効果が出ると楽しくなる
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私はおもちゃではなく本物の楽器がよいと考え、楽器店で沖縄の盆踊り「エイサー」