人を叩いてしまう2歳。保育園トラブルが心配に…注意しても効果なし、どうやって落ち着いた?
で使う「パーランクー」という小さな太鼓を買い与えました。
サルルゥはますます太鼓にハマりました。インターネットでエイサーの動画を見ながら練習を重ね、家族全員を巻き込み、それぞれに役割を与えてエイサーの真似をし始めました。
サルルゥは家の中の照明を変えて、お気に入りの曲や入退場の場所も指定して、エイサーごっこを続けました。おかげでサルルゥがわが家に遊びに来ると、家の中がイベント会場もどきになってしまい、獅子舞の役を任された夫ラクマは、へとへとになっていました。
サルルゥが家族みんなを自分の遊びに巻き込んで進行を仕切ることは、一見やりたい放題のわがままのように見えるかもしれません。でも、このような「ごっこ遊び」の中にサルルゥならではの強みがあるのではないかと思います。
これらの工夫を通してサルルゥはやや落ち着きを見せて、保育園でお友だちを叩いてしまうというトラブルは起こりませんでした。
家族全員で工夫すると家庭内でイベントをするようなものですが、効果が少しずつ現れてくると楽しみが出てきます。
執筆/ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ
(監修:鈴木先生より)
私の外来を受診するお子さんで、固有受容覚が苦手なお子さんには感覚統合訓練をお勧めしています。公園やアスレチックなどでの遊びが効果的なのです。当クリニックには作業療法士(OT)がいないので音楽療法の中でバランスなどのトレーニングをしています。遊び道具や乗り物もいいのですが、サルルゥさんには合わなかったのかもしれません。「エイサー」などの音楽療法がサルルゥさんには向いていたのだと思います。よく和太鼓もいいと言われていますので、今度は是非和太鼓に挑戦してみてはいかがでしょうか。
https://h-navi.jp/column/article/35029826
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