2016年10月26日 11:00
娘がいじめを受けていると知ったとき。親は学校とどう関わるべきか
私は担任に、2度も学級会を開いてくれたことについて感謝を伝えました。
いじめがあったのは事実ですが、ただ一方的に学校を責めるよりも、それまでの学校の対応を評価すべきと考えていました。
こちらも歩み寄りの姿勢を示すことで、学校側も柔軟になり「親と学校が共にいじめに対処していこう」という雰囲気ができたような気がします。
その直後から、約2ケ月ほど学校を休ませました。娘にいじめについて詳しく聞くと、「みんなと話すのが嫌。戻るのが嫌」と言っていました。
また、自宅ではリラックスしてもらいたかったので、できるだけ普段通り接することにしました。
親と学校、双方が建設的になることで出てくるアイデア
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それからは、月2回ほどのペースで学校側と話し合いを行いました。
学校では校長先生のアイデアで、学年全体にアンケートを取り、いじめを見聞きしたか?どんないじめがあったのか?など、詳細な調査をしてくださいました。
また、「いじめに関わっていたクラスに影響力のある子は、クラス委員にさせるのはどうですか?」と、私から学校側へ対策を提案することもありました。
学校に全てをお任せするのではなく、親も自分の意見をはっきり主張することが大事なのでは?と思います。
しかし、感情的に我を通すのではなく、建設的な姿勢で誰もが納得できる策が提案できると、学校も意見を受け取りやすくなるかもしれません。
アンケートの結果で見えてきた原因。これがきっかけで子どもたちにも変化が
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その後、アンケートの結果が出てきました。
多かったのが、「授業中、なぜ一部の子たちは支援級に抜けていくのか?」「支援級ってどういう子が行くところかわからない」という回答でした。
このことから私は、「娘だけではなく他の支援級に行っている子は、周りの理解が得られていないのでは?」と校長先生に話しました。
すると校長先生は、「支援級について、支援級の先生から個々のクラスに説明する機会を設けましょう」と言ってくださいました。
説明会の後、児童からは「支援級に行っている子について事情がよくわかった、これからは優しくしようと思う」