2021年1月19日 12:00
「やる気」にも種類がある! 「子どものやる気が見えない」と嘆く前に知ってほしい子どものやる気の種類
でも、「やる気」は目に見えないのでそれも当然ですね。「間違った解釈をしてしまう可能性がある」ということをわかっていることが大切だと思います。
3.イライラを鎮めるための3つのポイント
「うちの子はやる気がない」と感じた時に、イライラしてしまう、といったことはないでしょうか?そのような時には、以下の3つのポイントを意識することがオススメです。
①子どもに期待しているやる気の種類(例:勝ちたい)と、子どものやる気の種類(例:仲間と楽しむ)が異なっていることから生じている可能性を考える。
②ご自身のやる気がある時の様子や行動(例:声が大きく、テキパキしている)と、子どものやる気がある時の様子や行動(例:何も言わず、のんびりしている)が異なっていることから生じている可能性を考える。
③子どもに「やる気を出して頑張って欲しい」「良いパフォーマンスを出して欲しい」と願う気持ちがイライラに繋がる。イライラしたら、「今日も親として頑張る私がいる」と受け止めてみる。
このようにご自身のイライラの理由と向き合い、わが子のやる気の種類や、やる気の出し方に目を向けることが大切になると思います。
「やる気がある」とは、「今日、自分が行動を起こす理由がわかっている」という状態のことです。学校や練習に行く前に子どもと「今日のやる気」についてお話をして、一日を始めてみてはいかがでしょうか。
今日のやる気を生み出し続けることが、結果的に「やる気の維持」に繋がります。
![「やる気」にも種類がある! 「子どものやる気が見えない」と嘆く前に知ってほしい子どものやる気の種類](https://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexpub%252Ffeed%252FSakaiku%252F2021%252FSakaiku_sk014955%252FSakaiku_sk014955_-thumb-280x230-26669_2.jpg,small=600,quality=80,type=jpg)
筒井香(つつい・かおり)
株式会社BorderLeSS代表取締役博士(学術)日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング指導士
大学・大学院時代に人間行動学、臨床発達心理学、スポーツ心理学などの心理学から「人間の特性」を広範に学び、また、博士論文では、「個別性を重んじたポジティブシンキングの多様性」に関する理論を構築。現在はオリンピック、パラリンピック選手のメンタルトレーニングのほか、スポーツを頑張る親の学び舎「スポスタ」の講師として、スポーツを(アスリートとして)頑張っている子どもの保護者に向けて、人としてのキャリアのなかにアスリートとしてのキャリアも含めた、包括的な人生設計に重要な理論と実践方法を伝え、子どもの「キャリア=人生育て」を心理学の視点からサポートしている。株式会社BorderLeSS
https://www.borderless-japan2020.com/
スポスタ
https://www.sposuta.com/
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