子育て情報『「決して足が速くない、体も小さかった」のに大会最優秀獲得、女子サッカー注目選手、早稲田卒の才女に聞く文武両道のコツ』

2021年8月26日 20:00

「決して足が速くない、体も小さかった」のに大会最優秀獲得、女子サッカー注目選手、早稲田卒の才女に聞く文武両道のコツ

サッカーと勉強の両立は、子どもたちにとって永遠のテーマです。そこで今回は大宮アルディージャVENTUSに所属する村上真帆選手に「文武両道のコツ」についてうかがいました。

十文字高校から早稲田大学ア式蹴球部女子部を経て、WEリーグでプレーする村上選手は、子どもの頃、親には「勉強しなさい」より「早く寝なさい」と言われていたそうですが、どのようにしてサッカーと勉強に取り組んでいたのでしょうか?

(取材・文:鈴木智之)

目次

・足も速くなく、身体も小さかった村上選手が自信をつけたキッカケ
・サッカー以外にも忙しくしていた小学生時代
・練習前や移動時間など隙間時間を勉強にあてていた
・サッカーも勉強も頑張る環境が当たり前だった
・親には「勉強しなさい」より「早く寝なさい」と言われていた
・親や指導者は子どもに「理解させる」ことを大事にしよう


「決して足が速くない、体も小さかった」のに大会最優秀獲得、女子サッカー注目選手、早稲田卒の才女に聞く文武両道のコツ
Ⓒ1998 N.O.ARDIJA

■足も速くなく、身体も小さかった村上選手が自信をつけたキッカケ

村上選手がサッカーを始めたのは小学3年生の頃。3歳上のお兄さんの影響だったそうです。

「栃木県の昭和戸祭SCでサッカーを始めました。女子選手は同じ学年に5人いて、男女混合でプレーしていました。タイプ的にはずっとパサーで、右利きなのですが、シュートやパスなど、強いボールを蹴るのは左の方が得意なんです」

小学生時代には栃木県内の大会で優勝して、最優秀選手賞をもらったこともあったといいます。

「身体能力的に周りの子と比べて優れているわけではなく、走るのも速くなかったし、体も小さい方でした。
その大会では、よく走り回ってゴールも決めたので、選んでもらえたのだと思います」

最優秀選手に選ばれたことが自信になり「サッカーがんばろう。もっとうまくなりたい」という気持ちが芽生えてきたそうです。

「小学生のときは、練習以外でも毎日ボールに触っていました。クラブの中で『リフティングが1000回できるようになったら、ゲームシャツがもらえる』というのがあって、すごく欲しくて、5年生のときに1000回できるようになったんです」

■サッカー以外にも忙しくしていた小学生時代

小学生時代はサッカー以外にも、様々な習い事をしていたそうで、「いま思うと、忙しい日々を過ごしてましたね」と、懐かしそうに振り返ります。

「サッカー以外にやっていたのは、水泳とヴァイオリンとバレエです。全部自分からやりたいと言いました。バレエは小学4年生まで、ヴァイオリンは中学3年生までやりました。水泳は幼稚園の頃からやっていたので、小学生のときは毎日習い事があって忙しかったです。
その中で一番好きなのがサッカーでした」

■練習前や移動時間など隙間時間を勉強にあてていた

村上選手は中学受験をして、中高一貫校に進みました。

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