2021年11月8日 20:00
【タイプ別診断】あなたはどのタイプ? 子どもへの態度をチェックして自分の過干渉のタイプを知ろう
子育てにおける過干渉、多くの親御さんが気になることですよね。「良かれと思って」自分がしていることが実は過干渉だった、なんてこともあるかもしれません。
手出し口出し以外にも、子どもの行動をすべて把握していたり、子どもと一緒に悩みこんだりすることも、過干渉です。
子どもにどう接しているかを振り返って、自分の過干渉のタイプを知ることで、対応方法も変わってきます。公認心理師・心理カウンセラーのあさくらゆかりさんに過干渉のタイプと対処法を教えていただきました。
(取材・文:前田陽子)
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■子どもがすね当てを忘れていったら届けるのが親の役目?
朝から自分で支度をして試合に出かけて行った息子。部屋を片付けようと入ると、すね当てが残っていた。というような経験をした親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
すね当てでなくても着替えの○○を忘れた、など同じような体験を持つ方はいるのでは?
そんな時やりがちなのが、「今日は大事な試合だから、すね当てがなかったら困るはず!」と急いで届けて、そっと子どもに渡すこと。
親としては、わが子が無事に試合に出られてよかった。普段からコーチには「忘れ物をしても届けないで」と言われていたけど、試合に出られないとかわいそうだし、コーチにもバレていないようだからいいよね?と内心思っていますよね。
「忘れ物で試合に出られないのはかわいそう、届けるのは親の役目でしょ」と考える方もいますが、このような「良かれと思って」の行動も子どもの自立を妨げることになるのです。
■コーチが「忘れ物を届けないで」というワケ
忘れ物をしたときに、自分で何とかする力をつけるために、親御さんに手出しをしないようにお願いをしている、というチームもたくさんあります。
試合に出られないとかわいそうという心情はわかりますが、そのために準備を怠らないこと、万が一忘れてしまったときにチームメイトに「貸してほしい」と言えることは、不測の事態で応用力が身についたり、コミュニケーション能力をつけるためにも経験をしておいたほうがいいからです。「どうしてもこの大会に出たくて頑張ってきた」など、子どもにとってターニングポイントになるような重要な試合もあるでしょう。