2022年1月18日 15:48
「守備時の幅と深さ」優勝チームに惜敗のガンバ大阪ジュニアが感じた11人制サッカーの課題
先日開催されたU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジには、Jリーグの育成組織やスクール選抜なども参加しました。ガンバ大阪ジュニアもその一つ。
ガンバ大阪アカデミー組織の豊中スクールで構成されたチームで出場し、グループリーグを1勝1分1敗で突破。あと一歩で憧れのパナスタに行けるところで、センアーノ神戸ジュニアに敗れてしまいましたが、ボールコントロールのうまさや攻撃の意図などを見せてくれました。
Jクラブのアカデミーとして、この大会への出場にどんな意義を感じているのか、監督と選手に伺いました。
(取材・文:貞永晃二、写真:浅尾心祐)
3日目ガンバ大阪ジュニア対センアーノ神戸ジュニア(写真:浅尾心祐)
■トップチームの本拠地、憧れのパナスタを目指したが......
――大会に参加する意義をどう考えていますか?
去石侑矢監督(以下、去石)6年生の大きな大会としては最後の大会になるので、せっかくホームでやらせてもらえることになっているので、パナスタに来れるように、優勝できるようにと準備して頑張ってきましたが、残念ながら負けてしまいました。
――グループリーグもけっして好調とは見えませんでしたが?
去石そうですね。ずっと8人制の試合が多く、11人制の準備はなかなかできていませんでした。
ただそれを言い訳にせずにやろうとやっていましたが、8人制でやっていることを11人制でそのままやりたかった。そういう形は見えたんですが、なかなかフィジカルの高い相手とかに苦戦して思うようにゲームが進められなかったかなと。
――(負けた)センアーノ戦の感想は?
去石対戦経験もあって、センアーノさんは上手で、いい選手がたくさんいる中で上手さでは負けたくなかったのでボールを握りたかったんですが。なかなか守備のところがはまらなくて僕たちの得意な攻撃がなかなかできなかったです。
■ガンバ大阪として見ている人を魅了するサッカーを見せたい
――この年代の指導についてのお考えを聞かせてください。
去石まず一番は楽しさというのを忘れずにやりたいんですが、その中でもガンバ大阪というチームなので、少しでも面白いサッカー、見ている人を魅了するサッカーをしたいというのが常々あるので、練習のところから遊び心を持ってというのを意識して教えています。――11人制になるときにいろんなチームで幅と深さの使い方が課題になっていますが?
去石守備のところではすごく感じました。