コミックエッセイ:うちの家族、個性の塊です
サンタクロース役を頼まれて…!? 27年前の「クリスマス会の思い出」【うちの家族、個性の塊です Vol.75】
これは私が、今の娘と同じ、小学6年生だったときのお話です。
当時、私の住んでいる地域では、子ども会があり、球技大会に出たり、季節ごとのイベントなどで集まったりしていました。
私は小学1年生から、この子ども会に所属していて、プレゼントをもらえるクリスマス会は、特に楽しみな行事でした。
そしてやってきた、小学6年生の時のクリスマス会。
子ども会は小学生まで所属だったので、6年生は最後のクリスマス会でした。
■サンタクロース役だと思っていたが、まさかの…!?
例年通り、私は普通に楽しむつもりだったのですが、クリスマス会が始まる直前、会をまとめている保護者数名から、私ともう一人の6年生の女の子が呼ばれ…。
サンタクロースでプレゼントを配る役をやってほしいと言われました。
私は、正直「おもしろそう! やりたい!」と思いましたが、もう一人の子はちょっと戸惑っていました。
その子を説得しつつ、渡されたサンタの衣装を見ると…一着しかありません。
私には別のもの? 渡されたのは…。
なんとトナカイの角!
「トナカイ!? 恥ずかしすぎる! 嫌だ!」と言おうと思ったのですが…断るより前に「ありがとう! ほんと助かる~!」と言われ、その場の雰囲気もあって、私は何も言えなくなりました。