“2023年最高の韓国ドラマ”との呼び声も高く、アメリカのクリティクス・チョイス・アワードにノミネートされているディズニープラスの「ムービング」。同賞にノミネートされたNetflixシリーズ「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」や「マスクガール」など、グローバルTOP10第1位(非英語部門)を獲得する作品も次々に登場した。そのジャンルはますます多様化し、配信オリジナル作品にも力作が出揃う中、年始年末にイッキ見したい2023年に配信された韓国ドラマを8作品ピックアップした。2023年を代表するロマコメ「キング・ザ・ランド」ジュノ(2PM)とユナ(少女時代)の共演で、ハイクラスのホテルを舞台にしたテンポよく、楽しく観られる王道ロマコメドラマ。ジュノ演じる最上級のサービスを提供する“キングホテル”の御曹司ク・ウォンにいじわるな許婚は現れず、ユナ演じるホテリエの仕事にプライドを持つチョン・サランに元カレが付きまとうこともなく、2人のロマンスが盛り上がるにつれてどんどんのめり込める。トップK-POPアイドルであるジュノとユナの息の合ったラブシーンや、タイでの壮大なロケは見どころ。「キング・ザ・ランド」はNetflixにて配信中(全16話)。大人の恋愛物語×受験競争「イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~」Netflix映画『キル・ボクスン』ではキレキレのアクションを見せる名優チョン・ドヨンと「賢い医師生活」シリーズのチョン・ギョンホが共演。元ハンドボールの国家代表で娘の“受験競争”に遅れて飛び込んだ惣菜屋の店主と、トップスター塾講師によるロマンス。映画では重厚な作品に出演してきたチョン・ドヨンの軽快な演技と、惣菜で生きるエナジーを取り戻していくチョン・ギョンホのケミストリー、受験生を演じたノ・ユンソ&イ・チェミンら若手俳優の好演は必見。日本でも身近な問題でありながらオリジナリティ溢れるストーリーで、苛烈な受験競争が行き着く先は地獄…という苦さもきっちりと描いた。「イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~」はNetflixにて配信中(全16話)ロマンス・ヒューマンドラマ「愛だと言って」父親の再婚相手に全てを奪われたウジュ(イ・ソンギョン)が、再婚相手の息子であるドンジン(キム・ヨングァン)と思わぬ恋に落ちていく。「浪漫ドクター キム・サブ」などで知られるイ・ソンギョンに笑顔はなく、どことなく「マイ・ディア・ミスター」のIUとも重なる薄幸さ。同じくモデル出身でロマコメへの出演が多い一方、前作「サムバディ」の快楽殺人犯も印象深いキム・ヨングァンも、イベント会社社長ながら常に寂しげでまるでキラキラしていない。この“ロマンス職人”たちが簡単には癒えない傷を抱えながら惹かれ合っていく様子を丁寧に時間をかけて紡ぎ、2人が憎しみという重荷を下ろしたときには万感の思いが込み上げる。「愛だと言って」はディズニープラス スターにて配信中(全16話)。“生まれ変わり”社会派ドラマ「財閥家の末息子~Reborn Rich~」「ヴィンチェンツォ」のソン・ジュンギ主演。韓国で2022年11月より放送されると毎話自己最高視聴率を更新、最終回は瞬間最高視聴率30.1%を記録した大ヒットドラマが日本ではLeminoで配信された。韓国随一の財閥スニャングループのリスク管理担当秘書ユン・ヒョヌ(ソン・ジュンギ)が、その財閥家の末息子チン・ドジュンに生まれ変わり、復讐のため前世の記憶や経験値を頼りに2度目の人生を生きる。1997年の通貨危機、2001年の同時多発テロなど実際の出来事を絡め、一代でグループを築いた先代会長チン・ヤンチョル(イ・ソンミン)の姿を通して韓国近代史も紐解ける。頭脳明晰な大学生から40代までを演じたソン・ジュンギがハマり役。「財閥家の末息子~Reborn Rich~」はLeminoにて配信中(全16話)。現代のSNSミステリー「セレブリティ」化粧品メーカーの平凡な訪問販売員だったソ・アリ(パク・ギュヨン)が一夜にしてソーシャルメディアのスターとなり、“いいね!”がすべての猥雑な世界に飛び込んでいく。ソ・アリがトップインフルエンサーに上りつめるまでと、何者かに襲われ死んだはずの彼女が真実を暴露するライブ配信が並行して描かれ、キラキラの華やかさとヒリついた緊迫感で一気見を促す。「イカゲーム」シーズン2にも起用され、ソ・アリさながらにトップ俳優へと駆け上るパク・ギュヨンが魅力的。韓国の実際のインフルエンサーやK-POPガールズグループ「(G)I-DLE」のウギら、カメオ出演にも注目。「セレブリティ」はNetflixにて配信中(全12話)。学園アクションドラマ「弱いヒーロー Class1」人気WEB漫画を「Wanna One」出身パク・ジフン主演、「D.P. −脱走兵追跡官−」のハン・ジュニ監督でドラマ化。“学園版「D.P.」”と呼ばれるだけあり、重大な社会問題である校内暴力を軸に、儚くも熱い友情を鮮烈なアクションとともに描き出す。パク・ジフンに「二十五、二十一」「D.P.」シーズン2のチェ・ヒョヌク、「未成年裁判」のイ・ヨン、「還魂」のシン・スンホら次世代を担う俳優陣が結集する中、友情が綻ぶきっかけとなる優等生を演じたホン・ギョンが圧巻。続編「Class2」はNetflixにて製作と報道されている。「弱いヒーローClass1」はHuluにて配信中(全8話)。ヒーローアクション×ヒューマンドラマ「ムービング」浮遊や治癒、怪力などの特殊能力を持ち90年代に諜報活動をしていた親世代と、彼らの能力を受け継いだ子どもたちの葛藤を描いたドラマが世界的に大ヒット。同名WEB漫画の原作者Kang Full自らが脚本を手掛け、「キングダム2」のパク・インジェが監督。親世代にはリュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、チョ・インソンら実力派俳優たち、子ども世代にはイ・ジョンハ、コ・ユンジョン、キム・ドフンら新鋭俳優たちが大集結。能力者たちのバトルを“アベンジャーズ”さながらの壮大さで描きつつ、南北問題、家族愛や淡い初恋、不器用な大人たちのロマンス、アイデンティティの確立といった韓国ドラマの魅力が満載で幅広い層に刺さる。「ムービング」はディズニープラス スターにて配信中(全20話)。ダークヒーロー・サスペンス「ヴィジランテ」ナム・ジュヒョクが警察学校の首席学生と、法では裁かれない犯罪者に私刑を下すダークヒーロー、ヴィジランテという2つの顔を熱演。長い手足を生かした肉弾戦のアクションも見どころとなっている。兵役前に挑戦的な作品で新境地を見せて強い印象を残し、空白期間を凌ぐ俳優は多いが、憎悪にまみれた正義感を拳にのせ、犯罪者を睨みつける光のない鋭い眼差しは確かに従来のナム・ジュヒョクのイメージを拭い去る。ヴィジランテを取り囲む大人たち、メディアのチェ・ミリョ(キム・ソジン)、警察のチョ・ホン(ユ・ジテ)、財閥のチョ・ガンオク(イ・ジュニョク)が顔を揃えると物語の面白さはさらに加速する。「ヴィジランテ」はディズニープラス スターにて配信中(全8話)。(上原礼子)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年12月27日桐谷健太が主演する連続ドラマW「坂の上の赤い屋根」(原作:真梨幸子)が、来年3月3日(日)より放送されることが決定した。閑静な住宅街にある赤い屋根の家。18年前、この家で開業医の両親を殺害し遺体を切り刻んだのは、実の娘・青田彩也子とその恋人・大渕秀行。世間を震撼させたこの事件は、大渕が裁判中に「早すぎた自叙伝」を出版し、過去に女子児童に手を掛けたことを告白。裁判では彼に洗脳された彩也子が凶行に及んだとされ、主犯の秀行は死刑、彩也子には無期懲役が確定した。それから数年後。「早すぎた自叙伝」担当編集者・橋本涼のもとに、新人作家・小椋沙奈から事件をモチーフにした小説の企画が持ち込まれる。2人は小説の連載を実現すべく、大渕死刑囚と獄中結婚した大渕礼子や、大渕のかつての愛人で元敏腕編集者・市川聖子ら関係者たちの取材を始めていくうちに、黒い感情に引きずり込まれ…。「フジコ」、「5人のジュンコ」に続き、今作が3作品目の映像化となる作家・真梨幸子は、人間の心の暗部を描くイヤミスの名手のひとり。物語は、新人作家が過去の女子高生両親殺害事件をモチーフにした小説企画を出版社に持ち込んだことから始まり、やがて登場人物たちが抱える嫉妬、劣等感、孤独、過去など“黒い感情”の正体と事件の真実が明らかになっていく。2022年に徳間文庫から発売された小説「坂の上の赤い屋根」と今回のドラマでは、主人公が異なる設定となり、ドラマと小説、それぞれで、2度楽しめる。主演の桐谷健太が演じるのは、主人公の轟書房編集者・橋本涼。見る者を闇に引きずり込むようなダーク作品で、さらなる新境地に挑む。「企画書を読ませて頂いた瞬間からこれは面白い作品になりそうだなと思い、即決しました」とふり返った桐谷さんは、「このミステリーは、登場人物の業や欲望、彼らの宿命の渦が、覆い被さり、ぶつかり合い、消え、更に大きくなる。もしかしたらそこには、あなたの心の奥深くの何かと重なり合うかもしれません。ぜひ楽しんで観て頂けたら幸いです」とコメントしている。新人作家・小椋沙奈を演じるのは、近年舞台での怪演でも注目を集める倉科カナ。「私が演じる小椋沙奈という役の誰かに認められたいが故の焦燥感や抑圧、そこから生まれる爆発、自分の力を誇示したい気持ちは多少なりともわかるので、その部分を増幅させて役に挑みました。本当に大変な役だったのでエネルギーを使いましたが、主演の桐谷さんの人柄に何度も救われ演じ切ることができたと思います」と語っている。そして、死刑囚・大渕秀行役で橋本良亮(A.B.C-Z)、大渕と獄中結婚した法廷画家・礼子役で蓮佛美沙子、元編集者・市川聖子役で斉藤由貴が出演。橋本さんは「12、3キロ減量して、外見と内面の役作りをしました。小説では大渕はものすごく『爽やかイケメン』と強調されていたので、ドラマを撮影するにあたってハードルが高かったです。一作品で高校生から30代後半まで年齢の振り幅が広い役を演じ、さらに大渕という人物には色々な面があり、撮影もすごく楽しんでやることが出来ました」とふり返る。蓮佛さんも「卑屈な感情に支配されて相手の台詞が聞こえなくなったり、役を通して出会った初めての感覚はとても苦しく、同時に役者としてとても幸せな時間でした」と話し、斉藤さんは「演技者として、何か、託されたと思えて、とても嬉しい経験でした」と述べている。また、物語の軸となる事件や登場人物たちが抱える闇が垣間見える特報映像も公開となった。連続ドラマW「坂の上の赤い屋根」は2024年3月3日より毎週日曜日22時~WOWOWにて放送・配信(全5話)。(シネマカフェ編集部)
2023年12月26日「悪との距離」「次の被害者」「模倣犯」など話題の台湾ドラマを次々と世に送り出し、台湾の映像業界で一目置かれる名プロデューサー・湯昇榮さん。製作の舞台裏を聞くと、見えてきたのはグローバルに展開するための脚本開発へのこだわりと、ローカル色を取り入れたストーリーの多様化だった。配信サービスの普及でグローバル化に方向転換――近年の台湾ドラマは飛躍的にクオリティが上がったと感じます。その背景には、文化コンテンツの産業化や国際化を促進する「台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー 」(以下、TAICCA 読み:タイカ)や台湾政府によるサポートがあるとうかがっています。現場で感じる変化があれば教えてください。まず、これは世界的なトレンドですが、Netflixのようなストリーミングプラットフォームの台頭によって視聴者の鑑賞スタイルが変わりました。テレビと違い、見たい時に、見たい速度で見られる。こうしたビジネスモデルによって、好まれるジャンルが明確になったと思います。台湾のドラマはここ10年間で大きな変化を遂げました。とりわけこの5年間で、さまざまなジャンルの作品が作られるようになったと思います。約5年前にTAICCAのような機関ができてからドラマ製作へのサポートが強化されましたし、政府も政策面の改善を進めています。――最近の映画やドラマのヒット作を見ると、ホラーや社会派ドラマ、LGBTQ+など、ジャンルが多岐にわたっています。台湾の市場でうけるジャンルと海外展開を狙ったジャンルに違いはありますか?まず映画に関していえば、台湾の観客に人気のジャンルはホラーです。ラブストーリーも人気ですね。次にドラマの話をすると、台湾ならではのジャンルとしては、BLドラマがあります。ニッチな視聴者層ではありますが、世界的に関心の高いテーマでファンも多く、LGBTQ+の要素がある作品は海外市場をさらに開拓できる可能性のあるジャンルだと考えています。海外向けでいうと、クライムサスペンスですね。手ごたえを感じたのは、私が代表を務める製作会社・瀚草影視が6年前に手掛けた医療サスペンス「麻酔風暴2」のあたりから。この作品はヨルダンでの撮影を敢行し、海外にも版権が売れました。もともと台湾の人も、日本や米国のクライムサスペンスはよく見ていたのですが、製作会社には予算がないし、撮影手法やストーリーの語り方もよく分からなかった。そこで私たちは何年もかけて研究を重ね、「次の被害者」(2020年)、「模倣犯」(2023年)の2作で自信を深めました。Netflixシリーズ「模倣犯」独占配信中もう一つ大事なジャンルは、社会的テーマを取り上げた作品です。「悪との距離」(2018年)を製作した時から、ああいう社会の一面を切り取った作品は台湾の視聴者にうけると信じていました。台湾ではケーブルテレビがほぼ全家庭に普及しており、ニュースチャンネルだけでも10数チャンネルある。ニュースを視聴する習慣があるので、社会の動きを追うことに関心が高いのです。ですから「模倣犯」にも社会的テーマを盛り込みましたし、こうした作品を製作することで、世界中の人に台湾の姿を見てもらうチャンスが生まれると信じています。脚本家の創作活動を支える取り組み――TAICCAとの協力で実現した作品の例と、TAICCAによる支援の意義や成果についてどのように考えていますか?韓国のKOFIC(韓国映画振興委員会)のように、TAICCAは台湾において大事な存在で、瀚草影視はTAICCAとファンドや脚本開発で協力関係を結んでいます。2022年には台湾の新進監督や作品を支援するファンド「合影視」(Tomorrow Together Capital)を設立しました。今年金馬奨にノミネートされたホウ・シャオシェン監督のプロデュース作『老狐狸』(『Old Fox』のタイトルで今年の第36回東京国際映画祭で上映)はこのファンドを使って製作した作品です。『老狐狸』(文策院提供)もう1点、TAICCAがすばらしいのは脚本開発をサポートしてくれることです。最近では「次の被害者2」で協力をいただきました。ほかにも脚本開発が進んでいる映画やドラマの企画がいくつもありますが、まだお話できる形にはなっていません。TAICCAは、台湾のクリエイターが生活に困らず、よりよい環境で創作に臨めるように、まず脚本開発費を提供してくれるので非常に助かっています。TAICCAとは脚本家のワークショップも行っています。昨年、一昨年は、Netflixのオランダの脚本家にご協力いただき、台湾で初めて大規模なワークショップを行いました。台湾の脚本家が大勢参加し、米国ドラマの脚本執筆のノウハウを学びました。――「模倣犯」についてうかがいます。原作自体は少し前に書かれた小説ですが、今の時代に合った巧みな改編をされていたと思います。脚本開発には、どのくらいの時間をかけたのですか?原作に書かれている事件について、設定されている当時の時代背景をいろいろ調べる必要がありました。そして得られた結果を分析し、取り込める要素は今回の脚本にも取り込み、キャラクター設定やストーリー構成も再考したのです。脚本完成までに約2年半の時間をかけ、今の台湾にローカライズした「模倣犯」を作り上げました。台湾のクリエイターたちに宿る日本の“養分”――日本のコンテンツのどんなところに魅力を感じますか?かつて台湾では日本漫画などを原作にしたドラマが数多く制作されていましたが、今では台湾における影響力を見ても、韓国のコンテンツに押されています。漫画やアニメ、小説など、日本は世界で最も重要なクリエイティブの発信地だと思っています。私は日本のドラマを見て育ちましたし、推理小説や漫画など、日本のコンテンツは今も魅力的です。「おしん」の大ヒット以降、大勢の日本のアイドルやドラマが私たち台湾のクリエイターの養分となっています。ここ10年ほどで皆、韓国ドラマを見るようになりましたが、日本から吸収した養分は今でも生きていますし、日本にはまだまだ大勢のクリエイターがいる。「模倣犯」も宮部みゆきさんの過去の小説ですが、物語の核となる部分は、改めてドラマにする価値が十分あると思いました。ドラマ化の機会を下さった宮部さんには、とても感謝しています。現在も、複数の日本とのプロジェクトが進行中です。日本と台湾だけではなく、世界中の視聴者にも理解してもらえるようなテーマの作品を発信していきたい。日本と台湾でヒットすれば、世界でも通用すると思っています。実は私が小さい頃、母が10年間、日本で働いていたことがあるんです。兄も日本の大学を卒業しました。家族が長い間日本にいたので、私も80年代、90年代の日本をよく知っています。ローカルの多様なストーリーを生む背景――湯さんのプロフィールを拝見すると、以前はテレビ局で客家や原住民に関する番組などを製作されていたそうですね。その経験も今のドラマ制作に活かされていますか?私自身、客家人なので、自分のルーツには非常に関心があります。学生時代は原住民のサークルに入っていましたし、母はホーロー語(台湾語)を話す所謂“本省人”。私にはいろいろな背景があるのです。小さい頃は「眷村」(戦後、中華民国政府とともに大陸から台湾に渡った軍隊とその家族が住んでいた集落)に住んでいたこともあります。こうした経験や背景から刺激を受けましたし、移民や外国人労働者の問題、民族といったテーマに関心を持つようになりました。2021年に製作した「茶金 ゴールドリーフ」は、改めて客家というルーツを見つめて製作したドラマです。多額の予算をかけた作品で、台湾で大きな反響を得ました。日本でも美術家の奈良美智さんがTwitterで言及してくださいました。世界共通で視聴者が見たいのは物語に流れる感情やキャラクターです。そこにローカル色ある独自の背景を加えると作品が多様になって面白くなります。ストリーミングサービスが普及し、ローカルの視聴者のニーズも増えているので、もっと多くのジャンルのストーリーを打ち出していきたいと思っています。――日本では映画やドラマの制作現場の労働環境の厳しさやハラスメントの横行が問題になっています。台湾ではいかがですか? プロデューサーとしてどんな取り組みをされているのか教えてください。この業界で長く働いていますが、ここ3~5年で大きく変わったと思います。既定の労働時間内に作業を終えることや労働環境の安全を保つためにも、撮影に入る前にスタッフ全員が講習などを受けなくてはなりません。我々のチームは女性が多いので、女性が働きやすい環境づくりにはとても気を配っていますし、いつでも訴えを聞ける体制にして、対処するようにしています。映像業界の仕事はハードです。時間的にも、集中力が必要という点でも、生活面でも十分な目配せが要る。産業の健全性を保つため、しっかり取り組まなければなりません。こうした対策をしっかり行って初めて、スタッフ一同が共通認識を持ってグローバルに展開していけると思います。このインタビューは、台北で開かれた文化コンテンツ産業の大型展覧会「2023 TCCF クリエイティブコンテンツフェスタ」(Taiwan Creative Content Fest)の合間に行った。TCCFを取材して感じたのは、台湾の文化コンテンツ産業にとってグローバル化は、市場という意味だけではなく、国際社会に台湾の存在感を示すためにも非常に重要な意味を持つということ。エンターテインメント性と台湾ならではのローカル色を両立させたドラマ作りにおいて、湯さんの脚本へのこだわりと、公的機関からの手厚いサポートが印象的だった。やはりTCCFに参加していた深田晃司監督にもお話をうかがうと、「日本の場合は脚本開発への助成が少なく、安価に抑えられてしまいがち。少ない報酬や短い期間で脚本執筆を迫られることも多い」といい、経済的に一番リスクの高い脚本開発の部分をサポートすることの重要性を指摘。「たとえば韓国のエンターテインメント作品の粘り強さというか、脚本上の練り込まれ方を見ると、実はエンターテインメント作品こそ、脚本開発って重要なのかもしれませんね」と語ってくれた。台湾から今後、どんな厚みのあるドラマが生み出されるのか、これからも注目したい。プロフィール湯昇榮(フィル・タン)プロデューサー、監督、記者など、映像業界で25年以上のキャリアを持つ。プロデュースした「次の被害者」「悪との距離」「火神の涙」「茶金 ゴールドリーフ」はいずれでもネットフリックスで数10週にわたりランキング1位に輝いたほか、「模倣犯」は台湾ドラマ史上初めて世界の非英語作品ランキングで2位に入った。〈協力:台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー〉(新田理恵)
2023年12月25日三吉彩花、森山未來、松本まりか、森山直太朗が出演する真夜中ドラマ「地球の歩き方」のメインビジュアルが公開された。本作は、「地球の歩き方」とコラボレーションしたドラマ。「地球の歩き方」編集部から、特集ページを作ってほしいと依頼を受け、現地へと旅立つ4人の芸能人ライターが、現地スポットを自らの足で巡り、その国の新たな魅力を発見し、オリジナル特集ページを完成させていく。完成したメインビジュアルは、4人が旅の思い出を一冊のノートにまとめていく、というコンセプトのもと、思い思いの旅スタイルで自分らしく楽しそうに各国をめぐる姿が印象的なものに仕上がった。また、エンディングテーマはハイブリッドロック・バンド「MONKEY MAJIK」の書き下ろしの新曲「The Good Life」に決定。旅を終えて帰国の途に就く者を温かく送り出してくれるような、晴れやかなイントロから始まり、旅先での様々な経験から一回り成長したような晴れ晴れとした気分にさせてくれるさわやかなメロディーが印象的。さらに劇中曲は、冨田ラボ(冨田恵一)が作曲した。「MONKEY MAJIK」は「僕たちの音楽が、この素敵なドラマに花を添えられればと思っています」とコメントし、冨田ラボさんは「舞台となる国が変わり、伴って登場人物、もちろんストーリーも変わる、一種オムニバス形式である。それでいて通底するテイストがしっかりとあるので、共通項と差異を見極めて音楽を作っていくのは初めての経験ながらたいへん楽しかった」と制作をふり返っている。▼真夜中ドラマ「地球の歩き方」ラインアップ・1月13日、20日、27日放送主演:三吉彩花韓国「名物オモニ特集 ソウル~チェジュ島」編・2月3日、10日、17日放送主演:森山未來タイ「現代アートの震源地を特集 バンコク~チェンライ~プーケット」編・2月24日、3月2日、9日放送主演:松本まりかサイパン「七色の海と精霊特集 サイパン島~マニャガハ島~テニアン島」編・3月16日、23日、30日放送主演:森山直太朗 ニュージーランド「キャンピングカーで巡るマオリの聖地特集 オークランド~レインガ岬」編▼第1話あらすじ俳優・モデルの三吉彩花は「地球の歩き方」編集部から芸能人記者による特集ページプロジェクトの依頼を受ける。打ち合わせの結果、行き先は三吉自身がよく訪れている韓国に決定。美容、ファッション、エンタメと人気の高い国で何の特集をするか三吉は悩むが、韓国に到着後、行きつけの姉妹オモニが営む海鮮屋台店に訪れたことで、あるアイディアが浮かび…。真夜中ドラマ「地球の歩き方」は2024年1月13日より毎週土曜日深夜24時55分~テレビ大阪、毎週土曜日深夜24時~BSテレ東・BSテレ東4Kにて放送。Leminoにて1週間独占先行配信。(シネマカフェ編集部)
2023年12月25日「KAT-TUN」の亀梨和也が、石原さとみ主演の春ドラマ「Destiny」に出演することが明らかに。「セカンド・ラブ」以来、実に9年ぶりのテレビ朝日ドラマ出演となり、石原さんとはドラマ初共演となる。1月スタートの新ドラマ「大奥」への出演にも注目が集まる亀梨さんが演じるのは、主人公・西村奏(石原さん)の大学の同級生で、初恋の相手でもある野木真樹。大学2年の夏、信濃大学法学部に在籍していた奏と真樹は、仲間たちと司法試験に向けて苦楽をともにする一方、キャンパスのある長野の大自然の中で、青春を謳歌しながら絆を深めていく。中学3年のときに直面した父の死以来、周りに心を閉ざして生きてきた奏と、家族と折り合いが悪く孤独な環境ゆえに、本気で人を好きにならないように生きてきた真樹はやがて惹かれ合うように。しかしそれは、仲間たちとの友情関係を壊しかねない秘密の恋でもあった。うしろめたさから目をそらし、恋にのめり込んでいくも、ロースクール入試を控えたある日、事件が起こる。そして、その悲劇がもたらした思いもよらぬ人物の死。この事件を機に、ふたりの初恋は突然終わりを告げることに。それから12年後、検事として多忙な日々を送る奏の前に、あの事件以降、姿を消していた真樹が突然現れる。奏と真樹が、再び対峙する大学時代の死亡事件の中で、思いがけず見えてくる“20年前の父の死の真相”。20年の時をかけたサスペンス×ラブストーリーが、壮大なスケールで描かれる。亀梨さん主演の連続ドラマW「正体」が衝撃的だったという石原さんは、「素晴らしい作品に感動し、ぜひお仕事ご一緒したいと思っていたので今回共演でき、本当に嬉しかったです」と共演を喜び、「現場では常に紳士的で優しくて面白くてムードメーカーで。何よりも現場で引っ掛かりがあると必ず味方で寄り添ってくださったこと、本当に感謝しています」とコメント。亀梨さんは「イメージ通りで、リーダーシップと熱量をもって誠実に作品に向き合っておられるので、非常に説得力がありますし、身を委ねてしっかりついて行こうと思える素敵な俳優さんだなと実感しました。そして、すごく人としての温もりや柔らかさも感じさせていただいているので、最初の印象がさらに深まっているところです。今回、石原さんが演じられる奏の“私、逃げません!”という誠実さは、ご本人に通ずるものがあると思います」と石原さんの印象を明かしている。「Destiny」は2024年4月、毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年12月25日オリジナルドラマシリーズ「マンダロリアン」のシーズン1&シーズン2が、コンセプト・アートカードセット3枚入りのBlu-ray コレクターズ・エディション スチールブック(数量限定)、4K UHD コレクターズ・エディション スチールブック(数量限定)としてリリースされることが決定した。「スター・ウォーズ」シリーズを深く愛する製作陣が丁寧に作り上げた世界観とストーリーで、ファンから“完璧な「スター・ウォーズ」”と絶賛された本シリーズ。舞台は、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の出来事から5年後。帝国が崩壊し、ファースト・オーダーが台頭する前の時代に現れた一匹狼の戦士・マンダロリアンの戦いが描かれる。これまで、数々のテレビドラマのアワードを席巻し、シーズン1は、第72回エミー賞で13部門で15ノミネート、7部門で受賞、シーズン2は第73回エミー賞19部門で24ノミネート、7部門を受賞したほか、第78回ゴールデングローブ賞テレビドラマ部門作品賞にノミネートされた。今回リリースが決定したシーズン1のコレクターズ・エディションには、ダース・ベイダーが去った後の帝国軍に関する「帝国軍の残党」や、ドラマができるまでを追った「製作の舞台裏:パート1」。シーズン2のコレクターズ・エディションには、始まったばかりの新共和国にフォーカスする「新共和国のデザイン」や、引き続きドラマができるまでを追い続けた「製作の舞台裏:パート2」といったボーナスコンテンツが収録されている。「マンダロリアン」商品情報発売日:2024年3月27日(水)マンダロリアン シーズン1 Blu-ray コレクターズ・エディション スチールブック(数量限定)・マンダロリアン シーズン1 Blu-ray コレクターズ・エディション スチールブック(数量限定)10,890円(税込)・マンダロリアン シーズン1 4K UHD コレクターズ・エディション スチールブック(数量限定)15,290円(税込)発売日:2024年4月24日(水)マンダロリアン シーズン2 4K UHD コレクターズ・エディション スチールブック(数量限定)・マンダロリアン シーズン2 Blu-ray コレクターズ・エディション スチールブック(数量限定)10,890円(税込)・マンダロリアン シーズン2 4K UHD コレクターズ・エディション スチールブック(数量限定)15,290円(税込)発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン(シネマカフェ編集部)
2023年12月23日2023年を締めくくる、秋ドラマの放送もまもなく終了。そこで今日は、毎クール全作品を隈なくチェックしているドラマニアな筆者が徹底総括!「勝手にベスト3」と題し、ランキング形式で秋の思い出をふり返っていきしょう。今期は、様々な角度の成長、愛の物語が印象に残ったクールでしたね。第1位:まさに大人が憧れる“青春”「マイ・セカンド・アオハル」度々不運な事故に巻きこまれ、何かと厄介な人生を歩んできた三十路の主人公・白玉佐弥子(広瀬アリス)が、偶然出会った大学生・拓(道枝駿佑)の一言をきっかけに建築を志す大学生として再出発し、令和の波に揉まれながらも、恋に友情、勉強、夢に奔走していくドタバタラブコメディー「マイ・セカンド・アオハル」。どんな時も前を向いて、周りの人たちの幸せを考えながらひたむきに生きていく佐弥子の姿にとにかく元気をもらえる本作。年齢を理由に何かを諦めるなんて勿体ない…!視聴する度、そう優しく背中を押されているような気持ちになりました。とはいえ注目は、やはり10個年下の拓との恋愛模様でしょう。夢と希望で将来が満ちている大学生×社会人経験があり酸いも甘いも知り尽くした彼女とでは、仕事面でつい意見がぶつかってしまうこともしばしば。それでも、寝落ちするまで通話することで心の距離が改めて縮まったり、デート記念にもらったプレゼントを見返して自然に笑顔がこぼれたり…と、等身大のキュンが存分に詰まっていて素敵でした。酸いも甘いも支え合うシェアハウス内の友情にも、幾度となく胸を打たれましたね。まさに“青春”です!第2位:“男女の友情”に深く切り込んだ「いちばんすきな花」「いちばんすきな花」最終話(C)フジテレビ多部未華子さん、松下洸平さん、今田美桜さん、神尾楓珠さんらがクアトロ主演をつとめることでも話題のドラマ「いちばんすきな花」。年齢も性別も過ごした環境も違う男女の友情と愛情を、「silent」の村瀬健プロデューサー×生方美久さんの脚本で贈る独特な世界観――期待通り、心がじんわりと温まるような優しい物語に仕上がっていました。中でも取り分け、SNSを中心に大きな注目を集めた議論が“男女の友情”はアリかナシか。永遠の課題についてです。多部さん演じるゆくえには、学生時代からの親友・赤田(仲野太賀)がいますが、彼の結婚相手が異性と2人で会うことにNGを出したため、長かった友達関係に終止符を打つことに…。「赤田が女の子なら良かった」と嘆くゆくえも、「生まれ変わったら女の子になるから」とフォローする赤田も、はたまた「自分からは得られない栄養を異性の友達から補っているようでイヤだ」と涙する奥さんも、みんな違ってみんな正しいから世界は難しいんだと痛感させられる展開が非常に面白かったです。毎話、様々な視点の登場人物が各々の価値観を語る本作。人と違う考えを持つことを恐れず、自分はこう思うと話せることの大切さに、改めて気づかされましたね。第3位:恋×友情の新感覚ラブコメディ「セクシー田中さん」木南晴夏さんが主演をつとめる「セクシー田中さん」は、芦原妃名子さんの同名漫画を原作とした注目の実写化作品。これまで地味にコツコツ生きてきた主人公の田中さんが秘かに生き甲斐として楽しんでいたベリーダンサーとしての姿を、同僚・朱里(生見愛瑠)が偶然見つけてしまい…。驚かれると思いきや、まさかの大興奮!田中さんを“全力で推す”と決めた朱里×田中さん、正反対なタイプのふたりが互いにポジティブな化学反応を起こしていく、恋×友情の新感覚ラブコメディ。笑いあり、涙あり――物語の緩急が最高の一作でした。特にキュンとしたのが、登場する男女四人それぞれが恋に不器用過ぎるところ。秘かに恋愛に興味を抱きながらも、つい「自分なんて」と打ち消してしまう田中さんをはじめ、「男性がちやほやしてくれるのは、自分が若くて適度にバカそうだから」とすぐに自ら線を引いてしまう朱里。チャラさで本音を防御してしまう小西(前田公輝)に、理想ばかりが先行して本物の恋から遠ざかっていく笙野(毎熊克哉)。四者四様の角度で正面から恋に悩む姿が、とても人間らしく共感できたポイントなのではないでしょうか。これから先も彼らの背中を見守っていきたい、そう思った方も多かったはず。以上、秋ドラマの総括「勝手にベスト3」でした。あなたの感想と、ぜひ見比べてみてくださいね。(YUKI)
2023年12月23日「ブラッシュアップライフ」制作チームが贈る新春スペシャルドラマ「侵入者たちの晩餐」に、白石麻衣、池松壮亮、角田晃広(東京03)が出演することが分かった。バカリズムが脚本を手掛ける本作。家事代行サービス会社「スレーヌ」の清掃専門スタッフ・田中亜希子(菊地凛子)は、ある年の瀬、同僚の小川恵(平岩紙)からやり手社長・奈津美が脱税をし、自宅には大量のタンス預金を溜め込んでいるという噂を聞き、恵の友人・江藤香奈恵(吉田羊)と共に3人でその家に侵入し、タンス預金を盗み出すことに。しかしそこで、予想外の出来事が起こり、物語は二転三転し、驚きの結末が待ち受ける。そんな侵入先の持ち主・藤崎奈津美を演じるのが、1月スタートの新ドラマ「恋する警護24時」でヒロインを務めることも決定している白石さん。「スレーヌ」の若き女性CEOで元グラビアアイドル、ややヒール感ある役柄だ。白石さんは「バカリズムさんの作る世界観を大切に、テンポよく進むセリフの掛け合いに注目していただければと思います」とメッセージを寄せている。また、謎の配達員・重松洋介を池松さん、奈津美が暮らすマンションのコンシェルジュ・毛利貴弘を角田さんが演じる。彼らがどう物語に関わってくるかは、放送までのお楽しみ。バカリズム脚本のドラマはこれが初出演となる池松さんは、「『ブラッシュアップライフ』のチームは素敵なモノづくりをしているチームとして業界内でもかなり噂になっていたので、この話が来て非常にうれしかったです。様々に展開していくドラマをお正月のお茶の間に届けられればと思います」と喜ぶ。角田さんは「オファーをいただきテンションが上がりました。升野君(バカリズム)とはずっと一緒にコントをやってきた仲間。今回こういう形で一緒にやれることになるとは、すごくうれしいです」とコメントしている。なお、バカリズムさんと菊地さんの2ショットインタビューが公開。菊地さんは「山場ばかりの展開でずっと見逃せない。演じていて自分たちもすごく楽しかったです!バカリズムさんの脚本は伏線が巧みなので、ぜひ何度でも繰り返し見てほしいです」と語る。バカリズムさんは「放送の後、気になった所を配信で見返していただければ。それが一番いい楽しみ方じゃないかなと思います」とコメント。放送後は、「TVer」で期間限定配信されるほか、「Hulu」および「Netflix」で配信される。新春スペシャルドラマ「侵入者たちの晩餐」は2024年1月3日(水)21時~日本テレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年12月20日西島秀俊を主演に迎えたテレビ朝日ドラマプレミアム「黄金の刻(とき)」の放送が決定した。本作は、楡周平による小説「黄金の刻 小説 服部金太郎」の完全ドラマ化。日本初の腕時計、世界初のクオーツウォッチを発売したことで知られる「セイコーグループ」の創業者・服部金太郎の波乱の人生を、重厚に描き出す。丁稚奉公から時計修理職人を経て、時計の製造工場「精工舎」を設立し、国産初の腕時計を製造販売。常に時代の先々を読み、「義理」「人情」「恩義」を大切にしながら、一歩ずつ己の夢を叶えていった金太郎。一方で火災や震災など、数々の困難が襲う。洋品雑貨問屋の丁稚は、いかにして東洋の時計王になったのか。初恋相手や親友との別れ、天才的な職人との出会いなどの濃厚な人間ドラマも加味され、さらに奥行きが増す。西島秀俊主人公・服部金太郎役の西島さんは、「セイコーという企業のことはもちろんよく知っていますが、小さなところからいかにして大きく成長していったのか、ひとりの男の一代記を通して描いていくということにすごく興味を抱き、ぜひ参加したいと思いました」とオファーがあったときのことをふり返る。金太郎という人物については、「現代に通じる、それぞれの人には、それぞれ生かすことができる場所があるという適材適所を当時から理解されていらっしゃると感じました。その中で人とつながり、ともに成長していくという現代的なセンスを持ってらっしゃる方だと思いますし、未来を見据える姿勢というものにあこがれを抱いています」とリスペクト。さらに「現在、順調に撮影は進んでいますが、今回は時代物ということで、俳優の皆さん、スタッフの皆さん、それぞれとても丁寧にシーンを撮っています。また、登場するキャラクターの個性が本当に強く、魅力的ですので、演技の場で起こるケミストリーや、特別な瞬間を楽しみながら、毎日撮影に励んでいます」と撮影の様子も明かした。日本が誇る職人たちの成功譚の脚本を担当したのは、『凶悪』『東京リベンジャーズ』シリーズの高橋泉。監督は『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』の豊島圭介。ヒゲを蓄えたモノクロの金太郎が強烈なインパクトを放つメインビジュアルは、写真界の巨匠・操上和美が撮影、名だたるアーティストのアートワークを手掛けるアートディレクター・森本千絵がデザインを担当している。テレビ朝日ドラマプレミアム「黄金の刻」は2024年3月、テレビ朝日系にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年12月20日12月20日(水)明日、最終回を迎える小池栄子主演ドラマ「コタツがない家」。この度、本作のオールアップの際の写真と、深堀家キャストのコメントが公開された。本作は、小池さん演じる会社社長兼カリスマウエディングプランナー・深堀万里江と、夫・息子・父という3人のダメ男たちとの日々を描く、笑って泣ける、ネオ・ホームコメディー。最後の撮影場所は、これまで幾度となくトークバトルを繰り広げてきた深堀家のリビング。万里江、夫・悠作(吉岡秀隆)、息子・順基(作間龍斗)、父・達男(小林薫)の4人での最後の撮影を終えると、スタッフから大拍手と花束が贈られ、「みんなで一緒にクランクアップ出来て嬉しい」と笑顔を見せた小池さん。作間さんも「みなさん、お疲れ様でした!凄い先輩たちに囲まれながら貴重な経験が出来ました。本当に楽しかったです!また皆さんと一緒に仕事できるように頑張りますので宜しくお願いします!」とコメントし、小林さんは「思い出に残る作品の一つで、楽しい時間を過ごすことが出来ました。みなさんのおかげです、有難うございます!」と挨拶。吉岡さんは「みなさん、お疲れ様でした!そして、本当に(小池)栄子さん、どうもありがとう。本当に感謝しています。この4人で深堀家という家族を演じられたことは、幸せなことだと思います。スタッフのみなさんが見守って下さったからこそ深堀家が出来たと思います。感謝しています、有難うございました!」と感謝を伝えた。GP帯連続ドラマ初主演となった今回。小池さんは、「本当に明るい現場で撮影に来るのが楽しみでした。はじめは緊張すると言っていた順基・作間くんが、どんどん活き活きと自由に芝居をやっている姿を見て立派だな、頼もしいなと思いました。そして、(小林)薫さんと吉岡さんとお芝居が出来る日々というのが、すごく自分の財産になりましたし、たくさん勉強させていただきました」とふり返る。続けて「放送を見て、二人と比べて自分の引き出しが少ないなと、もっともっと楽しい家族の一員として私も奮闘出来たらなと落ち込んだりもしたのですが、目の前で先輩たちのお芝居が見られるというのが本当に楽しく、嬉しかったです。それをスタッフのみなさんがリハーサルから声を出して笑ってくれるのが嬉しく、温かい現場でこの3か月を過ごせたことが私の宝物になりました。自分が守りたい大切な家族が作れたと思います!本当に本当に有難うございました!!」と涙ながらに話しつつ、やり切った笑顔を見せた。そして本作はついに、最終回。クリスマスにパーティーを開いた深堀家だが、プレゼントをめぐって騒動に。万里江がたどり着いた“夫婦円満の秘訣”にも注目だ。「コタツがない家」は10月18日より毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年12月19日テレビ朝日開局65周年記念ドラマプレミアム「万博の太陽」の放送が決定。橋本環奈を主演に迎え、万博で働くことを夢見たヒロインの青春と、その家族の物語を心温まるタッチで描き上げる。1970(昭和45)年、アジアで初めて開催された日本万国博覧会(大阪万博 EXPO'70)。“人類の進歩と調和”をテーマに、当時史上最多の76か国(その他4国際機構、1政庁、6州、3都市、2企業)が参加し、入場者数は約6422万人を記録し、日本の高度経済成長を象徴する国民的イベントとなった。本作は、そんな大阪万博を舞台にした、ヒロインの青春と家族愛の物語。戦後復興を成し遂げ、高度経済成長期の真っ只中にあった昭和40年代。誰もがより良い生活を目指し邁進していた時代、本作の主人公・朝野今日子は、東京オリンピックの感動が忘れられず、世界と繋がる場所への憧れを募らせ、大阪の親戚の家に居候しながら万博への思いをふくらませていき、万博のコンパニオンとして世界中の人々と交流するという夢をつかみ取っていくことに。好奇心旺盛で猪突猛進、その明るさで周囲をやさしく照らす太陽のような主人公・朝野今日子をひたむきに演じるのは、来年放送の朝ドラ「おむすび」のヒロインにも決定した橋本さん。脚本は、「ハケンの品格」「ドクターX~外科医・大門未知子~」など大ヒットドラマを手掛け、2025年放送の朝ドラ「あんぱん」の執筆も発表されている中園ミホ。演出は「ドクターX~外科医・大門未知子~」田村直己が務める。クランクインを迎えた橋本さんは、「いちばんのみどころは、万博に憧れて“世界中の人々と交流してみたい”と思っている前向きな女の子が、自分の夢に向かってひたむきに走って行くところ」とアピール。まだキャストは橋本さんのみの発表となっているが、「素晴らしく豪華な俳優さんが多数出演されているので、どなたが登場するかも注目ポイントです。ものスゴイ方々を一日だけお呼びして撮影するなんて、本当に贅沢なことをさせていただいています」と共演者について言及。自身の役どころについては「とてもかわいらしく、亡きお父さんに似て、真っすぐで猪突猛進な性格です。でも、元気な女の子でありながらも“不思議ちゃん”のようにはしたくないなと思っているんです。物語の冒頭に『ガガーリンが死んじゃったの…』というセリフがあるのですが、インパクトがあるそのシーンでは、ちょっと変わった子に見せたかったんです。でも、“手に負えないほど変わっている子”にはしたくなかった…。真っすぐで好奇心旺盛で熱意を持って進む女の子でありつつ、ちょっと変わっている部分を持つという、表現のバランスはたくさん考えて演じています」とコメント。また「“こういう時代もあったな”と懐かしむ方もいれば、私と同世代やそれよりも下の世代のみなさんは“こういう日本の姿もあったんだ!”と歴史的感覚で見られる作品でもあります。何より、見れば必ず前向きになれる作品だと思います」とメッセージも寄せている。あらすじ1968年、東京の下町で育った朝野今日子(橋本環奈)は高校卒業後、家業の畳店を手伝っていた。早世した父にかわって畳店を切り盛りする母・陽子のために少しでもいい結婚をして安心させてあげたいと思ってはいるものの、好奇心旺盛で猪突猛進な性格が災いして断られてばかり。今日子の最近の頭の中は再来年、大阪で開催される万国博覧会のことでいっぱい。東京オリンピックに感動した日々を忘れられず、大阪万博への期待に胸を高鳴らせていたのだ。その日も見合いの席で「私の夢は万国博覧会で世界中の人たちとつながることです!」と熱弁をふるって惨敗。そんな中、今日子のもとに舞い込んだのは、大阪行きの話だった。陽子の兄、つまり今日子の伯父・万田昭太朗の工場が人手不足で困っているという。今日子は建設中の万博会場を見てみたい一心で、大阪に旅立つ。今日子が暮らすことになった万田家は地元の大手電機メーカーの下請け工場を営んでおり、昭太朗の妻・和世と、従妹にあたる女子大生の千夏、小学生の博士の4人暮らし。千夏は地元の女子大学で学んでいたが、女性の幸せは早く結婚して子どもを生むことだと信じる昭太朗は娘のために取引先の重役に頼み込んで見合い話を持ち帰ってくる。相手は、世界的建築家・丹下健三の設計事務所に勤める倉本鉄平。エリートだが、まったく気取ったところのない鉄平に、千夏は好感を抱く。そんなとき、千夏は大学の教授から万博のパビリオンで働くコンパニオンに推薦されるが、昭太朗は大反対。今日子は「なんで伯父さんが千夏の生き方を決めるの!?」と爆発。文句があるなら出ていけと怒鳴られてしまう。やがて東京に戻ることを決意した今日子。すると、千夏がどうせ帰るなら記念に挑戦してみようと、コンパニオンの応募書類をもらってくる。しかし、コンパニオンは関西の女子大生を中心に推薦で決まってしまうことが多く、今日子にとっては夢のまた夢――。テレビ朝日開局65周年記念ドラマプレミアム「万博の太陽」は2024年3月、テレビ朝日にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年12月19日映画の作り手にスポットを当てた映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル2024」が来年1月26日(金)より開催。上映作品も発表された。「映画のまち調布 シネマフェスティバル」は、開催に先立ち、約7か月にわたり募集した「日本映画人気投票」により、上映作品を選出し、その中から映画賞「映画のまち調布賞」を決定。映画賞授賞式、映画製作の技術スタッフや監督によるトークショー付きの映画上映会、展示、ワークショップなど、各種イベントも行われる。イオンシネマ シアタス調布とのコラボ企画として、大ヒットした『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』や『ラ・ラ・ランド』、特撮映画『ガメラ 大怪獣空中決戦』(4Kデジタル復元版)、1992年公開のスタジオジブリ作品『紅の豚』を上映。『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』特別企画「ありがとう 東京現像所」では、『大誘拐 RAINBOW KIDS』(35mmフィルム)や『空の大怪獣 ラドン』(4Kデジタルリマスター版)、「調布特撮大戦」では『ガメラ 大怪獣空中決戦』(4Kデジタル復元版)、『シン・仮面ライダー』なども上映される。『シン・仮面ライダー』また、日本映画人気投票の上位作品から厳選した、二宮和也主演『ラーゲリより愛を込めて』、新海誠監督最新作『すずめの戸締まり』、大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、伊藤沙莉、柴咲コウらが出演する『月の満ち欠け』、鈴木亮平主演『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』など8作品も上映。一部作品では、監督や受賞者などを招いてのトークショーも予定されている。『ラーゲリより愛を込めて』なお、2月10日に開催予定の「第6回映画のまち調布賞」授賞式では、『お終活 再春! 人生ラプソディ』を先行特別上映する。「映画のまち調布 シネマフェスティバル2024」は2024年1月26日(金)~2月18日(日)調布市文化会館たづくり、イオンシネマ シアタス調布、調布市グリーンホールにて開催。(シネマカフェ編集部)
2023年12月16日高橋一生主演で、手塚治虫の名作医療漫画「ブラック・ジャック」を24年ぶりにドラマ化。「おんな城主 直虎」「天国と地獄 ~サイコな2人~」の森下佳子が脚本を手掛け、「岸辺露伴は動かない」でも高橋さんとタッグを組んだ柘植伊佐夫が人物デザイン監修・衣装デザインを担当する。“医療漫画の金字塔”として色褪せることなく、多くの人に愛され続けてきた「ブラック・ジャック」は、連載開始から早50年が経過。節目を迎えた2023年からは、生成AIを活用した新作漫画の制作など、連載50周年記念の特別プロジェクトも多数展開され、いまなお熱狂的ファンを増加させている。過去に幾度となくアニメ化および実写化、そして派生作品を生み出してきた本作のオリジナルが、実力派俳優・高橋一生を主演に迎え、24年ぶりにテレビドラマ化。法外な治療費と引き換えに、どんな手術も成功させる無免許の天才外科医ブラック・ジャックが、コロナ禍を経て、医療の在り方がふたたび問われる令和の時代に、センセーショナルによみがえる――。手塚治虫原作の有名エピソードを凝縮!2024年版「ブラック・ジャック」誕生テレビ朝日では1981年、加山雄三主演で「ブラック・ジャック」を初めてテレビドラマ化。その後、TBSで放送された本木雅弘主演の2000年版テレビドラマなど、様々な実写版や舞台版が各所で制作され、作品によっては大幅なアレンジも施されてきた。そんな本作の連載50周年の節目となる今回は原作から厳選した有名エピソードを凝縮し、その真髄をぐっと掘り下げていく。改めて“医療とは何か”が問われるいまだからこそ、人々の心に強烈に突き刺さる「ブラック・ジャック」。2024年版では原作へのリスペクトの念を軸に据えながら、現代を生きる人たちへ“時代を超えた真摯なメッセージ”を投げかける。主演・高橋一生、ブラック・ジャックのオファーに慄きながらも「多くの方の心の中に居るブラック・ジャック像」を追求主人公ブラック・ジャックは神業ともいえる手術手腕を誇る驚異的な天才外科医ではあるものの、単純に絵に書いたようなヒーローでは決してない。常にドライで冷酷に見えても、患者とその関係者が置かれた状況を見据え、密かに心を痛める優しさも…。さらに、要所要所で壁にもぶつかり、ときには滑稽な姿もさらけ出す。そんな実に多面的であるがゆえに、人々を惹きつけてやまないブラック・ジャックに高橋さんが新たな命を吹き込む。高橋さんは「正直なところお話を頂いた時は、自分に出来るのかと思いました。幾ら彼の矜持や人情、生に対する思いが好きであっても、いざ自分が演じるとなれば、当たり前ですが話はまったく別です。好きというだけではどうしても成立しない何かがあると思うからです」と、素直な心境を吐露。「これまでと同じように、お芝居をする時は、迷う事なく打ち出していきたい。演じさせていただく度に納得し、許せる瞬間を積み重ね、それが作品になっていける様、毎シーン毎カットお芝居をさせていただいています」と明かし、「常に厳しい視線でお芝居を模索しているので、視聴者の皆さんにも厳しく観ていただきたい」とメッセージを送る。人物/衣装デザインは柘植伊佐夫「柘植さんが『大丈夫』と言ったら、大丈夫なんです」監督を務めるのは城定秀夫。『アルプススタンドのはしの方』と『性の劇薬』でヨコハマ映画祭・監督賞を受賞し、『女子高生に殺されたい』『ビリーバーズ』でも大注目を集めた城定監督が、「ブラック・ジャック」の世界をどう魅せていくのか期待したい。また、脚本を務めるのは森下佳子。「JIN -仁-」「ごちそうさん」「天皇の料理番」から「義母と娘のブルース」ほか、高橋さんともタッグを組んだ大河ドラマ「おんな城主 直虎」、日曜劇場「天国と地獄 ~サイコな2人~」といった大ヒット作に加え、2025年放送のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」の脚本も手掛ける森下氏。手塚プロによる綿密な監修のもと、現代設定も取り入れつつ入念に物語を再編成する。さらに、人物デザイン監修・衣装デザインを柘植伊佐夫が担当。NHK大河ドラマ「龍馬伝」や「どうする家康」、「精霊の守り人」、映画『シン・ゴジラ』『翔んで埼玉』、そして高橋さん主演の「岸辺露伴は動かない」も手掛けた柘植氏。2000年版「ブラック・ジャック」でもブラック・ジャックのヘアメイクデザインを担当しており、今回は細部に神を宿らせながらドラマの世界観を全て監修する。高橋さんがオファーを受けた決定打は、「『おんな城主 直虎』等でご一緒させて頂いた脚本家の森下佳子さん、『民王』でプロデューサーをされていた飯田サヤカさんがお声掛けくださった」ことと明言。また、「僕は基本的に柘植さんが『大丈夫』と言ったら、大丈夫なんです」と絶大な信頼を寄せる。なお、ブラック・ジャックの助手・ピノコを演じるキャストをはじめ、確かな腕をもつ共演俳優陣についても注目だ。テレビ朝日ドラマプレミアム「ブラック・ジャック」は2024年、テレビ朝日系にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年12月16日来年放送スタートとなるカンテレ・フジテレビ系新月10ドラマ「春になったら」より、主演する奈緒と木梨憲武の親子が写るポスタービジュアルと、着物姿の場面写真が公開された。本作は、“3か月後に結婚する娘”と“3か月後にこの世を去る父”が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく日々を描く、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。数々のヒット作を世に送り出した福田靖によるオリジナル作品だ。娘・瞳(奈緒さん)と、父・雅彦(木梨さん)が登場するポスタービジュアルは、2人の自然な表情を切り取るため、穏やかな空気が流れる中でゆっくりと時間をかけて撮影。シンプルながらも奥深く、モノクロを基調とした色彩と空間配置にも注目。デザインは、朝ドラ「らんまん」も手掛けたアートディレクター・加藤秀幸が担当。モノクロポスターで際立つ、ブルーとピンクの配色に関して「“結婚=始まる=ピンク”と、“死ぬ=終わる=ブルー”で、親子の思いが対照的になるようにしました。タイトルロゴのグラデーションは対照的でありながらも、親子の繋がりややがて訪れる“春”を感じさせるようにしています。重くシリアスなテーマですが、笑って泣けるホームドラマのように優しい色を選びました」とコメントしている。そして、奈緒さんと木梨さんのクランクイン初日は、神社で行われた。父娘がそれぞれ衝撃的な報告をした元旦の翌日、初詣で家の近くの神社を2人で訪れる場面。撮影初日にも関わらず、すでに長年寄り添ってきた親子の空気感を醸し出しており、雰囲気は抜群だったという。なお、親子の様子が見られるティザー映像は、12月18日(月)の「トクメイ!警視庁特別会計係」放送終了後にTV初公開される。ストーリー早くに母を亡くし、反発し合いながらも一つ屋根の下で支え合って生きてきた瞳(奈緒)と雅彦(木梨憲武)の父娘。いつも通りに迎えた元旦、2人は互いにとって衝撃的な報告をする。「せーの」で同時に発表したその事実は、“瞳が3か月後に結婚すること”、そして“雅彦が病によって余命3か月と宣告されたこと”。お互いあぜんとしつつ、雅彦は、相手が10歳年上の売れないお笑い芸人であることを知って結婚に猛反対。一方の瞳も、かたくなに延命治療を受けようとしない雅彦をなんとか説得しようと試みる。互いの幸せを願うからこそ衝突や諦めを繰り返す親子は、それぞれ「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を作り、残された時間を悔いなく過ごそうとする。次第に明らかになる瞳も知らなかった雅彦の過去や思い、そして雅彦も知らない瞳の結婚相手の秘密。瞳の結婚相手、親族、友人、職場の人々、雅彦の主治医など、個性豊かな周囲の人たちを慌ただしく巻き込みながら、2人はどのように理解し合い、3か月後のそのときを迎えるのか…?「春になったら」は2024年1月15日より毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年12月15日シネマカフェでは、11月22日~12月1日まで、“2023年好きな秋ドラマ&キャラクターは?”と題して読者アンケートを実施。先日の好きな秋ドラマ編に続き、今回は秋ドラマに登場する好きなキャラクターをランキング形式で発表する。様々なキャラクターが登場する中でも、今期のNo.1になったのは、「今日からヒットマン」の主人公、相葉雅紀が演じるサラリーマン/ヒットマンの二重生活を送る稲葉十吉。ある日突然、事件に巻き込まれ、伝説の殺し屋の名を継ぐことになり、愛する家族を守るため、裏社会で奮闘することになる十吉。ダメダメな部下や相棒(?)のちなつに振り回されるキャラクターだ。今回行ったアンケートでは、視聴者から「コミカルな演技の時とアクション、銃さばきの時のカッコよさのギャップがとてもいいです」、「殺し屋の格好は様になっているのに、実はテンパりまくってる心の声が最高におもしろい。なおかつ、有能営業マンの心得が実は殺し屋にも役立って危機を切り抜けていくのがカッコいい」、「対極にあるような生活をバタバタしながら切り抜ける様子、心の声もおもしろい またヒットマンとして成長していく様もかっこよくなってきて次回が楽しみになります」、「相葉さんの振り回されてドタバタする演技が上手すぎる!緊迫したシーンなのに気弱な心の声が入って、応援したくなる」と感想が届いた。最終話(12月15日放送)丸メガネ(筧利夫)との出世争いに負けた挙句、二丁に扮した稲葉十吉(相葉雅紀)の活躍で《コンビニ》を追われたアゴ(岩永ひひお)。ライバル組織《100均》に雇われた殺し屋・マンモス(武蔵)は、十吉の妻・美沙子(本仮屋ユイカ)と息子・百太(木村優来)を人質に取る。一方のマンモスは、十吉を本物の二丁だと勘違いしており、積年の恨みを早く晴らしたいと主張。家族をさらわれた十吉は頭を抱えるが、なんと《コンビニ》アルバイト・キンパツ(駒木根葵汰)が《100均》にスパイとして潜入していて…。「いちばんすきな花」第10話(C)フジテレビ続く2位は、多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が主演する「いちばんすきな花」から、松下さんが演じる主人公のひとり、春木椿。出版社で働く会社員で、実家は花屋。長年付き合っている彼女がおり、いよいよ結婚、新居での新しい生活をスタートしようとしていたある日、彼女を“彼女の男友達”にとられてしまう。そんな傷心の中、訪れたある出会いをきっかけに、自分が“友達”という存在に求めていたものに気づきはじめる。読者からは、「ちょっと面倒くさい、変わった人物だけど、優しくてあたたかくて、愛おしいキャラクター。松下洸平さんの演技が絶妙で他の人だったらこんなに愛おしい人物にはなってないだろうなと思うほど」、「圧倒的に癒されキャラ 演技も上手いからすき花の世界観に引き込まれます」、「大人な中に可愛らしさ優しさ繊細さユーモア品のよさがあって好きポイントしかない」、「こういう人はいるなと思わせてくれる。ただのいい人ではなく、無自覚に正直ゆえの残酷さも傷つきやすさも、きちんと描かれていると思う。松下洸平さんの繊細な演技が大好きです。ふとした表情まで気を抜いていないところが素晴らしいと思います」と、松下さんが演じるからこそ魅力的に映った椿というキャラクターに、多くのコメントが寄せられた。第10話(12月14日放送)志木美鳥(田中麗奈)は潮ゆくえ(多部未華子)、春木椿(松下洸平)、深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)と一緒に椿の家で食事をした翌日、北海道へ戻ることに。その夜、春木家にいつものように4人が集まった。ゆくえは椿たちそれぞれに美鳥からの伝言を預かったと切り出し、報告し始める。ある日、夜々と紅葉が居酒屋で飲んでいると、近くの席で飲んでいた紅葉のバイト先の同僚、園田拓真(世古口凌)と松井隼人(川本光貴)に声をかけられ…。「うちの弁護士は手がかかる」第10話(C)フジテレビそして3位には、育成型リーガルエンターテインメントドラマ「うちの弁護士は手がかかる」より、平手友梨奈が演じる新人弁護士・天野杏がランクイン。杏は、本作の主人公で元芸能事務所の敏腕マネージャー・蔵前勉が、パラリーガルとしてサポートしていく人物。超エリートだが、コミュニケーション能力はゼロ、猪突猛進な性格で空回りしてしまうことも。アンケートでは、こんな回答が。「圧倒的な才能を持ちながらも、苦手なこともあって不器用ながら変えていこうとしている姿が、人間味があって魅力的だから」、「主人公の敏腕パラリーガル蔵前勉により、知能は凄いけどコミュ力ゼロで天邪鬼な杏がどんどん成長していく姿がすごく愛おしくて応援したくなる」、「猪突猛進なだけでもなく、抜けてるだけでもなく、強気なだけでもない。その中に儚さや脆さみたいなものを感じることができるキャラクター。 くらあんコンビも最高」、「平手さん演じる天野杏が成長してどんどんバディが良くなっていて面白い。 ファッションも可愛くて良い」などと、蔵前とタッグを組んだことで徐々に成長していく様子が、視聴者に響いたようだ。第10話(12月15日放送)蔵前勉(ムロツヨシ)のマネージャー時代の仲間で、元カノでもある安藤カオリ(安達祐実)が、「香澄法律事務所」にやってくる。ウワサの元カノに会えた、とテンションが上がってしまう香澄今日子(戸田恵子)たち。そこに、杏とは親しい間柄らしい大橋いずみ(志田未来)が訪ねてくる。政治家なども利用している青海医大病院の看護師をしていたが、突然、退職金を積まれて退職届を書くよう迫られたのだという。一度は退職手続きを断ったものの、周囲がよそよそしくなったこともあって先月、自主退職したという。だが、「看護師の仕事が好きだから悔しくなった」といういずみの思いを受け止めた杏は、彼女の依頼を引き受ける。4位~は以下の通り。4位蔵前勉/ムロツヨシ「うちの弁護士は手がかかる」「うちの弁護士は手がかかる」第10話(C)フジテレビ人気女優をサポートする超敏腕マネージャーだったが、突然解雇され、ひょんなことからパラリーガルとして新人弁護士のマネジメントを任されることになる主人公。・「蔵前さんのさりげないフォローや、人間味のある語りが素晴らしい」・「蔵前さんがムロさんと重なって、とっても楽しく見ています」・「ムロツヨシさんはセリフなんだかアドリブなんだかわからないテンポが好き」・「くらあんコンビが最高なのと、ムロツヨシさんと安達祐実さんの会話シーンが大好きです」5位南雲脩司/鈴木亮平「下剋上球児」「下剋上球児」10話 (C)TBSスパークル/TBS撮影:ENO高校野球を題材にした本作の主人公。3年目の社会科教員で、廃部寸前の弱小野球部の顧問をすることになり、日常が一変する。・「こんな方が先生だったら学校も楽しかっただろうな、と思えたから」・「生徒に向き合い、暖かく指導する完璧な先生には秘密があった。秘密があったからこそ生徒に優しくできるのか。考えさせられるキャラクターを鈴木亮平さんが見事に演じておられます」・「心の葛藤を抑えた演技で、こちらに眼差しだけでも感じられるのはさすが、すごい役者さん」星葉高校にサヨナラ勝ちし、ついに決勝進出を決めた越山高校野球部。しかしいざ勝ち進んでも、甲子園出場には高額費用がかかることが発覚。丹羽(小泉孝太郎)は地元の有力者たちを集めて皆で頭を悩ませていた。そんなこととはつゆ知らず、南雲(鈴木亮平)の家で決勝へと決意を固める部員たち。三年生は皆、高校生活最後になるかもしれない試合、そしてその後の進路について思いを巡らせるのだった。そんな中、大学からスカウトを受けていた根室(兵頭功海)はそのことを姉・柚希(山下美月)に言えずにいて…。さらに犬塚(小日向文世)はある決意を固めていた。そしていよいよ決勝当日。星葉高校の応援団も越山の応援のために駆けつけてくれるなど越山高校応援ムードの中、南雲と生徒たちの“日本一の下剋上”がかかった、運命の試合がスタートする。6位勝呂寺誠司/二宮和也「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」クリスマスイブという“たった1日”の出来事を描く物語の主人公のひとりで、記憶喪失の逃亡犯。・「根っこの正義感や誠実さがみえるアクションもいい」・「勝呂寺誠司の背景が明かされるにつれてより一層魅力的なキャラクターへと変わっていっています。最後まで目が離せません」・「記憶喪失で殺人犯の容疑者でもう一つ名前があるという複雑な役でありながら魅力的」勝呂寺誠司(二宮和也)は搬送途中に逃げ出すと、笛花ミズキ(中川大志)に会いに行った。記憶を取り戻したことを打ち明け、「今夜の取引、成功させるぞ」とミズキに告げる。同じころ、開店まであと1時間と迫った「葵亭」では、シェフの立葵時生(大沢たかお)を中心に慌ただしくディナーの準備が進められていた。そこに、神奈川県警の警部補・狩宮カレン(松本若菜)がやってくる。一方、倉内桔梗(中谷美紀)たちは、生放送の大型音楽特番の準備が進められている中、アネモネとメキシコのロス・クエルボによる取引現場を生中継しようと密かに動き出していたが――。7位諸葛孔明/向井理「パリピ孔明」(放送終了)現代の渋谷に若かりし姿で転生する中国三国時代の名軍師・諸葛孔明。歌手を目指す月見英子をマネジャーとして成功に導いていく。・「軍師の名にふさわしくアイディアをフルに使って現代を生き抜き、エイコを成長させていくのがすごいと思ったので」・「見事なハマリ役ごとなので。演じる向井さんも選んだ人もアッパレ」8位深雪夜々/今田美桜「いちばんすきな花」主人公のひとりで美容師。純粋に友達になろうとしても、男性からは異性というだけで恋愛ととらえられ、女性からはそんな姿をねたまれてしまう経験をしてきたため、1対1で人と向き合うのが怖い。性別がなかったら、きっと自分の悩みの大半は解決する気がする、と考えることもしばしば。・「皆んなと同じ事をする、学校生活に、生きづらかった人は、いたなぁ~と、今なら、つくづく思う」・「今後の夜々ちゃんがどうなるのか気になります」9位矢吹賢二/内野聖陽「きのう何食べた? season2」弁護士・筧史朗(通称・シロさん)と同居する、恋人で人当たりの良い美容師。・「素直で優しくて、相手のことを思いやる気持ちがとても好きです。自分もケンジみたいな人になりたいです」筧史朗(西島秀俊)と井上航(磯村勇斗)は、小日向大策(山本耕史)や富永さん(矢柴俊博)が所属するテニスサークルの試合を観戦。試合後、矢吹賢二(内野聖陽)も合流し、富永家で食事会の予定だったが、富永さんがギックリ腰になり、それは中止に。楽しみにしていた航は拗ねてしまうが、航がコートであるミラクルを起こすという予想外の展開に――。10位瀧山/古川雄大「大奥 Season2」Season2の中でも、幕末編の主要人物。男女が逆転した江戸パラレルワールドを描く本作で、最後の大奥総取締となる。阿部正弘に見いだされ、家定に仕えるため大奥入り。持ち前の器量と権勢を発揮し、大奥の男たちを束ねていく。・「美貌・才覚・おちゃめさも見せてくれて目が離せない」・「ミュージカルヲタなので古川さんならできるとは思ったけど、予想より素晴らしかった」・「清濁併せ呑む器量があり、賢いが、天然な面もあり、チャーミング」家茂が志半ばで亡くなったという知らせが入る。己の信念で私利私欲に動く慶喜の振る舞いが新たな争いの火種を生んでしまう。あれこれ手を打って引き留めようとしていた和宮の願いは届かず、暗い空気が流れる一方で瀧山や天璋院は、時代の移り変わりとともにかつてないほどの変化を強いられる。【シネマカフェ読者アンケート/好きな秋ドラマのキャラクターTOP10】1位:稲葉十吉/相葉雅紀「今日からヒットマン」2位:春木椿/松下洸平「いちばんすきな花」3位:天野杏/平手友梨奈「うちの弁護士は手がかかる」4位:蔵前勉/ムロツヨシ「うちの弁護士は手がかかる」5位:南雲脩司/鈴木亮平「下剋上球児」6位:勝呂寺誠司/二宮和也「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」7位:諸葛孔明/向井理「パリピ孔明」8位:深雪夜々/今田美桜「いちばんすきな花」9位:矢吹賢二/内野聖陽「きのう何食べた? season2」10位:瀧山/古川雄大「大奥 Season2」※2023年10月期に放送されている“秋ドラマ”が対象となります。※本アンケートは、読者の皆様の「今のドラマ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。(シネマカフェ編集部)
2023年12月11日映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル2024」が2024年1月26日(金)から2月18日(日)まで東京・調布のイオンシネマ シアタス調布などにて開催される。「映画のまち調布 シネマフェスティバル」「映画のまち調布 シネマフェスティバル2024」は、映画製作の現場を支える技術者や制作会社など“映画の作り手”にスポットを当てた映画祭。約7か月にわたって調布市民やイオンシネマ シアタス調布の来場者などを対象に投票を集めた「第6回日本映画人気投票」から、選りすぐりの人気作品を上映する他、監督や映画賞を受賞した技術スタッフなどを招いてのトークショーなどが行われる。『すずめの戸締まり』など人気作を特別上映上映されるのは、日本映画人気投票の上位作品の中から選ばれた8作品。人気投票1位となった新海誠の長編アニメ映画『すずめの戸締まり』をはじめ、二宮和也主演映画『ラーゲリより愛を込めて』、清野菜名と松坂桃李のダブル主演で名作恋愛漫画を実写化した『耳をすませば』、のんがさかなクンの半生を演じた『さかなのこ』、庵野秀明がメガホンを取った『シン・仮面ライダー』、鈴木亮平主演の人気医療ドラマの映画版『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室』、宮沢賢治と父の“親子愛”を描いた『銀河鉄道の父』、直⽊賞受賞の小説を実写化した『月の満ち欠け』を上映する。スタジオジブリ『紅の豚』も特別上映また、イオンシネマ シアタス調布では1992年公開のスタジオジブリ劇場用長編アニメーション『紅の豚』を9日間の期間限定で上映。公開当初の35mmフィルム初号試写に近い状態を再現したDCPでの上映という、貴重な機会となるのでぜひ足を運んでみて欲しい。【詳細】「映画のまち調布 シネマフェスティバル2024」期間:2024年1月26日(金)~2月18日(日)開催会場:調布市文化会館たづくり、イオンシネマ シアタス調布、調布市グリーンホール■日本映画人気投票 選出作品上映チケット販売日:2023年12月22日(金)会場:調布市文化会館たづくり くすのきホール(全席指定)住所:東京都調布市小島町2-33-1料金:前売り 500円、当日 800円日時/上映作品:2月11日(日)18:00 『シン・仮面ライダー』2月12日(月・休)10:30 『銀河鉄道の父』2月12日(月・休)15:30 『ラーゲリより愛を込めて』2月17日(土)10:00 実写映画『耳をすませば』2月17日(土)14:00 『すずめの戸締まり』2月17日(土)18:00 『月の満ち欠け』2月18日(日)10:00 『さかなのこ』2月18日(日)15:30 『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室』■特別上映 スタジオジブリ作品『紅の豚』公開期間:2024年2月10日(土)~2月18日(日)※上映時間はWEBサイト参照会場:イオンシネマ シアタス調布 スクリーン1 ほか料金:(全席指定)大人・大学生1,300円 / 幼児~高校生1,000円チケット販売日時:2023年12月25日(月)e席リザーブ0:00~/劇場窓口8:00~チケット購入方法:WEBサイト参照
2023年12月08日シネマカフェでは、“2023年好きな秋ドラマ&キャラクターは?”と題して、読者アンケートを実施。今回、その結果を発表。まずは、好きな秋ドラマのランキングトップ10を発表する(投票期間:11月22日~12月1日)。フジテレビ系にて放送中のムロツヨシ主演「うちの弁護士は手がかかる」が今回1位に!本作は、ムロさん扮する芸能事務所の元敏腕マネージャー・蔵前勉が、新人弁護士・天野杏(平手友梨奈)に振り回されながら、パラリーガルとして奮闘する育成型リーガルエンターテインメントドラマ。ほかにも、吉瀬美智子、安達祐実、江口のりこらが出演。蔵前と杏とのやりとり、蔵前の“ドラマネタ”などが毎回話題となっている本作。今回行ったアンケートでシネマカフェ読者からは、「天野先生と蔵前さんコンビが可愛い 天野先生の成長と、蔵前さんの天野先生の世話焼きながら守るのが良いです」、「面白いし泣ける!内容が毎回素晴らしい! 香澄法律事務所の面々が、みなさん、いい味出してて、面白すぎる! 毎回声が出てしまうほど笑わせてもらってます」、「ムロツヨシさんと平手友梨奈さんのコンビの凸凹感がすごくいいから」、「くらあんのバディ感、香澄法律事務所の仲間たちとの掛け合いが凄く面白い。シリアスとコメディーのさじ加減が絶妙です」などと、凸凹バディに多くのコメントが寄せられた。「うちの弁護士は手がかかる」第9話(C)フジテレビ第9話(12月8日放送)蔵前勉(ムロツヨシ)は「香澄法律事務所」を去ることに。ある日、蔵前の前に水島和也(矢柴俊博)ら数人の男女が姿を現す。水島は、東京地検特捜部だと身分を明かすと、「笠原事務所」の脱税の件で過去7年間の経理に関する話を聞きたいと告げる。蔵前は、その場で逮捕され…。続いて2位は、同名ガンアクション漫画のドラマ化「今日からヒットマン」。相葉雅紀演じる主人公・稲葉十吉が、ある日、二丁と呼ばれる凄腕ヒットマンと出会ってしまい、事件に巻き込まれ、愛する家族を守るため、裏社会で奮闘するアクションコメディ。「トリック」シリーズの木村ひさし監督、脚本・オークラがタッグを組み、 山本舞香、 滝藤賢一、 深澤辰哉(Snow Man)、勝村政信、本仮屋ユイカらが出演。「アクションあり、コミカルあり、演出と脚本が素晴らしく、漫画がそのままドラマになっているようで とにかく面白い」、「コメディとシリアスがよい感じにミックスされていて面白くて見入ってしまう悪役の人も個性があってよい」、「相葉くん演じる十吉さんの心の声が面白くて、笑ってしまう、くせが強くて惹き付けられる」、「相葉くんと舞香ちゃんがめちゃくちゃカッコ良くて、2人のやりとりがめちゃくちゃ面白い!」などと、俳優陣の好演に多くの感想が届いた。第7話(12月8日放送)闇の組織《コンビニ》のヒットマン・カトウ(矢作マサル)をはじめ、関係者が次々と何者かに襲撃される。本部長・将軍(小沢仁志)も、この事態に苛立ちを隠せない。一方、稲葉十吉(相葉雅紀)とちなつ(山本舞香)、《コンビニ》アルバイトのキンパツ(駒木根葵汰)は、ある組織に集金に出向くも、簡単だと思われていた取引は難航。十吉は相手のボスとロシアンルーレットをやるハメに。また十吉は、イージーフードの部長・遠藤保(勝村政信)から、ある重要なプロジェクトを任され――。そして3位は、多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が主演を務める「いちばんすきな花」。“男女の間に友情は成立するのか?”をテーマに、4人の男女がある日、ふとした出来事を機に巡り会い、友情と愛情というテーマに自然と向き合っていくストーリー。「silent」の村瀬健プロデューサーと脚本・生方美久がタッグを組み、主演俳優も豪華とあって、放送前から注目を集めていた本作。放送が始まると、撮影裏の様子をとらえた映像がSNSにアップされ、多くの反響を呼んでいる。シネマカフェ読者からは「脚本が素晴らしいし、クアトロ主演の皆さんの演技が自然でのめり込んでしまいます」、「台詞が心に残ります。ジーンとくるセリフが多い。そんな考え方があるのかと発見がある。毎回楽しみです今後の展開に目が離せない。4人のやり取りがとても良い(仲野たいがさんもさすがです)」、「主役の4人が本当に可愛い。やり取りにほっこりしたり、心に響く一言やそれぞれのエピソードにちょっと泣けてしまったり」、「世間的に表に出すのはどうなんだと、言えなかった気持ちを代弁してくれるように放たれるセリフの1つ1つや、ただ1人の人間として存在を認めてくれるような優しく柔らかな居心地の良さが心を溶かしてくれるような感覚になるから」などといった感想が。登場人物たちの言葉が、多くの視聴者の心を揺さぶっている。「いちばんすきな花」第9話(C)フジテレビ第9話(12月7日放送)春木椿(松下洸平)の家で佐藤紅葉(神尾楓珠)は、自分が表紙のイラストを手がけた小説を椿に渡そうと声を掛けると、椿は大きなダンボール箱を開けていた。「荷造りですか?」と紅葉が聞くと、椿はニコニコしながら箱の中を紅葉に見せてきた。そこには、紅葉が表紙を描いた本が大量に。そして、そこにやって来た潮ゆくえ(多部未華子)と深雪夜々(今田美桜)もすでに買っていた。ある日ゆくえは、美鳥(田中麗奈)と会うことになり、ファミレスで食事をしながら、美鳥が東京に戻ることになった経緯を聞かされる…。4位~は以下の通り。4位「下剋上球児」高校野球を通して、様々な愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。主演の鈴木亮平をはじめ、黒木華、小日向文世、小泉孝太郎、生瀬勝久らが出演。<読者の声>・球児達が野球うまい!カッコいい!感動する台詞もたくさんあり、高校生の息子たちも夢中になって観てます。毎回涙が流れます。・球児や監督や地域が一丸となって何かに夢中になって頑張る姿を見ていると勇気を貰えます。・毎回気付いたら涙が出てる 野球のシーンもリアルで大好き。・南雲先生(途中から南雲監督)の褒めて伸ばす指導法で選手たちが開花していき、勝てるようになっていく様子が素晴らしい。 試合のシーンの描写も素敵です。「下剋上球児」第8話 ©TBSスパークル/TBS 撮影:ENO第9話(12月10日放送)運命の準決勝の日。試合では、星葉高校もこれまでとは違う布陣で挑んでくることに。想定外の連続にミスを連発する越山高校。焦る部員たちを前に南雲(鈴木亮平)が打つ手とは――。5位「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」二宮和也、中谷美紀、大沢たかおがトリプル主演を務める月9ドラマ。人々が思い思いに過ごすクリスマスイブという“たった1日”の出来事を1クールかけて描く謎と愛と奇跡の物語。<読者の声>・1日のお話が3つのシチュエーションで同時に観られ、それがだんだん繋がって行くのがワクワクドキドキして目が離せない。・3つの物語が、交差して一つの物語になって行くのが面白い。・たった一日のことを連続ドラマにするなんて初めてのこと、いろんな角度からのストーリーも見られてとても面白いです!「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」第10話(C)フジテレビ第10話(12月11日放送)勝呂寺誠司(二宮和也)は搬送途中に逃げ出すと、笛花ミズキ(中川大志)に会いに行った。記憶を取り戻したことを打ち明け、「今夜の取引、成功させるぞ」とミズキに告げる。同じころ、開店まであと1時間と迫った「葵亭」では、シェフの立葵時生(大沢たかお)を中心に慌ただしくディナーの準備が進められていた。そこに、神奈川県警の警部補・狩宮カレン(松本若菜)がやってくる。一方、倉内桔梗(中谷美紀)たちは、生放送の大型音楽特番の準備が進められている中、アネモネとメキシコのロス・クエルボによる取引現場を生中継しようと密かに動き出していたが――。6位「セクシー田中さん」芦原妃名子の漫画を原作に、木南晴夏が普段は地味な経理部のOLだが、ベリーダンサーという裏の顔をもつ田中さん、生見愛瑠が田中さんの裏の顔を知り、ファンになってしまう同僚の派遣OL・倉橋朱里を演じる、9笑って、1泣けるラブコメディー。<読者の声>・面白くて笑えて、でも心にしんみり刺さる何かもある。完璧な登場人物はおらず、皆どこかが欠けていてそして良い所もキラリと光る。月曜日を頑張る活力をくれるドラマです。・恋愛ものが多い夜中のドラマの中で異彩を放っている。深い人間愛や生き様等考えさせられるセリフも多い。・田中さんの自分の殻を破る理由が ベリーダンスって素晴らしい。「セクシー田中さん」第8話(C)NTV第8話(12月10日放送)田中さん(木南晴夏)に心無い言葉をかけた男たちから彼女を守ろうとした笙野(毎熊克哉)は、うっかり靭帯を損傷。田中さんが慣れないメイクで笙野とのデートに挑んでしまったことを知った朱里(生見愛瑠)は、プチプラメイクで田中さんを変身させようとするが、得意のモテメイクは田中さんには通用せず。リベンジを誓った朱里は、小西(前田公輝)の協力も得て、田中さんに似合うメイクを研究することに。7位「きのう何食べた? season2」西島秀俊&内野聖陽のW主演で描く人気シリーズ「きのう何食べた?」の最新作。弁護士・シロさんと美容師・ケンジ、同居する2人の毎日の食を通して浮かび上がる人生の機微。ほろ苦くてあたたかな2人の日々をリアルに描く。<読者の声>・シロさんとケンジのやり取りにほっこりする。・シーズン1から見てますが、心温まるドラマで大好きです。ドラマの中に出てくる料理も毎回楽しみにしています!・二人のやりとりが楽しい。 たまに本気で笑っている場面もあったりして面白い。 山本耕史と磯村勇人なカップルとの絡みも好き。「きのう何食べた? season2」第10話 (C)「きのう何食べた? season2」製作委員会 (C)よしながふみ/講談社第10話(12月8日放送)上町弁護士事務所を引継ぐ覚悟を決めた筧史朗(西島秀俊)は、上町美江(高泉淳子)にその意思を伝える。修(チャンカワイ)と共同であること、定時帰宅を死守することが条件ではあるが、修が刑事弁護教官になった場合は、自分がメインで回すという。帰宅すると、矢吹賢二(内野聖陽)からお願いごとが…。8位「マイ・セカンド・アオハル」広瀬アリス演じるやっかいな問題を抱えた主人公・白玉佐弥子が、道枝駿佑(なにわ男子)演じる謎の大学生・小笠原拓の一言をきっかけに、学び直しを決意して大学生となり、奮闘するセカンド・アオハル・ラブコメディ。<読者の声>・ラブコメらしく面白いとキュンキュンが詰まっていて毎週楽しみです。・こんなにもキュンキュンするドラマが久しぶりぶりで、毎回ときめいています。・最高にきゅん第9話(12月12日放送)佐弥子(広瀬アリス)は、自分のためにスイス行きを断ろうとする拓(道枝駿佑)を前に別れを告げ、ひとりサグラダファミリ家に戻って行く。拓がシェアハウスに戻らなくなって3日が過ぎ、コンペの締切が近いからじゃないかと誤魔化す佐弥子に、ひとり事情を知る龍之介(水沢林太郎)が心配そうな表情を見せる。そしてついに戻ってきた拓は、佐弥子にある提案をする――。9位「大奥 Season2」男女逆転の江戸パラレルワールドを描いた、よしながふみの「大奥」の実写ドラマ化。1月期ドラマのSeason1の続編となっており、第11回から始まり、医療編・幕末編に分けて、吉宗の遺志を継ぎ若き医師たちが赤面疱瘡撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を描いている。<読者の声>・ストーリーと俳優たちの演技が素晴らしく群を抜いてると思います。そして衣装もステキ!原作も読んでいて分かっているのに切なく涙なしには観られません。・意外なキャスティングだけどそれが見事にハマってて、各俳優たちの今までのイメージを覆すほどの熱演がたくさん見れるので。・キャスト全員がはまっていて、セットや衣装も大河ドラマかと思うほど豪華。原作未読ですがこの世界観に浸りながら見ています。終わってほしくない!第21話(12月12日放送)家茂が志半ばで亡くなったという知らせが入る。己の信念で私利私欲に動く慶喜の振る舞いが新たな争いの火種を生んでしまう。あれこれ手を打って引き留めようとしていた和宮の願いは届かず、暗い空気が流れる一方で瀧山や天璋院は、時代の移り変わりとともにかつてないほどの変化を強いられる。10位「パリピ孔明」向井理演じる諸葛孔明が、現代の渋谷に若かりし姿で転生し、上白石萌歌演じる歌手を目指すアマチュアシンガー・月見英子を成功に導いていく音楽青春コメディー。<読者の声>・原作もアニメも面白いけど、実写には実写ならではの実在感があって、引き込まれています。・役者さんたちがみんなはじける演技をしていたから。・アニメも面白かったけど、ドラマも今までにない音楽を楽しむ内容になっていて、三国志ネタがあったりと、とても良かったと思います。※「パリピ孔明」の放送は終了。シネマカフェ読者アンケート/好きな秋ドラマTOP101位:うちの弁護士は手がかかる2位:今日からヒットマン3位:いちばんすきな花4位:下剋上球児5位:ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~6位:セクシー田中さん7位:きのう何食べた? season28位:マイ・セカンド・アオハル9位:大奥 Season210位:パリピ孔明※2023年10月期に放送されている“秋ドラマ”が対象となります。※本アンケートは、読者の皆様の「今のドラマ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。(シネマカフェ編集部)
2023年12月07日「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」シーズン1が、12月10日(日)より一挙放送されることが決定した。来春からは、BSでシーズン2の放送も決定している本シリーズは、ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄が残した数々の傑作SF短編を実写化したドラマ。およそ半世紀も前に描かれていながら、まるで21世紀の世界を予見していたかのような物語は、いずれも人間の身勝手な欲望や恐ろしい本性を突き、不安に満ちた現代に生きる私たちの心をつかむ。また、1話15分完結というサイズも見やすい、珠玉の少し(S)不思議(F)なドラマだ。シーズン1は、「おれ、夕子」「メフィスト惨歌」「定年退食」「テレパ椎」「昨日のおれは今日の敵」「親子とりかえばや」「流血鬼」「どことなくなんとなく」「イヤなイヤなイヤな奴」の全9作品(全11回、2作は前後編あり)。水上恒司、富田望生、堀田真由、竜星涼、西野七瀬、増田貴久、浅利陽介、飯島寛騎、竹中直人らが出演している。「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」シーズン1は12月10日(日)1時25分~NHK総合テレビにて再放送(9日深夜)。(シネマカフェ編集部)
2023年12月07日波瑠が反町隆史主演の新ドラマ「グレイトギフト」に出演することが明らかに。主人公と手を組む重要人物として、物語を翻弄していく。本作は、数々の話題作を世に送り出してきた反町隆史×脚本・黒岩勉がタッグを組む完全オリジナル作品。完全犯罪の殺人を可能にする未知の殺人球菌「ギフト」をめぐる、衝撃のサバイバル医療ミステリー。ひとたび「ギフト」が体内に侵入すると、まもなく患者は死亡し、球菌は完全消滅、死因は急性心不全としか診断できなくなる。そんな恐ろしい球菌を発見したことで、うだつの上がらない大学病院の病理医・藤巻達臣(反町さん)の人生は激変。院内の熾烈な権力争い、「ギフト」による謎の連続殺人、殺人球菌をめぐる陰謀の渦に飲み込まれ、図らずも権力の階段を駆け上がることになった藤巻を待ち受ける運命とは…。今回出演が明らかになった波瑠さんが演じるのは、冷静沈着で優秀な検査技師・久留米穂希。院内で発生した謎の不審死に疑問を持ち、その原因と思われる殺人球菌「ギフト」を発見した藤巻と共闘関係を結び、想像を絶する巨大な闇に立ち向かっていく。合理的すぎて、周囲とはかけ離れた感覚の言動も目出つ久留米は、球菌を持ち込んだ真犯人を突き止めるべく、人とのコミュニケーションが苦手な藤巻に接近するも、その真意は謎めいている。物語の重要キャラを演じるにあたり、「久留米は掘り下げがいのある“朗らかな変人”(笑)。真面目ではあるけれど、ズレている。でも、陰鬱とはしていなくて…。クールとか冷たいといった印象はなく、キッパリと変な人で、“陽”の空気を感じました。今はまだ手探り状態ではありますが、この先にいろいろ新発見がありそうなキャラクターですし、3カ月かけて久留米の本質にどこまで到達できるか楽しみです。また、彼女は同じく変人要素を持つ藤巻さんと、凸凹ならぬ凸凸コンビとなっていくのですが、これが未知数だからこそ楽しみ! どんなコンビになったら面白いか、反町さんと相談しながら開拓していきたいです」とコメント。また、反町さんと実際に共演し、「座長のお手本のような方だなと思いました」と印象を述べた波瑠さんは、「解剖シーンは手順も含め、やることが多いので、ついスタッフさんも慌ただしくなってしまうのですが、そんな時も『せっかちだよね。でも、悪いことじゃないよね』と、とても大人な対応で受け止めていらっしゃって…。全体を包み込むリーダー感に感銘を受けました。私もこれから1クール、安心して撮影に臨めそうです。また、そんな頼もしい反町さんが、藤巻さんの頼りなさをどう表現されていくのかも、すごく楽しみになりました。お話自体は球菌が原因で人が亡くなったり、陰謀が渦巻いていたり…重たく見える要素も多いのですが、その中で藤巻さんと久留米の“一生懸命だけど、ちょっとおかしなコンビ感”が、愛すべきものとして、視聴者の皆さんに届いたらいいなと思っています」と話している。なお、今夜放送の「ゆりあ先生の赤い糸」第8話にて、本作の15秒PR映像が初公開される。「グレイトギフト」は2024年1月18日より毎週木曜日21時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年12月07日今年、「アメリカン・ホラー・ストーリー」シーズン12「American Horror Story: Delicate(原題)」に出演したキム・カーダシアンが、同ドラマのクリエイターのライアン・マーフィーが手掛けるHuluのリーガルドラマ(タイトル未定)に主演するという。「Deadline」が報じた。キムが演じるのは、ロサンゼルスで最も成功を収めている離婚弁護士で、女性しかいない法律事務所のオーナーという役。脚本は「ブラザーズ&シスターズ」のジョン・ロビン・ベイツと「アメリカン・ホラー・ストーリー」のジョー・ベイクン。キムの母クリス・ジェンナーが製作総指揮に名を連ねる。私生活では3度の離婚歴があり、弁護士を目指して勉強し続けているというキムと、今回演じる離婚弁護士役が「ぴったりすぎる」「キムのために作られたキャラなのかな?」と期待を寄せるコメントもみられる。キムは先週、Netflixのコメディ映画『The Fifth Wheel(原題)』にも主演が決定したと報じられており、俳優としての活躍の幅を広げている。(賀来比呂美)
2023年12月05日日韓で絶大な人気を誇る坂口健太郎と「赤い袖先」のヒロイン役を演じ、MBC演技大賞にも輝いたイ・セヨンが韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」にて主演を務めることになった。日本と韓国を舞台に運命的な出会いと再会を描く本作。『トガニ 幼き瞳の告発』『私たちの幸せな時間』などで知られる韓国の人気作家コン・ジヨンと、『冷静と情熱のあいだ』『サヨナライツカ』の辻仁成が共著した、男女の愛と別れをそれぞれの視点で綴る同名ラブストーリーを原作にした韓国ドラマ。両国を代表する俳優2人を起用し、主人公の潤吾(坂口健太郎)と日本に留学中の紅(イ・セヨン)が出会い、美しく切ない愛と別れを経験したのち、5年後の韓国で再会を果たす“運命的な愛”を描いた物語を描く。主演を務める坂口さんは「韓国スタッフと共にドラマ作品を作り上げることがとても待ち遠しく、繊細な演技で定評のあるイ・セヨンさんと美しいラブストーリーで共演できることがとても嬉しい」と本作へ期待を寄せてコメント。「赤い袖先」や「王になった男」などで知られるイ・セヨンも「初めて読んだ時から大好きだった小説の一つを原作とするこの作品に出演できてとても嬉しい。“愛”を見つめる一人の女性の心を表現するためにベストな演技を見せたい」と意欲を示している。監督を務めるムン・ヒョンソンは「“愛”を両国の作家による視点で繊細に描かれている原作をもとに、ドラマを製作できることはとても嬉しいこと。主人公の二人が積み上げていく、切なくて繊細なラブストーリーを視聴者の心に丁寧に届けられるよう全力を尽くして作品づくりに向き合いたい」と気持ちを語っている。日韓で注目を集める本作は、韓国最大手のECサービス「COUPANG」が運営する動画配信プラットフォーム「COUPANG PLAY」のオリジナルシリーズとして製作・配信が予定されている。(シネマカフェ編集部)
2023年12月05日リドリー・スコット監督映画『テルマ&ルイーズ』4K版が、2024年2月16日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国の劇場で順次公開される。リドリー・スコット監督映画『テルマ&ルイーズ』リバイバル上映最新作『ナポレオン』の公開を控えるリドリー・スコットが監督した『テルマ&ルイーズ』は、90年代を代表するロードムービー、そしてシスターフッド映画の金字塔。平凡な主婦のテルマとウェイトレスのルイーズの逃避行を通して、女性の自立や抵抗といったテーマを痛烈に描き出した作品だ。男性優位社会における女性の自由や自己解放、性暴力への強い批判、友情か愛情かで議論が巻き起こった複雑な関係性といった難しいテーマを、ロードムービーというフォーマットに巧みに落とし込んだ本作。“90年代の女性版アメリカン・ニューシネマ”と評され、第64回アカデミー賞では6部門にノミネート、見事に脚本賞を受賞している。このほか、デッド・ホース・ポイントをはじめとする壮大なロケーションが楽しめる映像美、短時間ながら強烈な印象を残し、結果的に本作が出世作にもなったブラッド・ピットの出演シーン、映画音楽の巨匠として知られるハンス・ジマーが手掛けた劇伴などにも注目しながら、本作を鑑賞してみてほしい。あらすじ平凡な主婦のテルマ(ジーナ・デイヴィス)とウェイトレスのルイーズ(スーザン・サランドン)は週末のドライブ旅行に出発した。その途中、立ち寄った店の駐車場でテルマが男に襲われるという事件が発生。テルマがレイプされそうになった寸前、助けに入ったルイーズが護身用の拳銃で男を射殺。ルイーズにはかつて、レイプの被害を受けたトラウマがあった。次から次へとトラブルが重なり、警察に指名手配された2人は、車でメキシコを目指し逃避行を続けるうちに、自分らしく生きることに目覚めていく……。上映情報『テルマ&ルイーズ 4K』※リドリー・スコット監督の監修による4Kレストア版での上映上映開始日:2024年2月16日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国順次公開■作品詳細監督・製作:リドリー・スコット製作:ミミ・ポーク・ギトリ脚本:カーリー・クーリ撮影:エイドリアン・ビドル音楽:ハンス・ジマー出演:スーザン・サランドン、ジーナ・デイヴィス、ハーヴェイ・カイテル、マイケル・マドセン、ブラッド・ピット1991年/アメリカ/129分/THELMA&LOUISE/カラー/シネスコ/5.1chThelma & Louise © 1991 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
2023年12月03日日本と韓国の俳優、男女8名が共同生活をしながらドラマ主演をかけて熾烈なオーディションに臨んでいく「韓国ドラマな恋がしたい」がNetflixにて世界独占配信中。早速盛り上がりを見せている本作では、続々と登場する韓国ドラマのロケ地に韓ドラファンからも注目が高まっている。そこで、初回配信に登場したあの人気ドラマのロケ地を紹介する。日韓男女の俳優8名が稽古やオーディション、様々なシチュエーションでの恋愛ドラマ共演を通して、2人の関係は変わっていくのか。韓国と日本の国境を超えて、夢、恋愛、友情が絡み合い、韓国ドラマのような純度の高い胸キュン、切なさがリアルに生み出される恋愛リアリティショー。俳優としてはまだまだ若い8人の奮闘物語でもある。韓国ソウルで8人を迎えるホストを務めるのは、韓国でもユミンの芸名で数々のドラマに出演している笛木優子。スタジオMCは、近藤春菜(ハリセンボン)、あ~ちゃん(Perfume)、福徳秀介(ジャルジャル)、小森隼(GENERATIONS)、谷まりあ。「脱出おひとり島」「あいの里」を贈り出してきたNetflixが、恋愛番組「恋愛ドラマな恋がしたい」シリーズを制作・放送する「ABEMA」とタッグを組み、新たにオールソウルロケで紡ぐリアルな恋愛物語が展開していく。そんな本作には、「わかっていても」「梨泰院クラス」「スタートアップ:夢の扉」ほか、数多くのドラマのロケ地が登場している。イクソンドン「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」など第1話でジヒョクが女性メンバーを待ち受けていたのは、韓国の伝統家屋・韓屋が立ち並ぶイクソンドン。古き良き韓国が楽しめるエリアで、観光地としても人気のスポット。ヨイド漢江公園「スタートアップ:夢の扉」など第1話でウォンシクが女性メンバーを待ち受けていたのはヨイド漢江公園。さわやかな場所の雰囲気ぴったりに清々しいウォンシクの姿が印象的に。梨泰院 JR.PUB「わかっていても」などドンギュが希と出会ったのは、「わかっていても」でジェオン(ソン・ガン)とナビ(ハン・ソヒ)が出会ったJR PUB。「わかっていても」で運命的な出会いを果たすふたりに、希とドンギュを重ね合わせて見た人も多いのでは?バンポ大橋「梨泰院クラス」などテギュンが女性メンバーを待ち受けていたのはバンポ大橋。「梨泰院クラス」でイソ(キム・ダミ)とグンス(キム・ドンヒ)のシーンが撮影された橋は、夜になるととてもロマンチックなデートスポットとなる。クァンジャン市場ジヒョクが綾乃を連れ出したのは、いま観光客に大人気の広蔵市場。Netflix「ストリート・グルメを求めて:アジア」にも登場したこの市場で、2人は韓国のソウルフード・トッポギを食べ、グッと距離が縮まった。<番外編>カフェ韓国といえばのおしゃれなカフェも見逃せない。「ヴィンチェンツォ」や「わかっていても」で登場したカフェや、レストランが今後も登場予定となっている。Netflixリアリティシリーズ「韓国ドラマな恋がしたい」は独占配信中(全12話)。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年12月03日KDDIは、2023年12月8日から2024年1月4日までの期間限定で、auスマートパスプレミアム会員を対象に映画鑑賞料金が1,200円に割引される「auシネマ割 冬キャンペーン」を実施する。「auシネマ割」は、映画鑑賞券やポップコーンがお得に購入できるauスマートパスプレミアム会員向けクーポン。当クーポンでは、大人は毎日1,400円で映画を鑑賞することができ、「auシネマ割 冬キャンペーン」ではさらに1,200円に割引される。同キャンペーンの対象劇場は、全国のユナイテッド・シネマ/シネプレックス、松竹マルチプレックスシアターズ(東劇除く直営劇場のみ)、コロナシネマワールド。クーポン1枚につき、鑑賞券3枚まで割引対象となる(コロナシネマワールドは最大5枚まで割引対象)。
2023年12月01日池田エライザと野田洋次郎が共演する新ドラマ「舟を編む ~私、辞書つくります~」の新たなキャストが発表された。大人気ファッション誌の編集部員・岸辺みどり(池田エライザ)。雑誌の廃刊が決まり、突如異動になった先は辞書編集部。そこは、ぼさぼさ頭で超がつくほどの生真面目上司・馬締光也(野田洋次郎)を筆頭に、くせ者ぞろい。みどりは、彼らに翻弄されながらも、一冊の辞書を作るために十数年間に及ぶ時間と手間をかける根気と熱意に触発され、次第に自らも言葉の魅力を発見、辞書編さんの仕事にのめり込んでいく――。本作は、辞書作りにかける情熱を描いた三浦しをんの大ベストセラー「舟を編む」の連続ドラマ化。今作では、主人公・馬締ではなく、辞書への思い入れも知識も無い新入り社員・岸辺みどりの視点で描かれる。今回追加キャストとして発表されたのは、柴田恭兵、矢本悠馬、美村里江、岩松了、渡辺真起子、前田旺志郎の6名。来年、『帰ってきた あぶない刑事』の公開を控える柴田さんは、玄武書房初の中型辞書「大渡海」の発起人であり、監修者の日本語学者・松本朋佑。来年の注目作『ゴールデンカムイ』に出演する矢本さんは、「大渡海」用の紙の開発に取り組んでいる、製紙会社・あけぼの製紙の営業担当・宮本慎一郎を演じる。宮本は、みどりと“究極の紙”を作るため、切磋琢磨するうち、恋心が芽生える役どころだ。また、みどりの良き理解者にもなっていく馬締の配偶者・香具矢を美村さん、馬締を辞書編集部へ引き入れた元玄武書房辞書編集部員・荒木公平を岩松さん、馬締の面倒も見ている辞書編集部の事務員・佐々木薫を渡辺さん、みどりとよく衝突する辞書編集部のアルバイトリーダー・天童充を前田さんが演じる。なお、「舟を編む」を語る上でかかせない存在・西岡正志役は、12月に発表予定だという。追加キャストコメント・柴田恭兵『言葉』で思い出すのは、「舟を編む」の訓覇Pとは、「ハゲタカ」というドラマの時、撮影中、僕が肺がんになってしまって、「申し訳ないけど、続けることはできないかもしれない、代役を立ててもらえないか」と言ったら、「待ちます!」と言われたんです。その時の「待ちます」って言葉が強烈で、現場に戻ってきた時の「お帰りなさい」って皆が拍手で迎え入れてくれた時の温かさにすごく感激しました。そんな事があって、訓覇Pも居て、企画の高Pからも熱烈なラブレターを頂いて、1話の脚本を読んで、これはやろうと決めました。セリフって言葉のキャッチボールだから、今回初めての人ばかりなので、どんな球を投げてくれるんだろうって、ほんとに楽しみで、撮影して、とても素敵な、素直な方々で嬉しかったし、僕も素直なボールを投げ返せたらいいなと思ってやっています。松本先生は、温かくて優しくて、信念をしっかり持っていて、どこかチャーミング。台本が素晴らしいので、1話1話本当に胸を打つ。役者とスタッフが頑張ってこのドラマの舟を編んだら、きっと見て下さった人の心にちゃんとこのドラマの舟は届くと思うし、届いたらいいなと思います。・矢本悠馬今回、台本を開いてみて、こんな世界があるのだと驚きました。辞書を作る方々の言葉に対する拘りや魅力、読みながら初めて知ることばかりで、どんどんページをめくる手が進んだのを覚えています。そうだよなー、辞書は勝手にずっとそこにあったわけじゃなくて誰かが生み出して、そして言葉が進化する度に辞書も進化する。辞書それぞれにも作り手の個性がある。少し想像すれば分かるはずなのに、辞書という絶対的な安心感に甘えていた気がします。自分は辞書の紙を担当する役柄なのですが、言葉もおもしろいですが、紙もなかなか深い世界です。早くこの作品の面白さを視聴者の方と分かち合いたい!そんな気持ちで撮影しております。・美村里江三浦しをんさんの小説が大好きで、連載中の挿絵からコミカライズなど担当された雲田はるこさんの画集まで持っている原作ファンです。映画もあったのにドラマ化? どんな風になるのかなと思っていたら、想像の遥か上を行く素晴らしい台本が次々と……。原作のエッセンスに「今」の時代性と映像の羽がプラスされた脚本家蛭田さんの玉稿。初読は最早新刊を待つただのファンになっており、役者業に限らず純粋に読書として楽しみ、言葉を綴る執筆業を営む目線でも幸せな時間を過ごしております。野田さん演じる“みっちゃん“の妻・香具矢として、またみどりちゃんはじめ辞書編集部の皆さんが寛げる割烹料理「月の裏」店主として、腕を振いたいと思います。・岩松了『舟を編む』は、社会派とか恋愛ものとか、ジャンルではくくれない良さがあると思います。辞書の中に入ってゆく人たちという独自の世界を描いてあって、このワンタッチで言葉もその意味も照合できる今の時代に、ひとつの言葉を、ああでもないこうでもないと言い合ってる人たちの姿は、シリアスなのかコミカルなのかも判然としない面白さがあります。と同時に、この効率優先の現代社会に、奥ゆかしくも静かに闘いを挑んでいるような趣きもあって、一出演者としては、その闘いに参加しているんだなと、身を引き締めている次第です。・渡辺真起子このたびは、とても素敵な皆様とご一緒させていただき大変光栄です。「言葉」への興味が果てしなくあります。言葉は私と他者を結ぶとても大切なものです。上手に使うことはできていないし、学びきれていないことだらけですが、「舟を編む」この物語のように、コツコツと学んでいきたいと思っています。主人公のみどりさんの私の見つけ方を楽しみに、皆さんにご迷惑をかけないよう精一杯役割に努めさせていただきます。・前田旺志郎自分の生活の中で言葉の意味を調べる時って知らない言葉が出てきたり聞いたりした時だけでした。しかし今回の作品に天童役として出させていただく事が決まり、普段から辞書と触れ合うように習慣づけるようになりました。その過程の中で知っている言葉の意味が辞書ではどのように説明されているのかを調べるのが楽しくなりました。作品の中でも沢山の言葉の説明が主人公たちの変化に繋がっていきます。言葉の意味には魅力がいっぱいで、その言葉を大切に扱う辞書作りに携わっている方を演じる事が出来る日々を楽しんでおります。作品を見て普段自分が扱っている言葉、言語を見つめ直し、発見や生きる上でのヒントと出会える方がいたらいいなと思います。その魅力を伝えられるように最後まで丁寧に天童を演じさせていただきます。「舟を編む ~私、辞書つくります~」は2024年2月18日より毎週日曜日22時~NHKBS・NHK BSプレミアム4Kにて放送(全10回)。(シネマカフェ編集部)
2023年11月30日向井理主演「パリピ孔明」最終話が11月29日に放送。Xのトレンド1位を獲得し「最高のドラマだった」「続編希望」「ありがとう孔明」と絶賛の声が続出している。原作は、「ヤングマガジン」(講談社)にて現在も連載中の同名コミック。向井さん演じる中国三国時代の名軍師・諸葛孔明が現代の渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指す一人のアマチュアシンガー・月見英子(上白石萌歌)のために、魔法のような作戦を考えては、彼女の前に立ちはだかる壁を軍師のごとく切り崩し、成功に導いていく。豪華キャスト陣×多彩な音楽×極上コメディー×ぶっ飛んだ世界観の映像美で贈る、史上最響の音楽青春コメディーとなっている。ディーン・フジオカが諸葛孔明の主君・劉備役として全編中国語セリフを演じ、本編のナレーションも務める。さらに、孔明がアルバイトをすることになるBBラウンジのオーナー・小林役に森山未來が出演するほか、菅原小春、森崎ウィン、宮世琉弥、ELLY、八木莉可子、関口メンディーら豪華キャストがドラマを盛り上げる。ついに迎えた最終話には、シンガー・ソングライターの幾田りら、ピアニストのハラミちゃん、Base Ball Bearの関根史織、お笑いコンビ・元ゾフィーの上田航平がゲスト出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。超大型音楽フェス・サマーソニア前日。前園ケイジ(関口メンディー)の事務所ではケイジのゴーストライターをするイースト・サウスの南房(休日課長)と東山(石崎ひゅーい)が新曲を披露していた。そこでケイジは2人に新たな仲間としてKABE太人(宮世琉弥)を「英子のチームからリクルートして来た」と紹介する。一方、英子(上白石萌歌)はケイジがオーナー小林(森山未來)への逆恨みでBBラウンジを潰そうとしていることを聞くが、孔明(向井理)と小林は、英子に「サマーソニアのことだけを考えて」と告げる。そして迎えたサマーソニア当日。孔明は東南の風を吹かせるべく祈祷をし、小林は英子を会場まで車で送ろうとするが、通行止めなどのトラブルが発生し、身動きが取れなくなる。英子はバイクに乗って猛スピードでやって来たミア西表(菅原小春)の後ろに乗り、会場へと向かうが、スタッフに扮したダイナー(渡辺大知)にロケバスに案内され…というのが最終話のストーリー。サマーソニアの開始時間が迫る中、ケイジがプロデューサーの元に行き自分がKABEとのラップバトルで会場を盛り上げると告げる。そんなケイジに対しプロデューサーが「君がやったのか」「君はそれでもミュージシャンか」と怒りをぶつけるが、ケイジは「来年のサマーソニアのスポンサーいなくなっちゃうかもな」とさらに脅す。この姿にSNSには「また金か」「妨害のライン超えた」「腹立つ~~」「素晴らしいほどの悪役」という投稿で溢れた。また、足止めするメンバーの中に幾田りらが本人役として登場したほか、サマーソニアのスタッフにハラミちゃんが登場しており「りらちゃんケイジ陣営だったww」「演技上手」という声や「ハラミちゃんがっつり出てる」「ハラミちゃんにピアノ弾いてもらおう」という声も。サマーソニアは英子が不在のまま開幕。ケイジのステージが始まると、その圧巻のステージにSNSでは「さすがパフォーマー」「歌上手いな」「普通にかっけぇんだよな」「メンディ上手いなw」という投稿で溢れた。そしてステージにKABEが登場。途中からはお互いを褒め合うという台本だったが、KABEがラップで「このフェイク野郎」とケイジに言い放ち「こっからはこっちの台本だけどね」と告げ、イースト・サウスにゴーストライターをさせてたことなどをラップで暴露する。KABEは、孔明の指示の元、ケイジの陣営にスパイとして潜入していたのだった。KABEの登場にSNSでは「KABEくんきたー!!」「きたぁぁ!!」「カッコよすぎて苦しい」という声が上がった。一方、ロケバスに乗った英子だったが、ダイナーが金を渡した運転手は落とし穴に落とされ、密偵が英子を安全な場所に案内し、孔明の指示で会場に戻る。1話から英子のために密かに動いていた密偵が英子に向かって「出番だそうです」「応援してます。頑張ってください」と直接話すことができ、「やっと直接はなせたね、、!」「ついに喋れた」「密偵ちゃん良かった」「密偵ちゃーーーん」「良かったね」「泣ける」と盛り上がりを見せた。また、落とし穴を掘ったのが第9話で英子に対し「いつまでも穴掘ってんじゃねぇぞ」と言った赤兎馬カンフー(ELLY)であり、赤兎馬カンフーが「穴掘っちまったぜ」と言う姿に「見事に伏線回収したw」という声が上がった。無事に到着した英子はKABE、イースト・サウスとステージに立ち「Time Capsule」を披露。この姿に「超豪華すぎるコラボ」「泣いてる」とSNSは盛り上がる。さらにステージに立ったマリア(アヴちゃん)が英子を呼び、英子とマリアのコラボが始まると「素晴らしいコラボ」「夢みたいな共演」「鳥肌立つ」「最高のコラボ」と絶賛の投稿で溢れた。しかし、マリアと英子の曲を聴く孔明の前についに劉備の姿が。あと少しの所でサマーソニアに戻った孔明が泣きながら小林と話す姿には「帰らないで」「いなくならないで」という声が上がる。無事にサマーソニアを終えた英子と孔明はBBラウンジに戻り、小林とKABEは酒を買い足しに出かける。最後だからと英子と孔明を2人にさせた小林に「オーナーどこまで粋なんだよ」という声が上がる。そして、孔明は英子に歌って欲しいとお願いし、英子は「Dreamer」を披露。いつの間にか英子の前には客が集まり、孔明は少しずつ後ろへ下がる。そして英子が歌い終わり、姿が見えなくなった孔明を探す。ここで孔明は帰ってしまったかと思われたが、英子が扉を開けると泣きながら鏡を見る孔明の姿が。これにはSNSも「いるんか~い」「やられた」「余韻を返せwww」というツッコミで溢れ、最終話は幕を閉じた。放送終了後もSNSには「いたんかい!!の総ツッコミで終わるの最高」「泣きながら笑った」「最高のドラマだった」「続編希望」「最後まで面白かった」「今期一番好きなドラマだった」「ありがとう孔明」と絶賛する投稿で溢れた。(シネマカフェ編集部)
2023年11月30日道枝駿佑(なにわ男子)主演ドラマ「マルス-ゼロの革命-」が、来年1月に放送決定。新春、テレビ朝日のドラマに新たなヒーローが誕生する。「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」の武藤将吾が完全オリジナルで描く本作は、「何かを変えたい」高校生たちが、カリスマ的なリーダーに導かれ、大人社会に反旗を翻していく、爽快な新感覚青春ドラマ。平川雄一朗監督と超強力タッグを組む。道枝さんが演じるのは、落ちこぼれ高校生たちを「俺と一緒にこの世界をぶっ壊そう」と扇動していく19歳の謎の転校生・美島零。人心掌握に長け、いつの間にか人の心の隙間に入り込み、言葉巧みに操っていくカリスマ性を持ち合わせている。学校ではいじめに遭い、唯一の心の拠り所だったSNSでも居場所を失ってしまった“僕”は、人生に絶望し、命を絶とうとしていたそのとき、謎の青年・美島零が現れる。そして“僕”に「オレがお前をこの腐った世界から救ってやる」と告げる。その日を境に“僕”の世界は一変。“僕”をはじめとする落ちこぼれ高校生7人が団結し、マルスと名乗って大人社会に反旗を翻していく。その中で起きる不可解な事件、そしてゼロが抱えるある秘密――次々と生まれていく謎と巧妙に張り巡らされていく伏線も、このドラマの重要な要素。物語が進むにつれ徐々に驚愕の真実が明かされていく。今作でゴールデン帯連続ドラマ初主演、人生初めて金髪に染め上げ、新境地となるダークヒーローを妖しく演じる道枝さんは、「初ブリーチで、初金髪、初ハイトーンの髪色です!撮影が始まる頃には完全にハイトーンの髪色になるので、皆さんからもどんな反響が来るのか楽しみですし、そのイメージを定着させて、かっこよく零(ゼロ)を演じられたらなと思っています」とコメント。役どころについては「零はミステリアスで謎に包まれた転校生なのですが、攻撃的なところもあり、心の奥底には内に秘めた熱さなどもある人物なのかなと思っています。僕は遠慮しがちな性格なので、その遠慮を捨ててしっかりと全力で、体当たりで零を演じられたら、と思います」と意気込む。そして「今回初めてゴールデン帯の連ドラで主演をやらせていただくことになりました。すごくプレッシャーもありますし、反面楽しみなこともありますが、いつかゴールデン帯のドラマで主演をやりたいという夢があったので、それが叶ったことがとてもうれしいです。『マルス』が、皆さんの日々をワクワクさせられるような作品に、そして『来週どうなるんだろう』『続きが気になる』ってソワソワした1週間を過ごしてもらえるような火曜日にできたらいいなと思いますので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います」と視聴者へメッセージを寄せている。また合わせて公開されたビジュアルは、零がオオカミを背負っている。マルスとは、ローマ神話やギリシャ神話に登場する《軍神》のことで、オオカミはマルスの聖獣であることから、それをモチーフとしたビジュアルになったという。「マルス-ゼロの革命-」は2024年1月、毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年11月23日特集ドラマ「あれからどうした」が、12月26日(火)より3夜連続で放送されることが決定した。居酒屋の扉が開き、仕事仲間の男女が三々五々帰路につく。翌日、会社の食堂にたまたま集まった面々は、昨夜、別れた後にどう過ごしたのか互いに尋ね始める「あれから どうした?」それぞれが語る昨夜の出来事(音声)は、それぞれが実際に体験した出来事(映像)となぜか大きく食い違っている。あるものは浮気を隠し、あるものは悪事を隠す。音声と映像の内容が大きく乖離しながら、同時に提示される独特な映像手法が、何食わぬ顔で平然と嘘をついたり、つい物事を大げさに言ってしまったりする人間の表と裏を暴き出す新しい形のドラマ。前夜、居酒屋で飲んだ6人の同僚が、社員食堂に集まり、昼食をともにし、前夜のその後の出来事を互いに尋ねあう第1話 「虚実の社員食堂」には、戸次重幸、臼田あさ美、中島歩、田村健太郎、森田甘路、飯豊まりえが出演。父と母、高校生の娘と小学生の息子、犬のジョン。朝食を終えた久保家は、それぞれ仕事や学校へ出かけ、そして夜の食卓につき互いに尋ね合う第2話「久保家の隠しごと」には、角田晃広、上坂樹里、嶋田鉄太、西田尚美が久保家として出演。そして、地域課に勤務する5人の警察官が昼休憩に集まり、前夜、居酒屋を出たあと、何をしていたのか互いに尋ね合う第3話「制服を脱いだ警察官」には、三浦誠己、酒井若菜、井之脇海、芹澤興人、岸井ゆきのが参加する。特集ドラマ「あれからどうした」は12月26日(火)・27日(水)・28日(木)23時~総合テレビにて3夜連続放送。(シネマカフェ編集部)
2023年11月22日高畑充希と岡田将生が初共演でW主演、夫婦役を演じる渡辺ペコ原作の「1122」がPrime Videoにてドラマ化。今泉力哉が監督、脚本は今泉監督の妻である今泉かおりが務め、夫婦での初の共同作業となる。妻・ウェブデザイナーの相原一子(高畑充希)。夫・文具メーカー勤務の相原二也(岡田将生)。友達のようになんでも話せて仲の良い夫婦。セックスレスで子どもがいなくても、ふたりの仲は問題ない…だけど。私たちには“秘密”がある――。それは、毎月第3木曜日の夜、夫が恋人と過ごすこと。結婚7年目の2人が選択したのは夫婦仲を円満に保つための「婚外恋愛許可制」。二也には、一子も公認の“恋人”がいるのだった。「ふたりでいること」をあきらめない全ての人に届けたい――30代夫婦のリアル・ライフ。一見いびつで特殊な夫婦の関係に見えるふたり。だけど、結ばれて“めでたしめでたし”で終わる物語のその先は…?これは、「結婚」という“ハッピーエンド”の続きにある物語。「1122」第1巻(C)渡辺ペコ/講談社原作は、そのリアルさのあまり「妻に読ませたくない」「夫に読ませたい」と話題となり、夫婦としてのあり方に一石を投じる、全く新しいマリッジストーリーとして高い評価を得た渡辺ペコの累計販売部数146万部を超える大ヒット漫画「1122」。本作の実写化で監督を務めるのは、『窓辺にて』(22)、『アンダーカレント』(23)など引っ張りだこの今泉力哉。脚本は今泉監督の妻であり、監督作『聴こえてる、ふりをしただけ』(12)で、11人の子どもが審査員を務めるベルリン国際映画祭「ジェネレーションKプラス」部門で、準グランプリにあたる「子ども審査員賞」を受賞した今泉かおりが務める。さらに、今年4月期のテレビドラマ「unknown」や、舞台「宝飾時計」など様々なフィールドで活躍する高畑充希と、『ドライブ・マイ・カー』(21)、『ゆとりですがなにか インターナショナル』などの映画作品のほか、舞台やテレビドラマで全く違う顔を見せ、今泉監督作品に初出演する岡田将生は、W主演にして初共演する。さらにスタッフ・キャスト5名からコメントが到着、撮影中の場面写真も解禁。2人が結婚記念の写真撮影をする様子を写した1枚で、自然体で仲の良さそうな様子が伝わってくるものとなった。本作は10月16日にクランクインしており、12月にクランクアップ予定。キャスト・スタッフからコメント到着高畑充希「1122」。いちいちにーにー?ん?なんて読むんだろうこのタイトル?あ、いい夫婦か!面白そう!と、コミックを手に取ったのが数年前のこと。読み進めてゆくにつれて、それぞれの登場人物が不器用で愛おしく、続きがどんどん気になる展開に、「これ、ドラマになったらきっと楽しいだろうなぁ」と確信していました。ですがなかなか挑戦的なシーンも多いので、地上波だと描き切れないのかも。。とも思っていたので、そこから月日が経ち、配信ドラマとして、そして一子ちゃん役でお話をいただけた時は、本当に嬉しかった。穏やかで楽しい素敵な人だらけの今泉組で。包容力を持って向き合ってくださる岡田さんと二人三脚で。来年の初夏、皆さんに良いドラマをお届けできるよう、がんばります!岡田将生今泉監督の作品は観ていて魅力を感じていたので、お仕事をして監督の現場の空気を肌で感じてみたかった。心地よい空気が流れていてやりやすい環境を作ってくださって、そして微かな心の揺れを敏感にキャッチしてくれる信頼できるスタッフ。とても素敵な現場です。高畑さんとは今回初共演でして、役をどうこうではなく今回はいちこちゃん、高畑さんを真っ直ぐに見つめていく事で二也という人物像がより明確になっていくと感じました。作品自体はとてもセンシティブで際どい話ですが、僕は夫婦が再生していく物語だと思っています。そして、どうか最後までこの夫婦を見届けてほしいです。監督:今泉力哉高畑さんと岡田さんをはじめとした俳優たちとドラマ「1122」を撮影しています。隣にいる人とずっと一緒にいるために、ときに不器用に、ときに滑稽に、でもいたって真剣に、恋をして、想い合って、悩みながら生活している人たちの物語です。高畑さんの明るさと気遣い。岡田さんの繊細さと人の良さ。演じ手である前に人として魅力的なおふたりとともに、いい作品にできたらと思っています。お楽しみに。脚本:今泉かおり原作を初めて読ませていただいてから脚本が完成するまでずっと考えていたのは、「良い夫婦」とは何か?ということでした。それを考えながら、原作と芯がぶれずに、世界観を壊さずに脚本にしていきたいと思っていました。人は一人でも生きていけるかも知れないけど、やっぱり誰かといるのっていいな、と思える「1122」の素晴らしさが、皆さんに伝わりますように。原作:渡辺ペコ先日現場にお邪魔して撮影を拝見しました。俳優さん達がご自身の身体を通し漫画のキャラクターをリアルな人物として生み出す様、監督をはじめとしたプロフェッショナルのスタッフさんたちが集まり大きなエネルギーを一つの作品として形作る様子に圧倒されました。このように華やかな映像化の機会を頂けた幸運を本当に嬉しくありがたく思います。今後も関わって下さったすべての方達の能力が発揮できる場であることを願っています。原作を楽しんでくださったみなさんにもどうか期待いっぱいでご覧頂けたらと思います。本当に素晴らしかったので……!私も完成を心の底から楽しみにしています。「1122 いいふうふ」は2024年初夏、Prime Videoにて独占・世界配信予定。(シネマカフェ編集部)
2023年11月22日「ユナイテッド・シネマ金沢」では、ユナイテッド・シネマでは9か所目、北陸3県(富山県・石川県・福井県)では初となるIMAXを12月22日(金)に導入することが決定した。今回導入するのは、IMAX社の最新鋭テクノロジー「IMAXレーザー」。革新的な4Kレーザー投影システムを採用し、レーザー光源により、より鮮やかで明るく、深みあるコントラストの超高解像度映像を実現。従来とは一線を画す、劇的な映像体験をもたらす。さらに音響面では、これまでの水準を超えるダイナミックレンジと、高密度サウンドを実現する最新の12chサウンドシステムを採用し、圧倒的な臨場感で客席を包む。針が床に落ちる小さな音から、お腹に響くような火山の噴火音まで、リアルに再現する。なお、IMAXレーザーは「SCREEN 5」に導入される。(シネマカフェ編集部)
2023年11月21日東京マウントガールズ
兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい