僕は純、34歳。妊娠を機に、妻のひかりの提案で彼女の実家近くに引っ越してきた。新居からは通勤時間が片道2時間弱もかかり正直つらかったが、産後のひかりの負担を考えたら少しぐらいの苦労なんて問題ないだろう…その時は本気でそう思っていた。しかし、結果的にそれが僕を苦しめることになるなんて…。息子の翔太が生まれる前まで、夫婦仲は良いほうだった。明るくてしっかり者のひかりは、いつだって僕をフォローしてくれたし、僕も彼女をとても大切にしていた。 育児をしたい気持ちと、ひかりを休ませてあげたいと思ってしたことが全部否定され、僕は落ち込む日々。しかし、「産後は女性の感情の浮き沈みが大きい」と本を読んで知っていたので、できるだけ妻の感情に寄り添い、育児よりも家事をやるようにしてみたのだが…。 今ひかりが精神的にも肉体的にもつらいのはわかっている。 でも妻と義母の態度は一時的だったとしても、とても傷つくものだった。たしかに家事に慣れていないから、僕のやることが不快に感じるときもあるだろう。 仕事から帰ってきて、僕なりに家事しているのに文句ばかり言われ…孤独だった。子どもが生まれて幸せなはずなのに、家にいるのがただただ苦痛になっていった…。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/脚本・ 古口春菜 /作画・ ニタヨメ
2020年11月18日前回からのあらすじ(【マウンティング系モンスター】全4回)国産車では娘が恥ずかしい思いをするから外国車を買おうと夫の秀樹さんを説得する沙織さん。娘を盾に取られて、秀樹さんは次第に言葉を飲み込むようになっていき…。念願の高層マンションに住み、キャリアも私生活も人からうらやましがられている沙織さん。背伸びして演じてきた生活は、やがてほころびを見せ始めます。 住宅ローン返済の足しになるようにとパートを始めた沙織さんですが、そのお給料は「カッコいいキャリアママ」を演じるためのスーツと靴代に消えてしまっていたのです。 そんなある日、同じマンションに住む茉奈ちゃんママに声をかけられたのですが…。「茉奈ちゃんママ、恵里菜に追い付かれたくないからあんなこと言うんだわ」そう思った沙織さん。「幸せなフリ」をする沙織さんは、子どもも「楽しいフリ」をしているとは思いもよらなかったのです…。マウンティングすることに心を乗っ取られた沙織さんは、夫も子どももマウンティングのための道具として使い始めていました。夫は妻の見栄のためにお金をしぼり取られ、子どもはまるで興味のない習い事やイベントに無理やり連れて行かれたり。沙織さんの「幸せなフリ」が家族を不幸にしていったのです。次回に続く※この漫画は、男女にまつわる数々のお悩みを受ける「恋人・夫婦仲相談所」所長・三松真由美が、妻の中に見出した“モンスター”の実際の事例を分類し、リアル・エピソードをべースにしたフィクションです。脚本・ 山崎伸子 /イラスト・ 鈴木し乃 ■三松真由美さんの新著 『「君とはもうできない」と言われまして』 (モチ(漫画), 三松 真由美(監修)/KADOKAWA) 【同じテーマの連載はこちら】 私のママ友付き合い事情 この連載の全話を見る >> モラハラ夫図鑑 この連載の全話を見る >>
2020年11月17日前回からのあらすじ(【マウンティング系モンスター】全4回)タワマンに住んで恥ずかしい格好はできないと、沙織さんはブランドスーツに身を包みます。そして最大のライバルは、最上階に住む茉奈ちゃんママでした…沙織さんの住むマンションでは、外資系で働いたり、起業していたりするママが多くいます。そんな中でもひと目で上質なものと分かるものを身に付け、働くこととは無縁と思われる茉奈ちゃんママに、沙織さんは闘争心を燃やしていくのですが…。実際には英会話を習わせるだけでも家計的にはいっぱいいっぱいだった沙織さん。しかし、ママ友社会のヒエラルキーの上位に君臨するのに必死になっていきます。遅くに帰宅してきた英樹さんに沙織さんは、さっそくバレエ教室の話を切り出したのですが…。上を見ればきりがない。でも、まだまだ上を目指そうと手を伸ばし続ける沙織さんに、その言葉は通用しませんでした。秀樹さんを説き伏せたいときは、いつも「恵里菜がかわいそう あなたは娘がかわいくないの?」と言い寄る沙織さん。娘を盾に取られて、秀樹さんは次第に言葉を飲み込むようになっていったのです。 しかし沙織さんの度を超えた虚栄心は危険水域まで達しようとしていました…。次回に続く※この漫画は、男女にまつわる数々のお悩みを受ける「恋人・夫婦仲相談所」所長・三松真由美が、妻の中に見出した“モンスター”の実際の事例を分類し、リアル・エピソードをべースにしたフィクションです。脚本・ 山崎伸子 /イラスト・ 鈴木し乃 ■三松真由美さんの新著 『「君とはもうできない」と言われまして』 (モチ(漫画), 三松 真由美(監修)/KADOKAWA) 【同じテーマの連載はこちら】 私のママ友付き合い事情 この連載の全話を見る >> モラハラ夫図鑑 この連載の全話を見る >>
2020年11月16日“分相応”という言葉がありますが、その尺度は、自分目線でしょうか? それとも他人目線でしょうか? もともと意識高い系のママだった沙織さんは、そこの尺度のとらえ方に無理があったようです。 沙織さんは、娘を念願の幼稚園に入園させ、少し無理をして都内の高級タワーマンションに引っ越しました。周りの環境も良いから後悔はしていなかったのですが、ちょっぴり背伸びしたままの生活は、“分相応”ではなかったようで、気がつけばいろいろなひずみが生まれていました。 こんにちは、「恋人・夫婦仲相談所」の三松真由美です。今回、ご紹介するのは、ママ友ヒエラルキーの頂点に立つべく、必死にもがいたことで、気がつけば“見下しモンスター”となっていた沙織さんのケースです。沙織さんが住むのは、人気幼稚園まで徒歩5分、入居者専用のジムに共有スカイラウンジを備えた、すてきな高級タワーマンションです。夫の秀樹さんは勢いのあるITベンチャー企業の社員で、同世代より稼ぎは良いもののこの高級マンション購入には、および腰でした。結果的には、沙織さんのお父さんからの援助を受け購入に踏み切ったのですが、引越し後沙織さんの様子が変わっていったのです。高層タワーマンションに住み、バリキャリママを装い続けている沙織さん。誰しもが陥りがちな高望みの罠は、一度ハマったら、なかなか抜け出すことができません。気がつけば沙織さんの上昇志向は、どんどんエスカレートしていきました。 幼稚園のママ友社会では頂点にいたつもりでしたが、沙織さんの前に立ちはだかったのは、マンションの最上階に住み専業主婦の茉奈ちゃんママ。沙織さんは、茉奈ちゃんママより上位に立とうと、さらに背伸びをしていきます。次回に続く※この漫画は、男女にまつわる数々のお悩みを受ける「恋人・夫婦仲相談所」所長・三松真由美が、妻の中に見出した“モンスター”の実際の事例を分類し、リアル・エピソードをべースにしたフィクションです。脚本・ 山崎伸子 /イラスト・ 鈴木し乃 ■三松真由美さんの新著 『「君とはもうできない」と言われまして』 (モチ(漫画), 三松 真由美(監修)/KADOKAWA) 【同じテーマの連載はこちら】 私のママ友付き合い事情 この連載の全話を見る >> モラハラ夫図鑑 この連載の全話を見る >>
2020年11月15日■前回のあらすじ娘の運動会のために作ったお弁当。それなのに娘の大好物を夫はすべて食べてしまって…!?夕食でいつものように「もういらないでしょ」と言いながら、夫が娘の芽衣の料理に箸をつけようとしたときのことです。夫は一人っ子で好きなだけ食べられる環境にあったこと、母親にたくさん食べると「食べてくれると嬉しい」と褒められたことなども影響しているのかなと思います。夫は自分の行動を動画で客観的に見たことで、マナー違反で不快な行動だったということをわかってくれました。すぐには治りませんでしたが、人の料理まで食べてしまう癖は少しずつ減ってきたように思います。そして私も夫が食べるからと言って食事量を増やしてきてしまいましたが、体のことを考えればそれでいいわけありません。できるだけ何度も噛まないと食べられない食事や野菜を多めに出すなどを工夫したり、夫にも料理を作ってもらい料理の大変さをしっかりわかってもらおうと思います。夫婦の健康診断データもしっかり共有して、家族で楽しく食事していきたいと思っています。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ みずひら
2020年11月13日■前回のあらすじ食事中、夫は私のおかずを「まだ食べる? いらないなら食べてあげるよ」とずっと言ってくる。足りないのかと思えば、「もったいないだけ」と言うのですが…。たくさん盛られた自分の分だけでは足りずに人の料理まで手を伸ばそうとする夫。私が嫌がっても夫には通じず、次第にその矛先は、娘の芽衣にまで向かうようになったのです。外食でもこんな感じで、子どもの分まで欲しがる夫。「足りないのなら余分に頼みなよ」と言ってもそれはしたくないようで…。ただそれでも娘がまだ小さいころは、たしかに全部食べられないことも多かったので、娘がある程度食べ終わっていれば私もそれ以上は口を出すことがありませんでした。この私の態度もいけなかったのか、娘が成長したある日、事件が起こったのです。娘が小学生になり、運動会は一大イベント。事前に娘からもおかずの要望も聞いて、朝早くから準備します。そして今年は、娘がリレー選手に選ばれ、私としても準備万端で出かけたはずだったのですが…。娘の運動会なのに、自分の食べたい気持ちだけを優先する夫。周りの家族の目も合ったので、すぐに怒りを収めましたが、内心でははらわたが煮えくり返りそうになっていました。何より初めてリレー選手に選ばれて、この日まで頑張ってきた娘が、大好きなハンバーグを口にすることなく競技に向かった姿を見て、もうこのままでは絶対いけないと固く決意しました。そして私と娘はある作戦を実行したのです…。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ みずひら
2020年11月12日夫の圭太は、食い意地が張って困っています。例えば友人を招いたホームパーティでも、相手のことを考えずに自分が食べたいだけ食べてしまったり、外食しても「一口ちょうだい」と言って、そのまま私の料理を半分以上食べてしまったり…。それでも結婚したての時は、私の作った料理をおいしそうに食べる夫のことをカワイイと思ってしまったのです。しかし…最近、夫の食い意地が張った食べ方にイライラすることが増えてきました。子どもができて寝かしつけや授乳で食事を一緒に食べられない機会が増え、気づくと私の分もすべて食べてしまっていることが多くなってきて…。今回も久しぶりにガッツリ料理が食べたくて、カツを夫には大きいサイズで2枚、自分用に1枚揚げたのに、見事にすべて食べられてしまいました。「また作れば」って夫は簡単に言うけれど、作るのが大変なのをまったくわかってないし、正直立ち直れないぐらいガッカリしました。大皿で出す料理は、気づくと夫がすべて平らげてしまうので、各自のお皿に盛りつけるように。夫には多めに盛り付けるもののいつも足りなそうにしているので、どんどん食事量だけは増やしていったのですが…。おかわりもして、私の分も狙う夫。何とか冷蔵庫に入れたお弁当用おかずは死守できるのですが、テーブルに出ているもの、鍋に入っているものはすべて食べようとします。かといって夫は太っているわけではないため、「健康に悪いから食べ過ぎないで」という言い方もできず、困っていました。夫の実家ではいつも大皿料理がたくさん並びます。一人っ子だった夫は、好きなだけ食べられる環境だったのかもしれません。何度言っても直らないので、私は少しあきらめかけていました…。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ みずひら
2020年11月11日■前回のあらすじ子どもが生まれて変わった妻を受け入れられず、アドバイスと称して指摘し続ける夫。被害者は夫である自分だと思っているが…【妻side STORY】弁護士の無料相談をしてから数ヶ月、夫の暴言の証拠を残し続け着々と準備を続けていましたが、いつしか夫と接するのすらも怖くてたまらなくなっていました。「夫が帰ってくるのが怖い」、「夫を避けたい」…そう思うと、頭痛がしたり動悸が起こったり。そして夜もだんだん眠れなくなるといった原因不明の体の不調が続きました。そんなとき、離婚についてネットで調べていると「モラハラが原因で体調を崩した場合、心療内科などの診断書が離婚時の慰謝料請求で有利になる」という情報を発見。私は子どもを守るために、行動を起こすことにしました。「録音をしている」と告げると…夫はとても驚いていました。そして…夫は態度を急変させました。夫自身、酷いことを言っている自覚があったのかもしれません。夫は怯んだように見えましたが…土下座をしながらボソっと言った言葉…この言葉が聞こえたからこそ自分の中での迷いはすべてなくなり、吹っ切れて前に進むことができました。夫はなかなか離婚に応じず調停を申し立て、離婚が成立するまで約1年半かかりました。夫は泣き言を言っていましたが、自分のしてきたことの結果だと思います。あの時、勇気を出して行動できて本当に良かったです。 【同じテーマの連載はこちら】 教えて!弁護士さん この連載の全話を見る >> 離婚できない妻のモラハラ対処法 この連載の全話を見る >> ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ モグ /イラスト・ もちふわ
2020年11月08日■前回のあらすじ育児の仕方も容姿も暴言を吐き続ける夫。妻は離婚を考え始めたのだが…。【夫side STORY】俺は、けいた。妻のかおりにはいつまでも綺麗でいて欲しいと思っている。それなのに子どもが生まれてからのかおりは、いつでも同じような洋服ばかりで、オシャレすることを放棄してしまっている。昔のかおりに戻ってほしい。そのために俺にできることは…かおりが仕事をやめたのは、俺が家庭に入ってほしいと言ったからだ。かおりは当時嫌がったが、俺の両親も「妻は家庭を守るべき」とかおりを説得し、かおりは仕事を辞めた。しかし専業主婦になったかおりは…この有様だ。俺が稼いだ金なのに、かおりは足りないという。かおりだって生き生きと輝いていた頃に戻りたいはずだ。それなのに俺のアドバイスを聞き流し続け、さらには小言まで言うなんて、そんな女性を妻にしたはずではなかった…。妻という立場を放棄したかおりを目覚めさせようと、俺は必死になって「かおりのため」を考え続けた。最近のかおりの泣きそうな顔を見ると、厳しすぎるかなと少し思うことがある。それでも今のかおりの状況は、結婚詐欺と同じレベル。だからといって俺はかおりを見放したりはしない。かおりのためにも、「理想の妻」を追い求めることが正しいことだと信じていた。次回【妻side STORY】に続く!▼「夫はモラハラかも?」と思ったら… 「離婚できない妻のモラハラ対処法」 連載Vol.1 【専門家監修】あなたの夫はモラハラ体質?その特徴や原因とは 【同じテーマの連載はこちら】 教えて!弁護士さん この連載の全話を見る >> ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ モグ /イラスト・ もちふわ
2020年11月07日前回のあらすじ(全3回)周りからの気遣いがつらく、平気なフリをしている日々。そんなある日、夫からあるパンフレットを渡されて…。※流産を体験された方の話を基にしたフィクションです。同じような体験をされた方、今まさにつらい渦中の方へ。読んでいる最中につらくなりましたら、閲覧をお控えください身近な人の言葉すらも受け入れることができず、友人と距離を置いてしまっていた私。そんなある日、これまで沈黙を守っていた親友が一言だけ「心配してるよ」と送ってくれました。そのメッセージは久々心に染みうれしかったのですが、それでもどう返事していいのかわかりませんでした…。そんなとき夫から1枚のパンフレットを差し出されて…。悲しみのなかにいる人たちが集う会。そこではどんな言葉に傷ついたのか、苦しんでいるのか…さまざまな立場の人たちが自分の想いを話をしました。 会では、実際の経験談だけでなく「流産した時、周りにどう扱ってほしいか」といったテーマについての話し合いも行われ、「学びたい」という医療従事者も参加していました。 3度の流産経験がある女性は、「同じ経験をした人の助けになれば…」と、この会に何度か参加しているとお聞きしました。彼女の話を聞いているうちに、ふっと気持ちが軽くなってきました。「ひまわりの会」に参加したその夜、私は流産してから初めてぐっすりと眠ることができました。 自分の気持ちが落ち着いていくのを感じた私は、その後も積極的に「ひまわりの会」に参加しました。夫婦で来ている人は少なかったけど、夫は必ず一緒に来てくれました。そして…親友の理紗にも、ようやく返信することができました。たくさん心配かけたし、長いあいだ待たせてしまったけど、彼女ならきっと、私の気持ちを理解してくれると信じています。悲しみは、時間が経っても消えないかもしれない。でも、その悲しみを抱えて夫と歩いていくことはできるはず。今は、心からそう思っています。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/作画・ みちこ
2020年11月07日【妻side STORY】2歳になる息子・はやとはイヤイヤ期まっさかり。やんちゃで机や壁に落書きをしてしまったり、物を投げて癇癪を起してギャン泣きをしたり。正直、育児は毎日が戦争状態でした。しかし、夫のけいたは…私の容姿については、「年齢に比べて老けすぎている」、「服が安っぽくてみすぼらしい」、「おばさん体型で俺が恥ずかしい」などと言われ、どんどん自分がみじめに感じるようになっていきました。容姿も育児もダメ出しが続き、次第に私は夫との離婚を考えるようになっていったのです。そのときに、まず始めたがの録音。夫がいつ、どんな風に怒り出すのかわかるように、できるだけ夫との会話が始まった時から録音をするようにしていました。そして夫が私の容姿を貶める次に始めたことが、お金の管理でした…。夫からもらった5万円で、食費、お酒代、日用品、子どもの服、オムツ代を賄わねばならず、自分の化粧品、服、美容院代はとても出すことができませんでした。そのなかでなんとかやりくりをしようとするのですが、なかなか収まらず、結果的に食事が貧相になっていってしまったのです。夫には家計簿を見せましたが、ろくに目を通さず、「あれが高い」「これはいらない」などと指摘をされて。しかし、最も安いオムツを使っているのに、そのオムツ代すら高いと言う夫。市場価格を確認もせずに、自分のモノサシだけで文句をつけていたのです。夫の暴言の録音データと日記は日々溜まる一方。そこで前に進むために、市がやっている弁護士の無料相談に行くことに。弁護士の先生からは、次のようにアドバイスを受けました。●録音などの証拠を集めるのは離婚を有利にする●殴られるなどのDVがあった場合は痣の写真や病院での診断書を取るただ、夫は直接殴ることはないので、暴言だけで離婚できるかは不安だったのですが…。次回【夫side STORY】に続く!▼「夫はモラハラかも?」と思ったら… 「離婚できない妻のモラハラ対処法」 連載Vol.1 【専門家監修】あなたの夫はモラハラ体質?その特徴や原因とは 【同じテーマの連載はこちら】 教えて!弁護士さん この連載の全話を見る >> ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ モグ /イラスト・ もちふわ
2020年11月06日前回のあらすじ(全3回)流産のショックから立ち直ることができず、夫にもキツイ言葉を浴びせてしまう日々。そして母親学級で一緒だった人から出産報告を受けて…。※流産を体験された方の話を基にしたフィクションです。同じような体験をされた方、今まさにつらい渦中の方へ。読んでいる最中につらくなりましたら、閲覧をお控えください流産後につらかったのは、周りの人たちからの気遣い。私のことを思ってくれているのはわかるけど、毎回、胸が締め付けられる思いでした。変な気遣いをされるのも嫌だけど…、子どもの話を聞くのもツラい…。会社のトイレで1人泣いたこともありました…妊娠を知らせていた学生時代の友人には、「出産祝い何がいい~?」という連絡がきたことで、流産したことを報告しました。すぐに友人からは「大丈夫?」「気持ちわかるよ」とメッセージがたくさん届きました。でも、それすらも恨めしく、すべてに返信ができずにいました。それから、友人から連絡がくることはなかったのですが…久々に届いたメッセージは、大親友の理沙からの短いメッセージでした。流産をする前までは毎週のように連絡をとっていたのに、理沙に流産をしたと伝えて短いやり取りをしてから、4ヶ月間理沙から連絡がなかったこと、そして「心配してたよ」の一言に、どう連絡すればいいのかわからなかった彼女の気持ちが、ひしひしと伝わってきました。 「もう私には笑う日は二度と来ないのかもしれない…」、そう思った時、夫が差し出してきた1つのパンフレット…。その時の夫の顔を私は生涯忘れないだろうと思っています。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/作画・ みちこ
2020年11月06日※流産を体験された方の話を基にしたフィクションです。同じような体験をされた方、今まさにつらい渦中の方へ。読んでいる最中につらくなりましたら、閲覧をお控えくださいお腹も大きくなってきて、母親学級でたくさんお友だちもできました。それなのに……その日から、私は悲しみを乗り越えることができず、無気力になる一方、少しのことでイライラするようになってしまいました…。私が流産した時に、夫は趣味の釣りに出かけていて、その場にはいませんでした。たとえ夫がそばにいたとしても子どもは助からなかった…心ではわかっていても、流産直後には夫をひどく責め立ててしまいました。夫は何も言わず、私の怒りと悲しみを受け止めてくれました。ただ、それから夫から優しい言葉をかけられると、なぜだか罪悪感にとらわれて、イライラしてしまうことが増えてきました。そして私は今も自分を責め続け、前を向くことができないままでした出産予定日が近づくと、私が流産をしたことを知らない母親学級で知り合った人たちから出産報告が届くようになりました。そのたび「私も子どもが元気に生まれていたら…」と考え、絶望的な気分に陥るのでした。次回に続く!原案:ウーマンエキサイト/作画・ みちこ
2020年11月05日前回のあらすじ(全6回)夫の様子がおかしいと思った妻が急いで家に帰ると、PCには夫が離婚に関するサイトを調べた跡が…。【妻side STORY】2人目が欲しかったこと、お義母さんに言われたことをプレッシャーに感じていたこと、それを大輔に言えなかったこと…私は泣きながら説明しました。【夫side STORY】智美はお金の心配や子どものこと、私の母親からの言葉などいろいろ重なって、気持ちが不安定になっていたようです。智美は、「あんなに暴言ばかり吐いて、本当にごめんなさい」と謝ってくれました。私は、なぜ智美がイライラしているのかが理解できず、いつの間にか夫婦の溝は深くなっていました。そして態度の悪い智美との離婚を考えました。ですが、そもそも話し合いができていなかったという本質的な問題から目を背けていたのかもしれません。今回話し合ったことで、智美の働きたいという思いが実は強かったことも知りました。智美が働けるように環境を整えるつもりです。今後もお互い不機嫌になることも、喧嘩になることもあるだろうなと思っています。でも諦めずに話し合って理解しようとする努力を忘れないようにしようと思います。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/作画・ タキノユキ
2020年11月04日前回のあらすじ(全6回)ムッとして夫に「結婚間違ったな」と言ってしまったが、心の中では「こんなこと言いたいんじゃない」とすぐに取り消そうとしたのだが…。【夫side STORY③】妻のイライラの原因は、どこにあるんだろう…ずっと悩んできました。しかし、昨日妻が口にした「結婚間違った」という発言によって、私の中で何かハッキリと見えたような気がしました。妻との結婚は終わらせる方がお互いのためになる、そうすればきっと二人とも楽になれる…。私は妻との離婚について考え始めました。しかし離婚に関するサイトを見ていると、面倒な手続きやら決めなければいけないことが多く、それだけでうんざりしてきました。そして妻とのことばかりに気を取られて、娘のことを忘れていた自分自身にもうんざりしてしまい殴ってやりたい気持ちに。一度、自分を落ち着かそうと部屋から出て行ったときに…【妻side STORY③】夫の何か決意したような、そして私を拒絶したような表情…。私はやっぱりひどい過ちを犯してしまったんだ…そう思うと、一度は家から出たもののとても買い物どころではなく、急いで家に戻りました。どこかでもしかしたら大輔は私に愛想をつかしてしまったのかも…と思いながらも、それでも大輔はけっして私から離れてはいかないと勝手に思い込んでいました。しかし大輔が考えていたのは、離婚。一体どうすれば…!次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/作画・ タキノユキ
2020年11月03日前回のあらすじ(全6回)ママ友のマウントにも気づかず、家事も満足にできない夫。しかも家計は大変なのに、何も考えずに外食をしようとする夫にイライラして…。【妻side STORY②】我が家は娘の莉子が病弱で私がつきっきりで過ごしていたために、子どもは一人というのがなんとなく私と夫の大輔との間で暗黙の了承となっていました。大輔からは一度も「子どももう一人作ろうか?」と聞かれたこともなければ、「子ども2人いれば楽しいだろうな―」とも言われたことがありません。でも…私は本当は莉子に兄弟を作ってあげたかった。そして、大輔はどう思っているのか、そのことについて何も話せていないことにもイライラしていました。義母は、訪問したときや電話で何度か「もう一人作った方がいい」「年を取る前に急いで」と、夫がいない時を狙って何度か私に言ってくることがありました。その度に心に重しが追加されていくように感じながら、笑ってごまかし続けてきたのです。そして病弱な娘、仕事で忙しい夫との毎日はとても忙しくて、「子どもがもう一人欲しい」というのは言葉は、結局夫に一度も口にすることがなく月日が経っていました。こんな毎日を変えたい。家計のことで夫に嫌味を言ってしまったことも謝罪したい。そこでずっと我慢してきた旅行で、家族で楽しく暮らしたいと大輔にある提案をしたのですが…。これまで私がひどいことを言ってしまっても、のほほんと受け流してくれていた大輔の初めての大きな声。何か大きな間違いを犯してしまったのではないか…そんなどうしようもなく不安な気持ちに飲み込まれそうになっていったのです。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/作画・ タキノユキ
2020年11月02日前回のあらすじ(全6回)いきなりボーナスでスキーウェアを買うと言い出す妻。それに意見を言うと、「結婚間違った」と言われて…。【妻side STORY①】夫の大輔と結婚して10年。ずっと対等で同じ方向を見ながら一緒に生きていくと信じていました。それなのに、最近私は自分の感情を持て余すようになっていて…。娘の莉子が病弱で何度も入退院を繰り返したとき、私は迷いながらも復職することを断念。それは今も後悔していないはずなのに、ママ友の誰かが仕事を開始したと聞けばモヤモヤし、生き生きと働いているのを見るとどうしようもなく焦燥感に駆られてしまいます。それでも莉子が小学校に入るまでは「子どものためには家にいると決めたんだから」と自分を納得させていたのですが…。小学校入学と同時に、これまでのことが嘘のように元気になっていき、最近では風邪すらひかなくなっていきました。だから一歩私が前に踏み出しさえすればいいはずが、求人情報を見ても「ブランクあるし…」「何も資格ないし…」「強みもないしなぁ…」とできない理由だけを探してしまい、前に進むことができずにいました。私にその焦燥感があるせいか、ママ友が発する「仕事で忙しい」にもついモヤモヤしたり、呑気な夫にイライラをぶつけてしまったり…。幼稚園時代のママ友たちが海外旅行に行ったり、戸建てを買ったりといった噂を耳にすると、最初のうちは純粋に「いいなー」と思い、そういった返信をしていました。でもママ友のグループLINEで私は誰からも一度も「いいなー」と言ってもらったことがありませんでした。普通に暮らしている我が家は、他人からは何も羨むことがない家庭なの…? そんな風に思うようになってからは、なぜだかそれがすべて夫に原因があるような気になっていました。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/作画・ タキノユキ
2020年11月01日前回のあらすじ(全6回)買い物に一緒に行くと急に怒り出し、お出かけを誘っても「あなたはのんきね」と言われたり。最近、ずっと妻がイライラしていて…。【夫side STORY②】妻の智美は去年ぐらいから言い方がきつくなり、最近では夫の私を見下すような発言も増えてきました。昔から他人と争うことが苦手で、妻と争うのは嫌だったので、できるだけスルーするようにしてきたのですが、棘のある言葉を受け続けるうちに自分の中にも沸々と怒りが溜まっていくように感じていて。それでも妻の気持ちを知りたいと話しかけるのですが…。私が話しかけても、成功率が極めて低い会話。いきなり「二人目」の話が出ても、そもそも最近の私たちには夜の生活すら満足にはなかったのです。昨日いきなり怒り出したと思ったら、翌日にはいきなり機嫌よく話しかけてくる妻。この前は、「家のローンがある」と外食を断ったくせに、妻が提案してきたのは…。身体の弱かった娘のために、妻に仕事を辞めてもらったという負い目もあり、普段の会話で差しはさまれる小バカにしたような言葉もできるだけスルーしてきたのです。しかしこの結婚は失敗だった――初めて妻に突き付けられた言葉に夫婦としての将来がまったく見えなくなってしまったのです。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/作画・ タキノユキ
2020年10月31日【夫side STORY①】私は大輔。妻の智美と結婚して10年です。私は自分の評価も他人からの評価も、いつもずっと「可」といった感じで、すごく評価も受けない代わりに、マイナス評価もないという人生でした。仕事で注目される企画を出したり、スーパー営業マンにはなれなくても、コツコツと実績を積み上げそこそこ評価されるといった地位を確保。それは家庭でも同じでリーダーシップは取れないけれど、家族をしっかり支えていると思っていたのです。しかし、最近の妻の智美がいつもイライラしていて、家での時間を窮屈に感じ始めています。毎週、休みには買い物に一緒に行くのですが、そこで会うママ友の前では愛想がいい妻なのですが…。さっきまで普通にママ友と会話していたかと思ったら、私が話しかけると突然不機嫌になる妻。どこに地雷のポイントがあったかすら私にはわからなくて…。家事しても文句ばかり言われて…。それでも気を取り直して話しかけると、撃沈するという毎日…。子どもができても仕事をしたいと話していた智美ですが、生まれた娘が入退院を繰り返すことが多く、結局会社を退職せざるを得ませんでした。しかしそんな娘も大きくなるにしたがい丈夫になり、小学校に入学すると休むこともなくなりました。そんな不安がひとつ減ったと思ったら、今度は智美の様子がおかしくなっていったのです。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/作画・ タキノユキ
2020年10月30日前回のあらすじ(全3回)私が料理をしないことが会社で広まっていた…ショックで夫に嫌な態度をとってしまったのだが…親友から「嫌な女になるなよ」というアドバイスは、私の胸深く突き刺さりました。夫は今の生活をどう思っているのか話をしようと、普段より少しだけ豪華な料理を用意しました。ただそれでも手作り料理ではなく、デパ地下グルメにするあたり、私も少し意固地になっている気もしたのですが…。おおらかで裏表がない拓也。会社では真面目でしっかり者だけど、家では手を抜きまくっている私。仕事しながらソファで寝落ちしているような私だけど、そんな私を認めて好きと言ってくれる拓也に感謝です。夫婦で大切にしたいことは、それぞれの夫婦で異なるもの。例えば、「いつも相手に感謝の気持ちを持つ」、「お互いの自由な時間を持つ」など…。そのなかで私たちは、「お互いの仕事を尊重する、そして一緒にご飯を食べる時間を大切にする」が基準なんだと、お互い再認識しました。これから子どもができれば、その大切な基準も変化していくかもしれません。でもその時は、夫と一緒にまた気持ちを伝えあいながら、新たな家族のあり方を探していかれればと思っています。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/脚本・高尾/作画・ 山口しずか
2020年10月28日前回のあらすじ(全3回)社内結婚した私たち。会社で同僚が私たちのことを噂していて…給湯室にいるときに、たまたま聞こえてきたのは、私と夫・拓也のこと。夫にずっとつきまとっていた新入社員の女性が、私と拓也が結婚していると聞いてショックを受けているようす…。私が家で料理をしないことは、夫が言わない限り誰も知らないはず。たしかに、私は家でも仕事しているので惣菜や外食が多いのですが…心のどこかで「奥さんらしいこと何もしていない…」という引け目は感じていました。でもそのことを夫が不満に思っていて、他の誰かに言っている…ということが私はショックでした私は、不満があるなら、直接言って欲しかった。会社で私の愚痴を言っていることが悲しかったのです。でも、麻子に「嫌な女になるなよ」と言われたことで、ハッとしました。このまま拓也に対して嫌な女になりたいわけじゃない…そこで…次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/脚本・高尾/作画・ 山口しずか
2020年10月27日■前回のあらすじよく私を無視してくる夫。これまでは悩んでいたけれど、今回は強気で立ち向かうと…今回は夫が吹き出してしまったのをきっかけに無視はいつもよりも早く終了。夫の不機嫌に巻き込まれず、こちらのペースで声をかけ続けたのが効いた…!そもそも今回どうして無視したのか聞いてみると…どうやら家族で行こうねと約束していた(らしい)映画に、私が娘と3人で行ったことが悲しかった様子…話し合った結果、今後は私に事前にいじける理由を説明してもらうこと、早く終わらす努力をすること、夫の気持ちの整理期間中は夫の世話は何もしないことを条件に、存分にいじけてもらうことにしました…(笑) 私だけでなく子どもたちからも注意された夫は、それ以降いじけモード期間がだいぶ短くなり、改善がみられるようになりました。何か理由があったとしても、あからさまな拒絶をされた側は傷つきますし、こちらも相手に「なにかしてあげたい」と思う気持ちがなくなります。不満があるなら溜め込む前に話し合って、解決していきたいもの。夫と同じ土俵に立っても良いことはないので、たとえまた無視が始まっても、あまり気にせずにいつもどおりの自分で過ごそうと思います。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ エイデザイン
2020年10月26日私の名前は美鈴。同じ会社で同期の拓也とは結婚して3年。今もお互いに同じ会社で働いていますが、拓也は課長に出世し、私は主任。これまで一緒に切磋琢磨してきたのに、なんとなく置いて行かれたような気持ちもありモヤモヤしていました。そんな拓也とは別部署のため、職場ではあまり関わることが少なく、新入社員の中には私たちが夫婦だということを知らない人もいます。それもあるのか、実は私にはもうひとつモヤモヤしていることがあったのです…。私は会社ではどちらかというと、冗談も言わず愛嬌もなく、ただ真面目で堅い女性で通っています。しかし家では、だぼだぼのトレーナー、髪の毛もバレッタで止めただけのすっぴん姿というぐうたらな姿をさらしています…。そんな姿でいながらも、昼間会社で見た新入社員のカワイイ姿が忘れられず、親友に愚痴っていたのですが…。先に出世した夫に少しでも近づきたくて、家でも企画書を作ったり、資料を読んだりする日々。そして料理は、元々得意ではなく拓也も遅いので、我が家の夕食はほとんどお惣菜かミールキット中心となっていました。そんな食生活ですが、お互い特に文句もないと思っていたのです。でも会社で聞いてしまった話に私はショックを受けることに…次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/脚本・高尾/作画・ 山口しずか
2020年10月26日■前回のあらすじなにか気に障ることがあると、よく私を無視してくる夫。会話にならずイライラした私は…とにかく、早く夫に無視を終わらせてもらいたい…!そう思った私は、いままでのように顔色をうかがったり考え込むのではなく、「いじけモード」の夫に自分がいかにくだらないことをしているかをわかってもらうため、あえて強気で声かけをすることにしました。夫の無視はそれからも続いたのですが、部屋から出てくるたびすかさず声をかけ… ついに、夫にある日変化が!次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ エイデザイン
2020年10月25日我が家は共働きの4人家族。子どもは6歳の娘が2人、双子です。夫は子育ても家事も上手くこなすし、困ったときはお互い助け合えるありがたい存在。ですが、夫にはひとつ、すごく困ったクセがあって…夫は何かをきっかけに突然、話しかけても無視したり、部屋にこもって出てこなくなることがあるのです。私と距離を置くことで、気持ちを整理したり感情的にケンカにならないようにしてくれているんでしょうが…私はこういう不毛な時間がハッキリ言ってすごく嫌いです。そのくせ、ほっとかれるのは嫌なのか…気を遣って声をかけてみても… 何も言わずに去るだけ…。夫の無視やひきこもりが始まってしまうと、家事や子どもの相手などにも協力してもらえなくなるので、すべてを私が請け負うことになります。いままでは、私がどうしようかと悩んだり顔色をうかがったりしているうちに、数日経っていつの間にか機嫌を直すことが多かったのですが、今回は私も仕事が忙しいタイミングでかまっていられません。そこで今回は夫への態度を変えることにしました。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ エイデザイン
2020年10月24日■前回のあらすじリモートワークでモラハラな言動が増えた夫に耐えられず、家を出たゆいは…幸か不幸か実家は自宅からわりと近く、パートに行くときは親に子どもを見ててもらいました。実家に戻って1ヶ月たった頃、話をしたいことを夫に伝えました。パートの帰りに役所に立ち寄り、離婚届を貰いそのまま自宅に向かいました。夫には…私に対し悪いことをしたという自覚がありませんでした。「自分は正社員で仕事をしている」「俺が家族を食わせてやっているんだから、お前が仕事をやめるのは当たり前」「仕事を邪魔する子どもが悪い」「躾ができていないお前が悪い」 何を話すにも自分、自分…でした。私をバカ女と言ったり、パートだからと貶したり、子どもに暴言を吐いたり…思い付きで言ったならそれはそれで最低だけど、普段から私を見下しているからそういう言葉が次々に出てきたんだろうと思います。夫は悪びれもないような謝り方をしてきました。離婚届はその場で書いてもらう事はできず、離婚に応じる気もないようでした。それからしばらく、メッセージアプリで絵文字入りの謝罪文が来たり、どうしても本気で謝っているようには思えませんでした。この感覚のズレも含めて、話せば話すほどあつしとの再構築は無理だとわかり、私の離婚の決意はどんどん固くなっていきました。離婚に合意してもらないのなら離婚調停を申し立てる事も伝えました。一方、パート先に事情を話すと、これまで意欲的に働いてきた姿勢を評価してくれた社員さんがとりあってくれて、正社員試験を受けさせてもらえることになりました。それに合格し…私はしばらくして、正社員になりました。不思議と夫と暮らしているときより、気持ちが軽くなった気がします。はたから見たらリモートワークで在宅中のこれだけで…? と思われるかもしれません。しかし、私にとっては夫と暮らしたたった数ヶ月が地獄のような日々でした。夫の暴言で初めてモラハラについて調べたら、日頃から当てはまる事が沢山ありました。そのとき初めて夫はモラハラ気質なのでは? と気付き、日を重ねるごとに確信に変わっていったのです。離婚を決意してスピード別居でしたが、後悔はしていません。モラハラからは離れるのが一番の解決策だと改めて思いました。離婚への道のりはまだ長いかもしれませんが、仕事も思う存分楽しみながら、子どもたちと一緒に前を向いて過ごしていきたいと思います! 【同じテーマの連載はこちら】 教えて!弁護士さん この連載の全話を見る >> ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ のばら
2020年10月22日■前回のあらすじリモートワークになった夫のあつし。家での暴言が目立つようになり…一度、夫ときちんと話をすることにしたのですが…しばらく会話をしないうちに、夫はこんなに私を見下すようになったのかと愕然としました。それ以来パート先にお願いして出勤日数を減らしてもらったり、なるべく家にいられるようにしましたが、パート先ではここ最近何人か退職してしまい、人員はカツカツ。それを知っていて辞めるとは言い出せず、出勤日数を減らしてもらうのも罪悪感でいっぱいでした。私もやりがいを感じている介護の仕事を夫に制限され、もどかしい日々が続きました。そしてこの日、出勤しようと思ったら…突然夫がキレ出して辞めろと言いだしました。「急に辞めるのは無理だから」と夫をなだめ、何とか休ませてもらえないか電話することに…それから何度か話し合いを持とうとしましたが、夫は「お前の言うことを聞く気はない」「子どもたちを黙らせろ」の一点張りで、まともな会話ができません。リモートワークで在宅時間が長くなったことで在宅のストレスが溜まっていたというのもあったのかもしれません。けれど、そんな夫に同情することもできないくらい、夫との生活が私にはストレスになっていました。思えば、夫と私の関係は、夫のリモートワークが始まる前からすでに破綻していたのだと思います。夫が家に長くいるようになったことで、それにやっと気づけた気がしました。子どもたちへの影響もとても心配…幸いにも実家が頼れそうなので、私は子どもを連れて出て行く事を決意しました。次回に続く!▼「夫はモラハラかも?」と思ったら… 「離婚できない妻のモラハラ対処法」 連載Vol.1 【専門家監修】あなたの夫はモラハラ体質?その特徴や原因とは ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ のばら
2020年10月21日私はゆい。結婚10年目の夫・あつし、8歳と7歳の息子と暮らしています。夫は平日は外で食べてくるので夜遅くに帰宅。休日も趣味のためあまり家にはおらず、夫婦の会話はほとんど挨拶程度でした。しかし夫は以前から私を見下す態度があったり、育児家事をせず自己中心的な言動が多かったので、「最低限のコミュニケーションがお互いにちょうどいいのかも…」と感じていました。そう、夫の働き方が変わるまでは…子どもは小学2年生と3年生。親がつきっきりで育児しなくても良い年齢だけど、子ども達だけで留守番させるにはまだ不安な年齢。私は介護のパートをしていて、生活維持に必要な職種なため休めそうになく、子どもたちが休校になった時はどうしようかと思いました。そんな時夫のリモートワークが決まり、子ども達だけで留守番せずに済んで良かったと、このときは思っていました。私は10時~14時、週3回のパート。私にとっては生きがいのような仕事です。夫になるべく負担をかけさせないようにお弁当を作って出勤していました。家で子どもの面倒を見てくれている夫には感謝をしていましたが リモートワークが始まり2週間が経ったころ…いまにも手を出してしまいそうな勢いで子どもたちを怒鳴りつける夫を見て、とても驚きました。子ども達を残して私がパートに行ったのは、間違いだったのでしょうか…もう小学生だからと、過信してしまった私がいけなかったのでしょうか。パートはシフト制ですぐ辞めるというわけにもいかず、私も仕事にやりがいを感じていたので、子ども達には「静かにするように」と念を押して出勤を続けました。しかし… 次回に続く!▼「夫はモラハラかも?」と思ったら… 「離婚できない妻のモラハラ対処法」 連載Vol.1 【専門家監修】あなたの夫はモラハラ体質?その特徴や原因とは ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ のばら
2020年10月20日■前回のあらすじようやくモラハラ夫との生活を終わらせる決心をした若菜は…そして…健一との離婚が決まってから、最後にお義母さんに挨拶しにいくと…「健一も被害者なのかもしれない…」そう思いましたが、私が健一に会うことは、もうありません。私は、たくさんの人に支えてもらい、モラハラ夫との離婚ができました。もし、あなたの周りの人がモラハラなパートナーとの生活に耐えていたら、ぜひ手を差し伸べてあげてほしいです。 【同じテーマの連載はこちら】 教えて!弁護士さん この連載の全話を見る >> ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ ぺぷり
2020年10月18日■前回のあらすじモラハラ夫から生活費を減らされ、パートを掛け持ちしていた若菜は、トイレで立てなくなり…健一は私が倒れているのを見ても全く動こうとしませんでした。世間体を気にするタイプなので、救急車が来て騒ぎになるのが嫌だったのでしょう。夫の代わりに、子どもたちが救急車を呼んでくれて病院に。体調不良の原因は、ストレスによる重い胃潰瘍と貧血いうことでした。そんな様子を見て、お医者さんは…今までは「自分がちゃんとしないから怒られるんだ」と思っていましたが、今回の一連のことや、お医者さんに言われたことで、「夫とは離れるべきなのかもしれない」と思う気持ちが出てきました。さらに病室に駆けつけてくれた玲奈も…こうして私は 私と子どもたちの幸せのために 夫と別れる決心をしたのです。次回に続く!▼「夫はモラハラかも?」と思ったら… 「離婚できない妻のモラハラ対処法」 連載Vol.1 【専門家監修】あなたの夫はモラハラ体質?その特徴や原因とは ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ ぺぷり
2020年10月17日モラハラ、DVはもってのほかだけど、仕事で出世の兆しなし、脱いだ靴下はそのまま、食器も洗わない、もちろん子育てにも協力しない…。そんなダメ夫をイケてるパパに変えたいと思いませんか? あなたの夫がこれで変わる?かもしれない「ダメ夫改造マニュ…
夫婦の危機
モラハラ夫図鑑
あの日、私はいじめの加害者にされた