うちの夫は仕事が忙しく週末しか子どもと遊べません。小2の息子・たかしをかわいがってくれるのは嬉しいのですが、ちょっと甘やかしすぎているところがあります。気づくと注意をしているのですが夫は真面目に聞いてくれないばかりか、最近は行き過ぎることもあって困っています。 夫は、自分のためのお金はほとんど使いませんが、子どもの好きなことへのお金の投資は惜しみません。すべてを否定するわけでは有りませんが、あまりに甘やかしすぎているのです。また別の日…その日の夜、あらためて夫に話をしたのですが…子どもに愛情をかける方法はものを買い与えること以外にもあると常々夫に言っているのですが、全然聞く耳を持ってくれません。たかしが欲しいものを買ってもらうことがあたりまえになっているのも心配です…夫がいない平日、言うことをきかないたかしの面倒を見ているのは私です。ゲームを我慢させて勉強をやらせたりしているのですが、夫がいると私を悪者にして2人でやりたい放題…そんなモヤモが続いたある日のこと、さすがに我慢できないできごとが起こるのです…次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・ 山口しずか
2020年09月01日前回 からのあらすじ(全3回)普段からポンコツの夫。ある日、夫がサファリパークで家族を危険に晒す行動をとり、夫婦仲は険悪に…自分と娘の命の危険が迫ったことで私は怒りがおさまらず、楽しいはずの旅行は険悪なムードに… 翌日… その時でした なんと夫はバスを追いかけて猛ダッシュして行ったのです… そして数分後… 私も夫の得意そうな笑顔に思わず笑ってしまい…ました。ウチの夫はたしかにポンコツだけど…全力で生きています。いいやつです。一緒にいてハラハラすることも多いけど、せっかく縁があって夫婦になったので、お互い支え合ってがんばります!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2020年08月24日前回 からのあらすじ(全3回)勘違いやものを失くすことが多い夫。一緒に生活しているとその言動にびっくりすることが多く…結婚後も夫の勘違いは続き…ある日、買い物に車で出かけて…そして子どもが生まれて行った旅行で…信じられないことがあったのです自分たちで車を運転しながら周れるサファリパークを訪れたときのこと…ヒグマのゾーンで、娘が外にキーホルダーを落としてしまいました。危険動物のゾーンにも関わらず、車のドアを開けて降りようとしたのです!夫のあまりにとんでもない行動に、私は怒りが抑えられませんでした…しかしその翌日のこと…次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2020年08月23日今回は 失敗ばかりする夫記事 のアンケートに投稿されたエピソードを記事化しましたウチの夫は、とにかく抜けていて言い間違えや勘違い、物をなくすのは日常茶飯事です。しかもそのことを全く気にする様子もないのです。 最近驚きの事実が判明したのですが…なんと…自分の年齢を勘違いしていたんです…諸々の書類はもちろん、なんと婚姻届まで間違った年齢で出していたのです。同じ年だと思っていた旦那は実はひとつ年上…。一瞬詐欺かと思いました。 結納に連絡なく遅刻した挙句… 結納返しの10万円分の商品券に気づかず、箱ごと捨てようとしたこともありました。こんな感じで、夫のポンコツエピソードは数えだすとキリがありません。 当然、結婚してからも…次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2020年08月22日前回 からのあらすじ(全3回)離婚したくなかった私は懸命に努力をしましたが、夫の心は遠いままでした。そんなある日お義母さんが倒れたとの電話があり…お義母さんは軽い熱中症だったようです。そして、倒れた時に足の骨を折ってしまい治るまでの数ヶ月、身の回りの世話をすることになりました子どもの世話とお義母さんの看病は大変でしたが、そのことをきっかけに夫と話をする機会が増え、昔のように笑い合って過ごせる日も増えてきました そして結婚記念日が近づいてきて…改めて私たちは結婚記念日をお祝いすることにしました離婚を切り出された時は辛かったけど、これをきっかけに、夫がいるのが当たり前、何をしても許してくれる…そんな私の勘違いを反省することができました。結婚生活は続けるのが思ったより難しいこと、結婚記念日は、結婚が続いていることに感謝する日なんだ…というのが改めて身に染みました。今後も結婚生活を続けるための努力を忘れないようにしたいです!作画: タキノユキ
2020年08月14日前回 からのあらすじ(全3回)ある日、突然夫に「離婚したい」と告げられ、思いやりがなさすぎた自分を反省したのですが…いるのが当たり前、何をしても許してくれる…。私は夫に対して、無意識にそう思っていたのかもしれません。でもいざ、いなくなることを考えると、身もすくむ思いでした私は離婚したくありませんでした。 自分でも態度を変えすぎ…? と思いましたが、懸命に努力しました 夫は私を無視したりはしません…ただ心の距離がとてもとても遠いのを感じて悲しくなりました 私はなんとか夫の心を取り戻そうとがんばったのですが、夫の心は閉ざされたままでした…もうダメなのかと毎日悲しい気持ちでいた、そんなある日のこと夫のお母さんが倒れたと連絡があったのです次回8/14公開!作画: タキノユキ
2020年08月13日私と夫は結婚して7年。子どもは男の子が2人います。夫婦の時間というものはほとんどないけれど、夫婦ってこんなもんだろう。そう思っていましたこの時までは…ある日、突然夫に「離婚したい」と告げられたのです…私にとっては、本当に突然だったので、びっくりして、すぐには言葉が出てきませんでした…優しい夫がこんなことを言うのは初めてで、私は驚きと戸惑いで頭がいっぱいになりました。ちょっと落ち着いてから、改めて考えると、私は自分の思い通りに子育てをしようと必死になるあまり、家事も子育ても自分が正しいと思い過ぎていたのかも…と この数年を思い返すと、夫が言い返してこないことをいいことに夫の意見を聞かずに、ひどい言葉もたくさん言ってしまっていました。私は、夫がどんな気持ちでいたのかを思いやることを忘れていました…次回8/13公開!作画: タキノユキ
2020年08月12日私のところに寄せられる妻からの悩みで、「私が働き始めたら、夫が家事について文句を言うようになった」「新しく始めた仕事の話をすると、夫が不機嫌になる」というものがあります。妻が働き始めれば家計も助かるし、将来かかる子どもの教育費や老後のための蓄えにも余裕が出てくるでしょう。妻は良かれと思って仕事についたのに、なぜか不満そうな態度を見せはじめた夫に混乱するばかりだと思います。どうして、働き始めた妻に対して夫は冷たく当たるのでしょうか。■働き始めた妻に八つ当たりする夫の心理は?専業主婦だったり産休育休中だった妻が仕事を始めた途端、子どものようにすねて不機嫌になる夫。仕事で疲れている妻に「ごはん、まだできていないの?」「もっとちゃんと家事をやってよ」など、これまで口にしたことがないような文句を言い始める夫は少なくありません。妻は、そういう夫にイライラすると同時に、「今までと同じように家事ができなくて申し訳ないな」「やっぱり私、働かないほうがよかったのかな」などと以前より家事育児が満足にできない自分に罪悪感を抱え、私のところへ相談に訪れるわけです。しかし、夫の機嫌が悪いのは、妻が仕事で家をあけていたり、家事育児に不満があるからという理由だけではないケースがあります。それは、自分より楽しそうに働く妻への「嫉妬」です。妻が家事育児に専念していた頃は、「俺も仕事で大変だけど、妻も家事育児に頑張ってくれている」と夫は同志のような気持ちを持っていたと思います。妻が守ってくれている家は、唯一仕事と自分を切り離せ、リラックスできる居場所だったのでしょう。しかし、働き始めた妻が毎日楽しそうに仕事へ出かけるようになると、夫の中でモヤモヤした感情が芽生えるようになります。「俺は仕事がつらくて我慢ばかりなのに、どうして妻は楽しそうなんだ?」これまでは、仕事と家事育児と別々のフィールドで頑張っていたのに、妻も仕事を始めてとてもうまくいっている様子。そうなると、夫は自分の中で一番優先順位の高かった仕事という領域を侵され、自分の存在価値が脅かされているように感じるのでしょう。単に仕事がうまくいっている妻がうらやましいのです。そのため、「たいして稼いでもいないのに」「たかがパートだろう?」など、あくまでも仕事では自分の方が上だとアピールするために、妻をわざとおとしめるようなことも言ってしまうのです。■働く妻を妬む夫、嫉妬を買わない方法は?働く妻に対して不機嫌な態度をとる夫に対して、どのように対応したらいいのでしょうか。妻に嫉妬し、無意識のうちに不機嫌な態度をとったり、傷つけるような言葉を口にしてしまう夫は、もともとプライドが高く働き者で仕事人間、小さい頃は厳しく育てられたタイプに多いようです。繊細で傷つきやすい反面、感情表現や弱音をはくことが苦手で、妻にも弱みを見せることはほとんどありません。そのため、自分の仕事がうまくいっていないことや、職場の人間関係にストレスが多くてつらいといったことも話せないでいるのでしょう。そんな時に、妻の成功を見たり聞いたりすると、応援する気持ちよりも嫉妬の気持ちが勝ってしまうのです。怒りの感情の根底には、悲しみやさみしさが隠れています。夫がモヤモヤした怒りを感じているのは、妻に差をつけられて落ち込んでいる、自分の存在価値である仕事が否定されたように感じて悲しいといった感情からです。そういった複雑な気持ちが夫にあると認めたうえで、嫌みや傷つくような言葉を言われたら、「今、夫は仕事が大変で、私の成功を受け止める余裕がないんだわ」とあきらめて聞き流すのが一番です。また、なるべく摩擦が起きる原因を取り除くために、妻は仕事の話を家でしないようにするのがいいかもしれません。それが愚痴だとしても夫には自慢のように聞こえるかもしれないので、避けるのが懸命でしょう。仕事の話をしているわけでもないのに、夫が嫌な絡み方をしてきた時は「愚痴を聞いてほしい」サインかもしれません。そんな時は、「最近、どう? お仕事大変そうだね」と声をかけてみてはいかがでしょうか。私が相談を受けたケースでは、ずっとすねた態度をとり続ける夫に妻が「働いてみてあなたの大変さがわかったよ。本当にいつも頑張っているんだね」と声をかけたら、「大変なんだよ…」と夫が本音を見せたそうです。それから、夫はイライラしなくなり、関係が好転したというケースもあります。人間は、他の人から何を言われても、本人が自覚し納得しなければ変わることはありません。妻への嫉妬に無自覚なまま、怒ったり嫌みを言ったりする夫を変えることは難しいでしょう。それならば、妻が一番楽で快適に働くためにも、夫に「仕事って大変だよね。いつもありがとう」の気持ちを持って接してみてはいかがでしょうか。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年08月03日コロナ禍による新しい生活様式によって、友人知人との飲み会もままならなくなりました。そこで、開催されているのが「オンライン飲み会」。パソコンやタブレット、スマホを使って、自宅からビデオ通話で行う飲み会です。しかし、これに悩まされているのが、夫の友人や同僚たちが苦手な人見知り妻。リモートワークで退屈な夫が、週末だけではなく平日もオンライン飲み会に参加し、「どうせ自宅で一緒にいるんだから…」と妻も参加させようとするからです。それでなくても内向的な性格なのに、慣れないオンライン飲み会への参加を夫やその仲間から強要されて、妻はしんどい思いをしているのではないでしょうか。夫はどうして妻を自分のコミュニティの飲み会に参加させたがるのでしょうか? それを断る方法はあるのでしょうか?■オンライン飲み会に妻の参加を強要する夫以前から「夫が同僚や学生時代の友人が集まる飲み会に私を参加させようとして困る」という妻から相談が寄せられることはありました。夫の同僚や友人は、妻にとってほぼ初対面の人ばかり。共通の思い出もなければ、話題もなかなか見つからないでしょう。そんなすでに出来上がっているコミュニティにたった1人で参加するのは居心地が悪いものです。人見知りをしてしまうタイプならなおさらでしょう。お店での飲み会に参加していた頃なら、夫が妻を連れて行くのには理由がありました。それは、「もし自分が酔いつぶれても妻が連れて帰ってくれる」という安心感があったからです。今はコロナ禍で会食や飲み会の自粛が叫ばれているため、お店での飲み会はオンラインに移行。「酔いつぶれても家だから、私がわざわざ参加する必要はないわね」と胸をなでおろした人見知り妻は多いでしょう。しかし、オンライン飲み会に変わっても、なぜか妻を誘ってくる夫。初めましての人が多い中で、そのうえ慣れないオンライン飲み会への参加は苦痛でしかありません。でも、お店とは違って家にはいるので「ちょっとだけ、ちょっとだけ」と夫に言われたら、無下に断れないでしょう。さらにオンライン飲み会では、お店のように閉店時間もなく終電を気にすることもないので、エンドレスとなってしまうことも。「まだ、お店の飲み会に誘われていた時の方がマシだった…」と、妻のため息が聞こえてきそうです。■「妻を友人や同僚に紹介したい」夫の本音は?夫は、どうして妻を自分のコミュニティの飲み会に参加させたがるのでしょうか?実は、夫が妻を友人や同僚の飲み会に参加させたがるのには、もう一つ理由が考えられます。それは、妻をみんなに自慢したいからなのです。しかし、自分から「うちの妻はすてきな人なんですよ」とか「こんな妻と結婚して幸せだ」とは言えませんよね。そこで、百聞は一見にしかずで、妻を飲み会に誘って友人や同僚に会わせ自慢しているわけなのです。社交的な夫の愛妻自慢だと思えば、気を悪くする妻はいないでしょう。「私の気持ちなんてお構いなしで、なんて自分勝手な夫だろう」と思っていた社交夫もかわいく見えてくるのではないでしょうか。とはいえ、よく知らない人との飲み会が苦痛なことには変わりありません。夫も最初こそは妻に気をつかうかもしれませんが、お酒が入って話が盛り上がってくると、最終的に妻をほったらかし…というのが定石でしょう。では、そんな気まずい飲み会への参加を、夫を立てつつ断る方法はないのでしょうか?■夫に誘われたオンライン飲み会をうまくかわす方法参加するのは気が重い夫のコミュニティ飲み会は、オンラインだからできる方法で離脱するのはいかがでしょうか?例えば、最初の挨拶だけ参加して、あとは「おつまみ作ってきます」「子どものお世話が…」など家事育児を理由にそっと飲み会から退席すればいいのです。お店での飲み会では途中で帰るのは難しいですが、オンライン飲み会なら途中退席しても目立ちませんし、理由を見つけやすいというメリットがあります。もし、妻を自慢したい夫が「最後まで参加してよ」と言うタイプなら、事前にきっぱり断っておいてもいいと思います。「そういう場では、何も話せずにニコニコしているだけの置物みたいになるだけだから、性格的にずっと参加するのはつらいの。最初だけみなさんにご挨拶するから、あとは頃合いを見て退席させてね」など、夫の希望にも沿いつつ断るのはいかがでしょうか。あらかじめ夫にきちんと伝えておくことで、オンライン飲み会も抜けやすくなりますし、ぐっと精神的な負担も軽くなるでしょう。社交的な夫ほど、コロナ禍による会食や飲み会の自粛といった新しい生活様式に大きなストレスを感じていることでしょう。それを発散できるものはオンライン飲み会くらいなので、内向的な妻も少しだけ付き合ってあげましょう。オンライン飲み会に一通り顔を出しておけば、夫の「妻を自慢したい」気持ちも満足して、リアルな飲み会が解禁になった時は参加免除となるかもしれませんよ。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年08月02日「1人目が生まれて数年…。2人目の子どもはどうする?」厚生労働省が発表した 「2018 人口動態統計」 によると、合計特殊出生率は1.42。合計特殊出生率とは、出産可能とされる15歳から49歳の女性が1人につき平均何人の子どもを生むかという人口統計上の一つの指標です。つまり、日本では女性1人につき出産している子どもの平均人数は1.42人で、子どもを2人以上持たない人が増えていることがわかります。妻が2人目が欲しいなと思っても、夫の方が遠回しにその話題を避ける。その逆で、夫は2人目が欲しいと思っているのに、妻が1人目の育児に手一杯で考えられない様子ということもあるでしょう。2人目に対する夫婦の考え方のずれは、どのように埋めればいいのでしょうか。今回は、妻が2人目を欲しがっているのに、夫が消極的で協力してくれない場合を考えてみましょう。「2人目は欲しくない」そう言う夫がよく口にする2つの理由夫婦で2人目に対する意見が合わないという場合、よく挙げられるのが次の2つの理由です。・育児に対する不安・経済的な不安この2つのうちどちらか、もしくは両方が原因で、2人目が考えられないというケースがほとんどでしょう。しかし、本気で2人目が欲しいと思っている場合、これらは根本的な原因とはなりません。というのも、どちらもたいていは「何とかなる理由」だからです。例えば、実家が遠方で育児を手伝ってもらえないから不安というのなら、最近は行政の育児サービスが充実しているので、それらを活用する方法があります。また、仲の良いママ友に相談する、少し助けてもらうなどの方法もあるでしょう。また、経済的な不安があるのなら、妻も働く、収入を優先して転職する、投資などでお金を増やす、親に一時的に助けてもらうなどの解決策が考えられます。2人目が生まれたら、どんなことに一番不安を感じるかを夫婦で共有し、それに対して具体的にどうすればいいかを一緒に考え行動し、不安を払拭していく。この一連の作業は、夫婦の絆を一層強めるともいえます。それすらもしたくない、そうまでして2人目が欲しいとは思わない、子どもは1人で十分と夫が感じているとしたら、本当の原因は別にあるのではないでしょうか。2人目が欲しくない夫「もっとかまって」の赤ちゃん返りサインかももし、夫が「2人目の育児に不安」と考えているとしたら、本当の原因は「妻が1人目の育児にかかりっきりで、自分にかまってくれない不満」が隠されているのかもしれません。2人目について話し合った時、夫の口から「子育ての手が足りないだろう」「子どもが2人になっても育児、大丈夫?」といった言葉が出るようならかまってサインです。2人目が生まれたら、今以上にないがしろにされるのではないかという夫の不安が垣間見えます。「たまには子どもより自分を優先して欲しい」と素直に妻へ言えるくらい夫が心を許せていたらいいのですが、もしかしたら子どもに嫉妬している自覚すら夫にはないのかもしれません。それが、2人目に消極的な態度に結びついていることも。その場合は、子どもと同じとまではいかなくても、後回しにしていた夫に対して気遣いを見せたり、行政の子育てサービスなどが利用できることも説明し安心させてあげましょう。2人目妊活に消極的な夫、隠された本当の理由は?前出のかまって夫の場合は原因がとてもわかりやすいのですが、はっきりしない漠然とした不安から2人目は欲しくないと考えているケースもあります。1人目の子どもはかわいがってくれるし、育児や家事も手伝ってくれる。でも、2人目に関しては消極的という場合は、その漠然とした夫の不安が何に基づくのかを探り出す必要があるでしょう。自分の収入では将来かかる2人分の教育費が捻出できないかもしれない、父親としての自分に自信がなく子どもをきちんと育てられないかもしれない、もっと自由な時間が欲しい、体力や健康に不安があるなど、原因はいろいろ考えられます。また、1人目の子どもが生まれてみたら、実はそんなに子どもが好きではなかった、かわいいと思えないという夫も中にはいます。子どもそのものが嫌なのか、子どもを持つことが嫌なのか、それはなぜなのか。そういったことを突きつめて深く話し合う必要があるでしょう。そして、具体的にそれらの不安を取りさるための行動やアプローチをしてみます。それでも不安が残るというのなら、さらにその先にある不安はなんだろうともっと話し合い、それが解決できることなのかできないことなのかを見極めて、どうするかを2人で考えていきます。「子どもが好きではないと気づいた」という夫に「好きになれ」というのは無理な話です。ただ、子どもが嫌いになった原因は必ずありますから、子どもがどうして好きではないのか、どういったところが苦手なのかを聞いていきます。例えば、子ども時代の思いや経験がそういう感情を生んでいることもあるでしょう。また、子どもが生まれたことで、自分の時間が奪われ、好きなことができなくなったのが原因ということもあるでしょう。1人目が生まれたことで、妻を女性として見れなくなった、EDになったなど、言いづらい原因の場合もあります。そういった夫の不安や不満を努力によって解決して2人目を望むのか、そこまでする必要はないと考えるのか、それは夫婦それぞれの考え方によって異なると思います。妊娠のタイムリミットを夫に自覚させることも必要男性よりも、女性の方が子どもを持てる期間は短いといえます。日本産科婦人科学会の 「ART妊娠率・⽣産率・流産率 2016」 によると、35歳を境に妊娠率が急速に低下しているのがわかります。そのため、1人目は自然妊娠できたのに2人目がなかなかできないということも少なくありません。しかし、女性に対して男性は「妊娠のタイムリミット」に対する意識が低い傾向にあります。そのため、妻は「なるべく早く2人目を」と考えますが、夫は2人目をどうするかといった夫婦で話し合うべき問題を後回しにしがちです。そのため、夫婦そろって「2人目が欲しいね」という気持ちにようやくなった時には、もう年齢的に難しいということも。「あの時、きちんと話し合っていれば」「2人目を欲しい気持ちを夫はどうしてわかってくれなかったのだろう」と恨んだり後悔しないためにも、納得するまで夫婦で話し合うことをおすすめします。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年07月31日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「『専業主婦はいいよな』夫の言葉にイライラ…プチモラハラ夫、どうすれば?」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、「専業主婦っていいよな」という不用意なプチモラハラ発言に対してどう対処すればいいかについてご紹介しました。しかし、記事のアドバイス通り夫に対して笑顔を切り返しているものの、毎日のこととなるとつらくモヤモヤする妻からお悩みのご相談が寄せられました。■質問:夫のプチモラハラに笑顔で切り返すのも限界に…病気を機に退職し、専業主婦になってから 「『専業主婦はいいよな』夫の言葉にイライラ…プチモラハラ夫、どうすれば?」 記事と全く同じ状況になり、ストレスで胃がおかしくなりました。記事での先生からのアドバイスで少し気が楽になりましたが、笑顔で切り返してはいるものの、やはり毎日のように「ずっと子どもと一緒に家にいられていいよなー」と言われるとモヤモヤします…。■回答:夫の嫌味の裏にある感情は「妻への甘え」「ずっと子どもと一緒に家にいられていいよなー」と毎日のように言う夫。そう言われても、妻はどうリアクションすればいいのか困りますよね。病気をきっかけに退職なさったということですから、体調を整えるために専業主婦の道を選ばれたのだと思います。しかし、それでストレスがたまってしまうのでは元も子もありません。アメリカの心理学者 アブラハム・マズローが提唱した「人間の欲求階層説」というものがあります。人間の欲求には以下のように5段階あり、1の低い階層の欲求が満たされると、2、3…と、高次の欲求に向かっていきます。1.生理的欲求(生きたい)2.安全の欲求(生命を安定維持したい3.所属と愛の欲求(社会や仲間に受け入れられたい4.承認の欲求(価値がある存在と認められたい)5.自己実現の欲求(自分らしく生きたい)出典:産業能率大学出版部 A.H.マズロー著 人間性の心理学 改訂新版)日本のような社会が成熟している環境であれば、1と2は満たされていて当たり前なので、人々は3以上の欲求に目が向いているのが日常でした。しかし、今回の新型コロナウイルス流行は「2.安全の欲求」を脅かすものであり、多くの人が今まで経験したことのない精神的な不安を抱えているのではないかと思います。もしかするとあなたの夫は、「仕事のため外出する=感染(生命)の危機にさらされる」という恐怖、心配を強く持ってしまったのかもしれません。または、夫はもともと仕事や人間関係など外の世界に不安や不満を抱えていて、それが新型コロナウイルス流行への不安から顕在化してしまい、あなたへの嫌味という形に変えてはき出されている可能性もあります。もし夫が、これまでは日常的にあなたに対して不満や攻撃的な感情を持っていなかったのであれば、この嫌味は「妻なら聞いてくれるはず」という甘えから生まれた、不安解消の八つ当たりかもしれません。■「仕事をしていない自分には価値がない」という思い込みが潜んでいる?さらに、あなた自身の心の声にも耳を傾けてみましょう。病気を機に退職なさったとのことですが、もしかすると「仕事を辞めた専業主婦の自分、お金を稼いでいない自分は、社会的に価値がない」と心のどこかで感じていませんか?そのため、夫からの「ずっと子どもと一緒に家にいられていいよなー」の言葉に傷ついているにもかかわらず、我慢して何も言い返せずにいるのではないでしょうか。オックスフォード大学の研究者が発表した論文「10年後になくなる職業」(原文:Carl Benedikt Frey and Michael A. Osborne 「THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?」 )は日本でも大きな話題を呼びました。それに付随して、いろいろな立場から述べられた記事が多くありますので、一度は目にしたことがあるのではないかと思います。その中で「将来も残る仕事」の一つとしてよく挙げられているのが「人の命や感情に働きかける仕事、人と情感を交流させる仕事」です。育児はそのスキルを磨くのに最適な仕事といえます。人間の著しい成長を見守ることができるのは貴重な体験です。自分の今後の仕事にも何らかの形でつながるかもしれない良い機会ととらえ、この時間には価値があり、子育てをしている自分自身の価値も認めてあげましょう。子育ては大変なことも多いですが、そうやってどっぷりと子どもと過ごす時間を楽しんでいただきたいと思います。■夫の嫌味から逃げず、真っ向から向き合う夫の嫌味が甘えや八つ当たりであると理解しても、あなたがじっと我慢する必要はありません。それこそ、精神衛生上良くないことでしょう。「ずっと子どもと一緒に家にいられていいよなー」と言われたら真顔で「それ本気で言っている?」と聞き返してみましょう。そして、「仕事を辞めてでも本当に毎日子どもと一緒に家にいたい?」と夫に確認します。夫がしどろもどろになったり、「そんなことをしたら生活できないだろう」などとはぐらかすようなら、「冗談でもそのような言い方をされると傷つく」ときちんと伝えてもいいと思います。または「子どもと一緒に家にいるのが楽だと思っているのなら、あなたもそうしたいよね。それなら私も何か社会の役に立てそうなことがないか探してくるから、その間子どもと家にいてね」と伝えて、休日に子どもをお任せして出かけましょう。ハローワークで仕事を検索してみたり、興味が持てそうな資格はないか図書館で調べてみたり、ボランティアの登録をしたり、今できることを探してみてはいかがでしょうか。また、仕事や学習、ボランティア活動ではなくても、子どもの園・学校の役員や町内会の地域活動を夫のかわりに引き受けて、無理のない範囲で外に出かけていき、夫に子どもと過ごす時間を持ってもらうのもいいと思います。どんな形であってもいいので、今自分にできることを精一杯やりつつ、夫の不安な気持ちも理解して「一緒に頑張ろうね」という思いを伝えていけば、嫌味も少なくなってくるのではないでしょうか。夫の言葉をそのまま受け止めて自分を追い込まず、リラックスできるように少しずつ行動してみましょう。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。
2020年07月31日前回 からのあらすじ(全3回)専業主婦でワンオペ育児中のマユミは、生活費を3万円しか渡さないモラハラ夫・ひできとの離婚を決め…モラハラをされている日々を、誰かに聞いてほしい。しかし身近な友達には相談しにくいと感じていました。辛い日々を過ごしている中…SNSで同じ境遇の人との交流を続けていくうちに、少しずつ気が楽になり、自分自身も少しずつ回復していきました。そんなとき、離婚相談をしている弁護士さんから思わぬ提案が!夫の給料なしで最低限の生活ができるようになり、ついにこの日が来ました。 【同じテーマの連載はこちら】 離婚できない妻のモラハラ対処法 この連載の全話を見る >> され妻なつこ この連載の全話を見る >> ※この漫画は実話をべースにしたフィクションですイラスト・ もづこ
2020年07月30日前回 からのあらすじ(全3回)専業主婦でワンオペ育児中のマユミ。浮気をしているモラハラ夫から、生活費を3万円しかもらえなくなり…こうして私は、離婚に向けて動き始めました。次回は7/30更新…【同じテーマの連載はこちら】●離婚できない妻のモラハラ対処法 連載一覧はこちら ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ もづこ
2020年07月29日■前回のあらすじ自分より帰りが遅かった私にイライラし、暴言を吐きはじめた夫。しかし、突然夫が私の後ろを見て動揺しはじめ、振り返るとそこには…。たじろぐ達也の前に立ちはだかっていたのは、達也の妹のあやちゃんと夫のつかさくんでした。両手に野菜を持ったつかさくんは、たまたまその日はおすわけを届けに寄ってくれたのです。彼らの存在により、事態は思わぬ方向に進んでいきました。言い争いになりそうだったので、落ち着くためにも家の中で話すことになったのですが…義父は亭主関白でお義母さんもあやちゃんも、そして達也も苦労してきたそうです。その義父と自分が同じことをしていることに、達也も気がついてくれた日でした。自分に染み付いていた古い考えをアップデートできないまま、私へのひどい態度がエスカレートしていた夫。私も「自分が我慢すればいい」と、自分の中に不満を溜め込み続けていました。今回は妹夫婦に助けられましたが、夫がこれから変っていくためには、私も変わらないと…と私自身も反省しました。仕事と家事の両立をするためには、自分の我慢と犠牲で成り立つものではないとようやく気がつけました。これから私自身、どういう働き方、生き方をしたいのかを真剣に考え、どういう家庭にしたいのかを夫ととことん話し合いたいと思います。作画: とらん 【同じテーマの連載はこちら】 モラハラ夫図鑑 この連載の全話を見る >>
2020年07月29日夫のひできは、結婚してから私への態度が急変したのです…結婚前に「家庭を守って欲しい」と切望され、私は仕事を辞め専業主婦になったのですが、今はひできの私を見下すような言動に毎日悩まされています。次回は7/29更新…【同じテーマの連載はこちら】●離婚できない妻のモラハラ対処法 連載一覧はこちら ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ もづこ
2020年07月28日■前回のあらすじ共働きの私たち。夫の達也は毎晩遅くまで仕事のため、私がワンオペで家事育児に追われる日々。ある日、早朝出社しなければならず、夫に娘の送迎を頼んだところ「送迎は母親の仕事だろ」と言われてしまい…好きだったデザイナーの仕事も諦めて、決まった時間を働く派遣事務に就いたものの、だからってすべてが楽になったわけではありません。娘のるなが急遽熱を出し、仕事の調整や保育園へのお迎えが大変で夫に愚痴を言ったときにも、「だから休みやすい仕事を選んだんだろ」と言われて終わり。この世に“休みやすい仕事”なんてあるわけがないのに…。これまでにも夫は私の帰りが遅くなると、一人で外食に行き、帰ってくるとひたすら私に嫌味をぶつけます。しかし、この日は玄関で夫が棒立ちに…。恐る恐る後ろを振り返ると、なんとそこには…。次回に続きます。7/29(水)公開予定!作画: とらん
2020年07月28日子どもが生まれる前は、子ども服のデザイナーをしていた私は、現在は家庭と仕事の両立を考えて、派遣で事務をしています。夫の達也は、毎晩遅くまで仕事で、毎日ワンオペで家事育児に追われる日々。仕事と家庭の両立。職場も理解を得れずツラい日々のなかで、私にとってうれしいことがありました。近所に夫の妹のあやちゃん家族が引っ越してきたのです。あやちゃんと私は同い年で、趣味も似ていてとても気が合う関係。ただ一つの問題を除いては……外面がよくて「よき夫」を演じるのがうまい達也は、周りの人から「いい旦那さんですね」とよく言われます。しかし実態は、家事も育児もまったくせずソファに寝そべって、スマホゲームばかりしているだけ。さらに私には暴言を吐き続けます。でも夫の二面性には誰も気が付かず、私は強いストレスを感じていました。育児、家事、仕事、それぞれの責任の重みに押しつぶされそうになる日々。「親になったのは私だけじゃないのに……」次回に続きます。7/28(火)公開予定!作画: とらん
2020年07月27日前回 からのあらすじ(全3回)夫と私の妹・ナオが不倫していることがわかり、私は離婚に向けてついに動き出すことにしました…そして、夫とナオを呼び出した父は…夫の情けない土下座、反省しないナオの様子を見て、改めて私の覚悟は固まったのでした。息子もとても懐いていて、ようやく私の思い描いていた家族像に近づいてきていると感じています。辛いこともありましたが、「もうあの頃以上に辛いことはない!」と、逆に前を向く決心がつきました。夫が育児に非協力的で家にほとんど居なかったこともあり、息子はいまのところ、元夫がいないことをあまり気に留めていないようです。再婚した夫と息子は、今はまだ親子というよりも親友みたいな感じですが、私たちらしい家族を築いていこうと思います。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ 山口しずか
2020年07月26日前回 からのあらすじ(全3回)夫の不倫相手を突き止めたら、なんと相手は私の妹・ナオだということが発覚し…夫とナオの関係は、きっとナオから仕掛けたものだろう。私にはその確信がありました。私の中の何かが、大きな音を立てて壊れました。「家族は大切にするべき」そう思ってナオとも夫とも過ごしてきたけれど、もう心が限界。ここまで侮辱されて、大事にできるわけがない。動き出すしかない…。もうあんな人たちと関わりたくない。こんなことで悩んでいたくない。子どもと新しい人生を送りたい…。そして私は、ついに動き始めることにしたのです。次回は7/26更新…※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ 山口しずか
2020年07月25日毎日、育児・家事・仕事をこなしている私はとにかく疲れていました。自分の時間が欲しい…私がそんなふうに思っていたときに、夫はのんきに不倫をしていたのです…!送り主はイニシャルで「N」となっていました。 相手は誰なのか、どんなやり取りをしているのか…。気になるけれど、暗証番号はわからないし、見たとしても夫との関係がより悪化するとしか思えませんでした。育児疲れもあっていまこれ以上詮索してもいいことはないと思い、まずは様子を見ることにしたのですが…あまりに衝撃的な相手に、私は言葉が出ませんでした。しかし思い返すと、2人が関係を持つに至った経緯に、心当たりがあったのです…。次回は7/25更新…※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ 山口しずか
2020年07月24日前回 からのあらすじ(全3回)夫が会社で、部下のアサダさんにセクハラの被害届けをだされてしまった! 夫がしたことを問い詰めると…これは、アウトだ…。タツヤの数々の信じられない行動を聞いて、私の怒りは頂点に!同じ女性として、アサダさんを思うといたたまれない気持ちになりました。とにかくアサダさんに、誠意をこめて謝罪をしなければ… タツヤのセクハラ問題解決に向けて、私は動き始めました。次回は7/23更新!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ みちこ
2020年07月21日セクハラやパワハラ…ハラスメント行為に社会の目が一段と厳しくなってきているこの頃。私自身は幸いにも職場の人間関係に恵まれていたため、他人事に感じてしまっていました。しかし、まさかの出来ごとがわが家に起こったのです…ウソでしょ!? うちの夫がまさかセクハラ加害者になるなんて…! 妻としては、情けなく思いつつもつい夫をかばいたくなってしまう気持ちが先行してしまい、「その程度ならコミュニケーションの一環とも捉えられるけど…」なんて思ってしまったのですが…。いや、待てよ。調子に乗りやすいタツヤのことなので余罪があるのでは…。そしてタツヤを問い詰めてみると、驚くべき自白をしてきたのです!次回は7/21更新…※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ みちこ
2020年07月20日前回 からのあらすじ(全3回)遊びに来た妹は、夫のモラハラに気づいて…事情を聞いた両親は「いつでも帰ってきなさい」と言ってくれました。私は「自分がなんとかしないと」と思い込んで、自分で自分を追い詰めていたことに気がつきました。今は夫とは別居中で、離婚に向けて協議中です。プライドの高い夫は、私たち家族含めて許せない気持ちのようで、お互い弁護士を立てて話し合いをしています。私は就職活動中。これからは奈々と一緒に、再出発に向けて頑張っていきます!あの地獄から救ってくれた妹には本当に感謝しています。イラスト・ タキノユキ 【同じテーマの連載はこちら】 離婚できない妻のモラハラ対処法 この連載の全話を見る >>
2020年07月19日前回 からのあらすじ(全3回)結婚して1年経った頃から夫のモラハラ発言がひどくなっていき…ある休日、妹が遊びに来ることになりました私は妹に夫の変化について打ち明けましたこの時私は夫に精神的に支配されていましたそして夫は他人がいるととても優しいのです…この後、私の様子がおかしいことを心配した妹は、ある作戦を企てるのですイラスト・ タキノユキ 【同じテーマの連載はこちら】 離婚できない妻のモラハラ対処法 この連載の全話を見る >>
2020年07月18日私は優美。これは私が実際に経験したモラハラ体験談です。結婚前は優しかった夫のモラハラが酷くなりはじめたのは、結婚して1年ほどたったころでした…はじめはこんな小さなことからでした。でも夫はだんだん、私の服装や容姿に対する批判や、バカにする口ぶりをするようになったのです手作りのおかず3品、ご飯は炊き立てを用意しないといけないのですが、それでも気に入らないと食べてくれないことがありますタオルの掛け方もこだわりがあるようで、揃ってないと機嫌が悪くなリます毎日ダメ出しされているうちに、夫が言っているように「私が悪いんだ。私はダメなんだ」……と思うようになっていきました→次回(7/18UP!)に続きますイラスト・ タキノユキ 【同じテーマの連載はこちら】 離婚できない妻のモラハラ対処法 この連載の全話を見る >>
2020年07月17日子どもが言うことを聞かずにイライラ、夫の言動にイライラ。毎日イライラしている自分にイライラ……。多くのママが経験していることだと思います。イライラしたくない、心に余裕を持ちたいと思っていても、そう簡単にはできないものです。どうしたらできるだけイライラしない状態をつくれるのでしょうか。 そもそもイライラはなぜ起こる?イライラしているときとは、相手の行動に対して怒りを覚えているときだと思います。その怒りについて少し紐解いてみると、「相手が自分の思う通りに行動してくれていない」ことにイライラしていることがわかります。 さらになぜ「相手が自分の思う通りに行動してくれていない」ことにイライラしてしまうのか考えてみましょう。 それが悪いことだから?それが気に食わないことだから? いろいろと理由はあるかと思いますが、突き詰めると、「その状況において自分が自分の理想通りに行動できない」ことに苛立っていることがわかります。 たとえば、家事が非常に忙しいのに夫がスマホばかり見て手伝ってくれないことに腹が立ったとします。もし、家事がスムーズに自分のペースでおこなえていたら、夫がスマホばかり見ていてもそれほど気にならないはずです。一方で、夫が手伝ってくれたとしても、やり方が雑だったりすると、それはそれで腹が立ってしまうこともあります。いずれにしても自分が理想としている状態が叶えられていないことによってイライラ度は高まってしまうのです。 イライラの原因はまさかのアレ!?きっかけは夫や子どもだったとしても、イライラの原因は実は「自分」なのです。同じことを夫や子どもがやってもイライラしないことがあるのは、自分の心の余裕に関係しています。心に余裕があれば、マイナス面も想定した上で考えていた通りに行動できるので、イライラも少なくできるというわけです。 イライラしたときにやってはいけないことイライラしたときに、苛立ちのきっかけとなった夫や子どもに焦点を当てたままにしてしまうと、さらに苛立ってしまいます。相手はママが何にイライラしているのかを正確にはわかりませんし、わかったからといって瞬時に理想通りに振る舞ってくれることはほぼありません。 イライラしたら「自分が今一番叶えたい状態はなに?」と自分に問いかけてみましょう。夫や子どもにイライラしている状態をぶつけたいのか、とりあえず今の家事を片付けたいのか。いったん立ち止まることで、イライラして後悔することは少なくなるはずです。 人はイライラするものです。イライラすることが悪いのではありません。イライラして、無駄に相手を攻撃したり傷つけたり、さらには自分がそれによって疲弊してしまうことが避けるべきことです。そのためにも、イライラしたら、深呼吸して立ち止まってみてください。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年07月05日「コロナによる外出自粛を機に、これまでよりも、夫婦でいっしょに過ごす時間が増え、ケンカをする頻度も増えていると聞きます。それを劇的に改善する方法は、いっしょに映画を見ることです」こう話すのは、映画好きで知られる心理研究科の御瀧政子さん。えっ、いっしょに映画を見るだけで夫婦仲が改善するんですか?「映画というのは、そのほかの総合芸術に比べても、作る時間、人材、資金が膨大にかかっています。それが2時間前後に集約されて、しかもDVDソフトなら、繰り返し見ることができる。単に画面に向かっているようで、じつは目、耳、肌感覚など、人の五感を通して、大きなエネルギーに包まれているんです。夫婦で、それを共有することで、お互いに対する思いが確実に変化するんですよ」ひとくちに不仲と言っても、その原因はさまざま。そこで、今回は不仲の原因を分類。年間百本以上の映画を見ているという御瀧さんが、それぞれの不仲の原因を改善するのにマッチする映画ベスト3を厳選。■「セックスレスに悩む夫婦」向け【1位】『31年目の夫婦げんか』(2013年/デヴィッド・フランケル監督)「最高の結婚をしたとしても、荒んでしまう時期はあるもの。長いときをともに無事歩んできたと自負がある夫は結婚生活に問題はない、一方妻はもう一度『結婚を取り戻したい』と思ってカウンセリングを受ける。絆が一度失われてしまうと、求め方がわからなくなり、結婚生活の救済に奮闘する夫婦の姿に胸が熱くなります」(御瀧さん・以下同)【2位】『きいろいゾウ』(2013年/廣木隆一監督)「それぞれ心に大きな秘密を抱えた夫婦が、静かに日々を大切に生きている姿を描いています。痛みを抱えている心は、決して立ち入らないで、そっとしておくこと。五感を駆使して、ふれ合いや心から寄り添うことが必要になります。時がくれば自分で決着をつけられる。だからあせらなくてもいいんだということがわかる物語です」【3位】『グッバイ・ゴダール!』(2017年/ミシェル・アザナヴィシウス監督)「20歳の妻は夫の才能を信じているが、35歳を超えた芸術家はマヌケ、というコンプレックスを抱えた不器用な夫。世の中が大きく動く時代に、ポジションに迷い、嫌われるのをわかっていながら、自分や主張を変えられない。あなたを大切に思ってくれている人は才能以外に、あなた自身を尊敬してくれているはず。そのことを気づかせてくれます」夫婦のスキンシップに関しては、欧米と日本では大きく違う。「映画でも洋画では、年齢を問わずに肌をふれ合い、夫婦の愛の営みが自然に描かれているのが、日本の夫婦には気恥ずかしいかも。でも、夫婦の営みが仲むつまじさを深めるのは世界共通です。『31年目の夫婦げんか』では、夫婦関係を取り戻したい妻がカウンセリングを受けるシーンを自分のこととして受け止められたら、きっとあなたの背中を押してくれるはず」」■「会話がなくなった夫婦」向け【1位】『砂漠でサーモン・フィッシング』(2012年/ラッセ・ハルストレム監督)「砂漠でサケを養殖し釣りを楽しむプロジェクトを依頼された主人公。そんな不可能だと思える課題を、あきらめずに、抱えている問題点(課題)を明らかにし、解決しようとする過程で、翻弄されるカップル。どんなに冷めかけた絶望的な状況でも、相手の立場に共感し、自分の気持ちに正直になって話し合えば、目標に近づけることを教えてくれます」【2位】『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017年/白石和彌監督)「“好きな人が笑顔でいてくれるなら、それでいい”と思い、一緒に行動している男。8年前に別れた男を忘れられずに生きている女。自分が選んだ道でよかったか、答えは最後の最後までわからない。でも人は精いっぱいやれることをやっていくしかない。それはいつか必ず相手に通じると信じるひたむきな心にうたれます」【3位】『her/世界でひとつの彼女』(2014年/スパイク・ジョーンズ監督)「24時間いつでも呼べば応え、しかも自分の想像を超える答えを得ることもできる頼れるAI(人格を持つ最新の人工知能型OS)がやがて恋愛対象に。『あなたの心の中にある恐怖を私の力で消してあげたい。そしたらもうあなたは深い孤独を感じなくなる』と語るAIとの別れがやってきて−−。人とのつながりをもう一度信じてみようという心持ちになる映画です」ずっと顔を突き合わせていると、黙っているほうが楽なこともあるのは事実。「でも言葉によるコミュニケーションがないと、血の通った夫婦関係は復活しません。『砂漠でサーモン・フィッシング』は、主人公が砂漠でサケ釣りをする事業を依頼され、翻弄されるカップルを描いていますが、破綻しかけた仲を回復するのは会話の力です」しかし、いきなりいっしょに映画を見ることはかなりハードルが高いと思う人もいるだろう。「おすすめは、まず自分一人で『よさそう』と思った映画をチェック。そして本当にこれはいいと思ったら、少し強引にでもご主人を誘って二人で見るといいでしょう」「女性自身」2020年7月7日号 掲載
2020年06月25日感染症の影響により家族で過ごしたり、向き合う時間がこれまでより増えています。しかし、「先が見えない生活」と「息苦しい夫婦関係」の二重苦に「離婚」を意識する夫婦が増えているというのはネット上でもかなり前から話題に上がっていました。今回は、だれもがストレスを抱えていて、夫婦も煮詰まりやすい状況にある今こそ、ぜひ手に取ってほしい一冊、犬山紙子さんの新刊 『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』 (扶桑社)をご紹介します。「どれだけ円満に見える夫婦にも大なり小なり問題がある」と語る犬山さんが本書で提言する「夫婦のリカバリー力」とは?犬山紙子さん‘81年大阪府生まれのコラムニスト。’11年、“美女にもかかわらず負けている恋愛エピソード”を収集した著書『負け美女〜ルックスが仇になる〜』(マガジンハウス)でデビュー。その後も『高学歴男子はなぜモテないのか』(扶桑社新書)、『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社)など計14冊の著書を上梓。近年は執筆業のみならずTVコメンテーターとしても活躍。<犬山紙子さんの情報>●Twitter: @inuningen ●Instagram: @inuyamakamiko ■いま、犬山紙子さんが伝えたいこと犬山紙子さんからメッセージをいただきました!非常時はこれまでの関係性が浮き彫りになってきます。そんな時に、「向き合い方」「話し合い方」のヒントを知っておくと、不安にもパートナーという味方と一緒に立ち向かえるようになり、孤立を防ぐことができます。そのためのワクチンのような本。お役に立てると嬉しいです!普段家にいないはずの夫と顔を突き合わせることで、やり過ごしていた相手の嫌な部分が目について、「あぁ、もう無理」と限界値に到達して味わう深い失望。行き違うコミュニケーションに「私たちはこんなにうまくいっていなかったのだろうか?」と見て見ぬ振りをしていた夫婦の課題に気づいてしまった気まずさ。そんなときに夫婦はどうしていけばいいのか?それぞれ課題を抱える夫婦を犬山さんが徹底取材し、実際どのようにして夫婦の壁を乗り越えたのか、課題解決のための心構えから対処法までを紹介するいわば令和版夫婦円満のためのルールブック。次からは実際のご夫婦に取材した壁の乗り越え方をみていきます。■パートナーにイライラするのは思考パターンが原因!?書籍では、漫画家の水谷さるころさんと映像演出家の野田真外さんご夫婦が登場し、夫婦のコミュニケーションエラーについて鋭い指摘を交えながら、よりよき夫婦関係を築くためのヒントを数々披露してくれます。なかでも印象的なエピソードが、いつも喧嘩の発端となる野田さんの「キレる癖」に対する分析と対処法です。“ケンカになるのは、どちらかの人格に問題があるからではなく、コミュニケーションに齟齬があるから”このように話すさるころさんは、野田さんの「キレる」メカニズムについて冷静に分析し、原因を紐解いていきます。<さるころさんによる「キレる」メカニズムの分析>「キレ続けても許してもらえる」という本音とそこに横たわる「被害者意識」がある▼野田さんがキレる原因思い通りにできなかったことに対して、どんどん我慢してイライラを募らせ爆発する▼怒りのスイッチが発動する理由自分の気持ちを押し殺して人に合わせている状態であるため、むしろ“いいこと”をしているという感情を抱えているが、その善意を“踏みにじられた”と感じた瞬間に、怒りのスイッチが発動するそんな野田さんは、さるころさんと共に“あること“を実践することで、「キレる癖」を克服することができたといいます。それがキレる時の自分の思考パターンを理解するというものでした。どういう状況で「怒り」のスイッチが入ってしまうのか、その原理がわかっていれば、行動や考え方を変えてあらかじめ準備をしておくことができます。野田さんの場合は、次の2点を意識することでイライラすることが減ったと言います。●不満があれば我慢せず伝える●相手に対する期待値を下げるパートナーへの苛立ちを日常的に感じている人はきっと多いことでしょう。フツフツと込み上がる苛立ちの中にどんな感情が入り混じっているのか、自分でもわからず、モヤモヤしやすいものです。「自分は何に苛立ち、怒りを増長させているのか?」その根本原因を紐解くことで、日常的なイライラ回避につながるのではないでしょうか。■“家族だから”に縛られない夫婦の自由な子育て風景本書には「かくあるべし」にとらわれず、夫婦独自の考え方のもと円満な関係を構築している夫婦が数多く登場します。なかでも筆者自身が軽い衝撃を受けたのが、夫婦で起業し、東京、岐阜、大分で他拠点生活を送る平本さん夫婦のフリースタイルすぎる家族のあり方でした。「世の中の普通とはちょっと違う……」、そう意識しながらも、常識の先に家族の幸せを見出す平本さん夫婦。彼らは“普通”という概念にとらわれず、目の前の課題をとてもシンプルに解決していくのです。例えば妻が出かけたい場所に夫が行きたがらないというよくあるシチュエーション。これに対して、はなから「家族みんなで行くこと」にはこだわらない。“家族だから”という枠をとっぱらって、「好きな人と好きなことをやる」という「家族」単位にしばられない姿勢を貫くことで、誰にも我慢を強いることはなくなります。妻と夫という世間が求める役割で結びつくのではなく、お互いに「個」を尊重しながら人と人として自由な関わり合いを見せる姿には、「夫婦にとって健康的な関係とはどのようなものなのか?」を深く考えさせられます。さらに本章おいて、思わず膝を打ったのが妻の沙織さんの「感情の因数分解」の話。これは自分の感情に振り回されやすい人には必見の感情の整理術と言えるでしょう。●「感情の因数分解」とは怒ったり悲しんだりした時などに、その根っこにある「自分の本当の思い」が一体何なのかを紐解く作業例えばパートナーに対して抱く「家事育児に参加してほしい」という感情を因数分解してみると「もっと自分のことに関心を寄せてほしい」という本心に気づくこともあるかもしれません。パートナーに対して本質的に求めることが明確になれば、あとは具体的なアクションを考えるだけ。沙織さんは夫婦間のネガティブな問題に対して「感情の因数分解」することで、怒りや悲しみの感情を微塵も感じることなく、ポジティブに問題を解決していくのですが、そのさまがじつに見事なのです。 ■今日からできる夫婦円満のためのルール本書には犬山さんが夫婦の問題を3年間徹底取材したなかで見えた「問題をリカバリー」するための100のヒントが収録されています。そのなかからどんな夫婦にも比較的取り入れやすく、歩み寄りの手助けをしてくれるヒントをウーマンエキサイト編集部が3つ厳選してご紹介します。●お互いを責め合ってばかりのときに…「今日からはお互いの支援者になる」と夫婦で誓い、不満やイライラに対して理性的に対処するように努める。出典: 『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』 より●夫婦間で育児への温度差を感じたときに…互いに必要な知識だと思ったものはLINEなどでどんどんシェア。生活知恵の格差を作らないようにする。生活知恵の格差はそのうち価値観の違いに発展する可能性がある。出典: 『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』 より●冷静な話し合いができないときに…衝突時の主語は「あなた」から「私」に変える。「あなたは私の話を聴いていない」ではなく「私にはあなたが話を聴いてくれないって感じる」と。そうすることで自分が冷静になれる。出典: 『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』 より普段の行動や言い回しをちょっと変えるだけでも、夫婦の関係性に変化が訪れる可能性は高いもの。ぜひ今日から実践してみてはいかがでしょうか? 『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』 犬山紙子著(扶桑社)840円(税抜) 育児・家事、夫婦ゲンカ、不妊治療、不倫etc.“壁”を乗り越えた巷の夫婦を徹底取材して見えてきた、夫婦円満のためのルール。すぐ実践できる!こじれた夫婦関係を修復する100のヒントを収録!
2020年06月14日こんにちは、婚活FP山本です。嘘か誠か、新型コロナウィルスによる長い自粛生活で、「コロナ離婚」と呼ばれる離婚が増えているといわれています。愛し合ったからこそ結婚した夫婦なのですから、長く一緒にいれば愛が深まりそうにも思えますが、本当にコロナ離婚が増えているなら残念といえます。そこで今回は、コロナ離婚の真偽とその原因、さらに夫婦関係の見直しポイントについて詳しくお伝えします。あなたの人生に、お役立てくださいませ。確かにコロナ離婚は増えている!まずは、コロナ離婚が本当に増えているのかどうかをお伝えします。結論からいえば、コロナ離婚が増えているのは事実です。ニュースやネット記事でも頻繁に見かけるでしょうが、確かにコロナ離婚は今、すごい勢いで増えているといえます。強いていえば、離婚にまでいたっていなくても、コロナ離婚を考えるほどに夫婦仲が悪くなっている世帯は多いのが実情です。もっとも、元々不仲な夫婦もいれば、コロナによって不仲になった、相手の欠点が見えて嫌になった方までさまざまなので、原因は一概にはいえません。少なくともコロナ離婚が増えている状況なのですから、既婚者は全員が離婚を警戒すべき時期といえます。「ウチは絶対大丈夫」などと油断することなく、まずは自身の言動や立ち振る舞いを自己分析しましょう。コロナ離婚相談も急増中!実際に、筆者の元へコロナ離婚相談をしに来られる方も急増中です。直接的な相談でなくても、周囲でコロナ離婚を検討中という声は頻繁に届いています。さらにコロナ離婚でなくとも、夫婦間だけでは息が詰まり、愚痴という形でのガス抜きを要望される方も多いです。どちらかといえば、体感的には「愛が深まった夫婦」は残念ながら少数派といえます。ただ一方で、逆の「コロナ婚活」を希望する方も増えていますから、まずはこのような大局観を知っておきましょう。理由・原因はさまざまだが「価値観の相違」が多い次に、コロナ離婚の理由・原因についてお伝えします。直接的な理由は本当にバラバラですが、総じて「価値観の相違」が多いです。そして相手との違いが少しずつ、しかし確実に苦痛を感じ、そして自粛生活という逃げ場がない状況で苦痛が増大し、最終的にコロナ離婚を決意されています。少し注意が必要なのが、コロナ離婚では「年収」が関係ないことも多いという点です。分かりやすく年収が下がったから離婚というケースもありますが、1000万円程度の年収を保っていても離婚というケースもあります。特に年収が高い方は、要注意です。価値観も相手の心情も、目には見えません。自分は大丈夫と思っていても、ある日突然に相手から離婚を突き付けられることも多々あります。少なくとも今は十分に警戒しておきましょう。ストレス増やコロナへの警戒感の相違も要因になりがちただでさえ今は、コロナの自粛生活でストレスが増えて皆がピリピリしています。そしてコロナへの警戒感も人それぞれですから、この相違もコロナ離婚の要因になりがちです。収入が減った、雇用を失ったという方も多く、今は本当に誰もが離婚しやすい状況といえます。この状況をコロナ離婚せずに乗り切れるかどうかは、本当に「夫婦次第」です。普段以上にコロナ離婚を警戒して、相手と接するときには注意を払いましょう。コロナ離婚せずとも熟年離婚しそうなケースが多い次は、別角度でコロナ離婚の原因・理由をお伝えします。簡単にいえば、コロナ離婚は今、離婚をしなくても将来的に熟年離婚しそうなケースが多いです。どちらに転んでも最終的に離婚しそうな夫婦で、それが早まっただけといえるのがコロナ離婚といえます。そして熟年離婚もコロナ離婚も、基本的には「夫婦間の思いやりやコミュニケーションの不足」が最たる原因です。これらを増やそうとしなかった、大切にしなかった結果ともいえます。大切にしているはずが、相手からすれば大切にしていないと思われた結果ということも多いです。家族のためを思って一生懸命に働いた結果、「仕事が好きなだけ」と家族をないがしろにしてきたと思われるような方は本当に多いといえます。しっかりと、夫婦間の歩調を合わせていきましょう。なぜ離婚されるのか本気で分からない方も……コロナ離婚も熟年離婚も、どちらも双方が分かりやすく不仲と思っているケースもありますが、なぜ離婚されるのか本気で分からない方もいます。しかし思い当たる理由があってもなくても、実質的に離婚は夫婦の一方が望めば成立してしまうのが現実です。仮に法律上、離婚は回避できたとしても、恋人時代のような関係性に戻ることは不可能に近いといえます。一方が真剣に離婚を考える事態になってからでは手遅れですから、そんな事態になる前に対処していきましょう。夫婦関係の見直しには「コミュニケーション」が必須今度は、夫婦関係の見直しポイントについてお伝えします。結論からいえば、夫婦関係も人間関係の一種ですから、やはり「コミュニケーション」がポイントです。またここでいうコミュニケーションでは、「負の感情をともなうもの」を話し合えているかがポイントになります。たとえば、あなたが嫌だなと感じた相手の言動を、しっかり相手に嫌だと伝えているでしょうか。そして相手はそれを聞き入れ、謝罪や改善をしているでしょうか。離婚になる夫婦の多くは、このようなコミュニケーションを取れていないからこその離婚です。一般的には、女性は伝える努力を怠り、男性は聞き入れる努力を怠ることが多いといえます。そもそも夫婦は互いに生まれも育ちも性別も違いますから、普通や常識も違って当然です。ぜひ良質なコミュニケーションを通して、互いに歩み寄るよう配慮していきましょう。夫婦双方が在宅勤務や家事育児への思いやりが大切多くのコロナ離婚の事例を見聞きした結果、離婚の最初の引き金は「慣れない在宅勤務によるテレワーク」であることも多いです。一方が、あるいは両方が在宅勤務なのに、家事育児への配慮・思いやりが不足したことが原因といえます。現代は共働きが主流であるとともに、家事育児も共同作業なのが基本です。離婚の最初のきっかけは「実に些細なこと」がほとんどですから、些細なことのうちにコミュニケーションを図って改善していきましょう。[adsense_middle]コロナ離婚するなら事前にマネープランを立ててから!最後に、コロナ離婚を考えている方に大切なことをお伝えします。コロナ離婚するかどうかは当人の自由です。たとえ子供がいたとしても、不仲な関係性を見せ続けるくらいなら離婚したほうがよいこともあります。ただ、コロナ離婚するなら事前にマネープランを立ててから離婚しましょう。というのも熟年離婚も含めてですが、離婚したほうが幸せと思っていたら、主に経済面が原因でかえって不幸を感じているという方が少なくありません。どうしても離婚を考える場合は感情的になりがちで、多少の収入源があればなおさらですが、それでも警戒が必要です。実際にコロナ離婚相談で、離婚後のお金の面をシミュレーションした結果、全然生活できないというケースも実に多いといえます。特に子供がいる場合は教育費が誤算になりがちです。十分な見通しと準備のうえで、コロナ離婚を実行しましょう。恋人関係の破局ではない。「離婚の意味」を理解しようそもそも現代は「老後資金2000万円問題」が立ちはだかっており、多くの場合で結婚していないと生き抜けない時代です。コロナ離婚後に再婚活するにしても、すでに結婚適齢期を大幅に過ぎている方も多いといえます。コロナ離婚は、若い頃の恋人関係の破局とは意味合いが全然違うのが実情です。まずはマネープランを通して金銭面を確認し、そのうえで本当にコロナ離婚するのか考えましょう。コロナ離婚したほうが幸せとは限らない!コロナ前から、そもそも現代は3組に1組が離婚するような時代です。それだけ離婚も一般的とさえいえますが、少なくとも「コロナ離婚したほうが幸せ」とは限りません。コロナ離婚を考えるほどに今は追い詰められているでしょうが、最低限の冷静さだけは失わずに判断していきましょう。
2020年06月13日出産した途端、授乳、抱っこ、オムツ替えの無限ループで、なかなか夜もゆっくり寝られないですよね。さらに、しばらくはガルガル期ということもあり、イライラモヤモヤすることが多いと思います。突然涙が止まらなくなったり、落ち込んだりすることもあるでしょう。そんな時、決まってかけられるのが「赤ちゃんが小さいからしょうがないよ」「子育てって大変だから」という言葉です。そう言われると「そうか、このイライラモヤモヤは育児のせいなんだ。もしかして、自分は育児ノイローゼなのかも…」と思うかもしれません。でも、それは本当に育児の大変さに対するイライラモヤモヤなのでしょうか? もしかしたら、原因は別にあるかもしれません。今回は、子育てママが勘違いしてしまう、育児が原因ではないイライラモヤモヤについてお話ししましょう。■そのイライラモヤモヤ、育児が原因ではないかも?育児は一生のうち何回も経験することではないし、少子化のため身近に相談できる人も少ないため、ひとりで悩むママは多いでしょう。育児は完璧にやらないといけない、良妻賢母でなければいけないと自分自身を追い込んでしまい、育児がつらい、苦しいと感じてしまうことも。確かに、出産によってママの生活は一変します。夜は授乳のために頻繁に起きなくてはいけませんし、ひとりの時間もなくなり食事もおでかけもままなりません。そもそも命を預かること自体の責任が重すぎて相当ストレスを感じますよね。それに加え、産後のホルモンバランスの変化から、自分以外の人やものに対して攻撃的になる、いわゆる「ガルガル期」もしばらく続きます。出産後のママからの「突然涙が止まらなくなった」「うまくできない自分を責めて落ち込んだ」「夫に当たり散らしてしまった」といった声は少なくありません。「もしかして私、育児ノイローゼなのかもしれない」と追い込まれている方もいるでしょう。そういった時、周囲はたいてい「仕方ないよ、育児が大変なんだから」となぐさめの言葉をかけてくれます。「そうか、育児が大変だから、私はこんなにイライラモヤモヤしているんだ」とママも納得するかもしれません。しかし、そのイライラモヤモヤは本当に育児だけが原因でしょうか? 子どもを育てる大変さだけが、ママを追い詰めているのでしょうか? 例えば1日、夫や親に子どもを任せてひとりで出かけても気が晴れない。夫がどんなに家事育児を分担してくれても、イライラが止まらない。そんな時は、育児が原因ではないかもしれません。■あなたのイライラモヤモヤは何が原因?直面しているつらい気持ちの原因が、育児かどうかをチェックする方法が一つあります。それは「誰(何)に責められていると感じるか?」を自分自身に問いかけてみるのです。もし、育児が原因なら、あなたを責めているのは「あなた自身」。「どうしてちゃんとできないんだろう」「子どもが泣いている理由がわからない」など、自分が思い描く理想の子育てができていないと感じ、自分を責めてしまうのです。日本には昔から、3歳までは家で親が子育てするのが望ましい、ミルクより母乳の方が丈夫な子どもが育つ、夜中の授乳や添い寝は必須といった「育児神話」が存在します。実際は、その全部もしくは一部はすでに科学的に間違いであると証明されていますが、もしかしたら、そういった育児神話にとらわれて、自分で自分を責めてしまっているのかもしれません。そんな時は、夫に「もう限界なので今日は家事をやめます」と放棄宣言をして、まずはぐっすり眠ること。また、短時間でもひとりの時間を作るなど工夫してみましょう。一方で、あなたを責めていると感じるのが自分以外の場合は、イライラモヤモヤの原因は育児ではなく、その人やものかもしれません。例えば、義母から「母乳で育てていないの?」と言われた、夜に子どもが泣いているのに夫は全く起きる気配がない、早く復職したいけれど保育園に入れなかったなどは、どれも育児に関係するイライラモヤモヤです。しかし、あなたが責められていると感じているのは、それを発した人や環境に対してではないでしょうか。自分で自分を責めているのか、他人から責められていると感じているのかをチェックすることで、あなたのつらいと感じている原因がはっきりしてきます。■イライラの原因が実母・義母にある場合の対処法育児を媒介として、他人に責められていると感じつらいのだとしたら、どうしてそう感じるのかをさらに深く自分自身に問いかけてみましょう。例えば、親が育児に口を出してきた時にカチンとしたのだとしたら、どうして素直にそのアドバイスを聞けないのかを自分に問いかけてみるのです。もしかしたら、親のアドバイスは古い常識で、今の育児とはもうかけ離れているのに、押し付けられていると感じているのかもしれません。もしくは、親がいつまでも自分を子ども扱いして、育児にまで指図しようとしてきているのを嫌だと思うこともあるでしょう。それまではつかず離れずの距離で実母や義母といい関係を築いていたのに、子どもが生まれた途端、いろいろ育児に口出しをされて仲がこじれたという話をよく耳にします。おそらくこれは、実母・義母に「育児の先輩」意識があるからでしょう。娘(嫁)の仕事や趣味、人間関係などはよくわからないけれど、育児は自分もかつてやったことがあるから、「余計な一言」を言ってしまうのです。裏を返せば、実母や義母は育児が唯一、遠慮なく口を出せる分野と思っているのでしょう。そういった時は、アドバイスされたことや行動が本当に正しいことなのかどうかを冷静に見極めることが大事です。それが、育児の古い常識であったり、ただの思い込みであったり、単なる習慣の違いだとわかったら、それに対して自分はどう振るまえばいいかを考えてみます。実母・義母には「今はもうそれは違うそうなので、保健師さんの指導に沿ってやってます。見守っていてくださいね」と直接もしくは夫を通して、きっぱりと伝えるといいでしょう。■イライラモヤモヤの原因が夫や環境にある場合の対処法イライラモヤモヤの原因が夫の言動や行動にあるようなら、実力行使に出てみてはいかがでしょうか。例えば、家事がおろそかになっていることを夫に注意されたとしたら、先でも紹介したように、「今、育児が大変で、体力も落ちています。倒れそうなので睡眠時間確保のために今は寝ます」と宣言するのもいいでしょう。育児は母親の担当という風潮が未だに残っていますが、夫もわが子の親です。どんどん弱音をはいて、どんどん頼って、育児や家事に巻き込んでいくようにすれば「家事をちゃんとしたら?」といった心ない言葉は出てこなくなるでしょう。また、育児に不親切な環境へのイライラもありますよね。気軽に預けられる先がない、保育園に入れられなかったなどが挙げられるでしょう。特に用事がなくても、地元の保育園の一時保育や保育ママなど、行政サービスを調べて利用してみるのがおすすめです。家族以外にも預け先を確保しておくことは、ママの気持ちの安定にもつながりますし、急遽お願いしなければいけないことが起こっても、預け慣れていればお願いしやすいですね。人に頼るのが苦手なタイプは「子どもが小さいのに他人へ預けるなんて…」と抵抗を感じる人もいるでしょう。しかし、夫婦共働きであれば、子どもを保育園などに預けたりと他人の手を借りるのは普通のこと。「長時間預けて、何かあったらどうするの?」といった言葉を口にする人もいますが、母親ひとりの育児の方が絶対に安全とは限りません。逆に、保育のプロに育児をお願いできて、自分はイライラモヤモヤから解放されるのですから一石二鳥ではないでしょうか。日本には「苦労してこそ子育て」といった風潮がありますが、育児の大変さと子どもへの愛情は、決して正比例ではありませんから、罪悪感を覚える必要はないのです。子育て中のイライラモヤモヤ、その原因が本当はどこにあるのか。ぜひ今一度、自分に問いかけてみてくださいね。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年06月12日モラハラ、DVはもってのほかだけど、仕事で出世の兆しなし、脱いだ靴下はそのまま、食器も洗わない、もちろん子育てにも協力しない…。そんなダメ夫をイケてるパパに変えたいと思いませんか? あなたの夫がこれで変わる?かもしれない「ダメ夫改造マニュ…
そのピエロは帰ってくる
夫婦の危機
モラハラ夫図鑑