くらし情報『都市に住まう建築家の選択 家の中と外に、たくさんの居場所を作る』

2021年8月9日 00:00

都市に住まう建築家の選択 家の中と外に、たくさんの居場所を作る

都市に住まう建築家の選択 家の中と外に、たくさんの居場所を作る

階段の踊り場には、写真家の中村絵さんの台南で撮った作品を。
「ガラスのように艶感のある仕上げにしていただき、台南の街に開いた窓のように楽しんでいます」
都市に住まう建築家の選択 家の中と外に、たくさんの居場所を作る

「寝室の窓から外を見ると、偶然なのか赤い瓦屋根やピンクの壁の家が多く立ち並んでいました。その色に合わせて、透け感のある淡いピンクのカーテンを選びました」
都市に住まう建築家の選択 家の中と外に、たくさんの居場所を作る

右の絵は住宅全体を使って個展を開いた奥誠之さんの作品。「1階をアトリエとして設え1ヶ月ほど滞在しながら実際に絵を描いていただき、展示期間中は作品を部屋に飾って、ご近所の方含めたくさんの方に見ていただきました。この作品はこどもたちが囲むテーブルのようにも、池のようにも、様々な風景に見えるところが好きです」

1階にはコミュニティを育むスペースを

1階の通りに面した部屋は街の一部となり、ギャラリーとして使ったり、喫茶店を開いたり、いろいろな住み方を楽しめるよう考えられている。同時に夫婦それぞれの仕事場の延長として使ったり、将来的にはこどものための部屋として活用することも想定している。
「阿佐ヶ谷は外から訪れる街というよりも、そこに住む人が日常的に街で過ごす比率が高い街だと思います。地域の人が協力して街の雰囲気をつくっていこうとする意識があり、1Fをオープンにすることでこの家もその輪の中に参加できるとよいですね」

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