くらし情報『「子どもが欲しい病」にかかり不妊治療…考えさせられる新刊とは?』

2017年10月16日 11:00

「子どもが欲しい病」にかかり不妊治療…考えさせられる新刊とは?

出産という女性にとって最大の命題を笑いも交えつつ軽やかに(そして泣ける!)綴ったエッセイ『産まないことは「逃げ」ですか』。著者の吉田潮さんにお話を伺いました。

自分を主語にして決断すれば、産んでも産まなくても後悔はない。
「子どもが欲しい病」にかかり不妊治療…考えさせられる新刊とは?


子どもを産みたいかどうか、多くの女性は一度は考えたことがあるのではないだろうか。苦労なく授かる人もいれば、子どもは必要ないという人もいるし、産みたくても叶わない人も。だけど、なぜ欲しいのか、あるいは欲しくないのかじっくりと理由を問われると、そこは意外と曖昧だったりもする。34歳で「子どもが欲しい病」にかかり、39歳で不妊治療をして、結果的に「産まない人生を選んだ」という吉田潮さんも、当初は深く考えていなかったという。

「過去の日記を掘り起こしたら、子どもがすごく欲しくて不妊治療をしていたはずなのに、妊娠していないとわかったとき、『ホッとした』って書いていたんです。
あのときの自分は、不妊治療を頑張っていることを世間にアピールしたかっただけというか、自分ではないものに突き動かされていたのかもと思いました」

突き動かされていたものの正体は「女性は子どもを産むべき」という世間一般の価値観や、「親が喜ぶに違いない」

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