2018年2月8日 11:00
ネガティブな感情も否定しない! 直観力を育む技術とは
コツはネガティブ感情にハイジャックされないよう、悲しみなら悲しみと一体化せず自分を引き離すこと。I am sadではなく、I feel sadのスタンスで、“悲しみという感情を感じている自分がいる”という客観性を保つよう心がけて」
また感情は、クリエイティビティを阻む先入観や思い込みを溶かし、新たな気づきをもたらすきっかけにもなるという。
「僕も家族への不満をずっと抱いていた時期、なぜこんなにイライラするのかと自問自答し続けていたら、あるとき友人の家族が重病になったと聞き、『人はいつでも健康である』という勝手な思い込みに気づきました。もう家族が元気でいてくれるだけでありがたいと。イライラという感情が感謝という感情に変換された瞬間でしたね」
思考がクリアになる“フロー”体験も感情が鍵に!
超一流アスリートやアーティストの活動中に、よく観測されているという“フロー”。集中力が極限に高まり、能力を最大に発揮できている状態のことだ。
「フロー状態の脳は、理性が低下し、直感的に物事を捉える部分がよく働いている。まさにクリエイティビティが炸裂している状態なんです」と石川さん。
意識的に“フロー”状態に入るためには4つのステップを踏む必要があるが、その最初のステップが「強い感情」