2018年3月4日 11:00
折れない心のために! “レジリエンス”を戸次重幸と学んでみた
そんなネガティブな感情の実態を知ることが回復への第一歩。心を落ち着かせて、自分の感情を俯瞰で観察してみましょう。すると、例えば“怒り”など、その感情の正体がわかり、冷静になれます。そして、それを切り離すことが大事です」
【コントロール術1:感情をクールダウン。】
ネガティブな感情と向き合うためには、まずはザワザワした心を落ち着かせることが必要。
「そこで取り入れたいのが呼吸法。乱れた感情を静めるのに、思考の力だけではうまくいかないからです。おすすめは、科学的に効果が証明されている『3分間マインドフルネス呼吸法』。
静かな場所で椅子に座ってリラックス。鼻から息をゆっくり吸ったら、それより長く鼻から息を吐きます。呼吸に意識を向けて、3分行って」
【コントロール術2:もやもやを「ラベル付け」。】
次は、自分の中のネガティブな感情を客観的に判断して、それとは一定の距離を置く作業。
「ネガティブな感情は、意図的に心を客観視しない限り、それが怒りなのか何なのか、本人には分からないです。そこで感情の『ラベル付け』を実践。自分の中のもやもやを“見える化”するのです。例えば、今、自分は怒っているんだな、と思えば『怒り』のラベルを。