2019年5月23日 11:30
好きな人の嘘を許せるか…嘘から始まるまさかのラブストーリー
でも、そのあとに母が車いす生活をすることになり、そこで気が付いたことは母にとってつらいのはハンディキャップそのものよりも他人の視線。それで、こういったテーマにしようと思いついたんだよ。
―劇中では、ジョスランが女性の気を引くためにとんでもない嘘をついてしまいますが、ご自身も好きな人の気を引くために、嘘をついたことがありますか?
フランクさんそういう誘惑はあったけど、女性に嘘をついたことはないよ!ただ、僕は子どもの頃に、空想ばかりしていて、飼ってもいない犬の話をしたり、自分のおじいさんが山に住んでいるとか、さまざまなことをでっち上げてはいたかな(笑)。でも、それは自分がまだ小さかったし、友達の気を引きたくてしていたんだ。
―では、演じていたジョスランとご自身は正反対ということですか?
フランクさん女性に嘘をつくという意味では違うけど、彼と僕に共通点があるとすれば、自分に嘘をつき、自分を偽っていた人ということかもしれないね。
彼は自分を愛せなくて、自分に腹を立てている部分があるんだけど、僕の人生においても、そんなふうに自分に満足できない時期があったから、そういうところは似ていると感じていたよ。