2020年4月3日 20:00
きっかけは宮崎の口蹄疫…紗栄子が“ボランティア活動”を10年続ける理由
被災地に足を運んで炊き出しや支援物資を届けたり、児童養護施設や地元に根差す農家・畜産家の支援を行ったり、そんなボランティア活動を約10年間続けている、モデル、タレント、女優・紗栄子さんのエシカル論とは?
エシカルとは“愛のある選択”のこと。
「最近は“エシカル”とか“サステナブル”という言葉が認知されつつありますが、私自身はその言葉を知らない頃から自然と意識していたと思います」
有事の際、被災地域を訪れ、被災者に向けて積極的にボランティア活動を行っている紗栄子さん。その精神は物心がついた時からあったという。
「愛情を持って、道徳を教え育ててくれたおかげと両親に感謝していますが、それこそ子供の頃、身近にあった赤い羽根共同募金やベルマークを集めることだって、エシカルな行動の一環ともいえますよね。一方で親元を離れて社会に出たり、海外に目を向けるようになると、さらにたくさんの社会問題・環境問題などを目の当たりにして、私たち人間が自然からの恩恵を受けることが当たり前ではないということを知り、何もせずにはいられなくなりました」
一個人として初めてアクションを起こしたのは、約10年前に、彼女の出身地でもある宮崎県で起こった口蹄疫の被害。