2016年3月22日 12:00
深夜まで見られるラウンジで ミヤギユカリの“立体的イラスト”「宝箱」展
情感のこもった美しい線画で幅広く活躍し、本誌連載「江原啓之の星月神示」にも毎回素敵なイラストを寄せてくださっているイラストレーター、ミヤギユカリさんが展覧会「宝箱」を開催。
会場は、スタイリッシュでアートとも親和性の高い雰囲気が漂う、代官山 蔦屋書店2階のAnjin。会場の持つ空気に合わせて考えたという、イラストの枠を超えて制作された作品が並ぶ。ミヤギさんにお話を聞いた。
「普段はイラストレーションという平面の活動が中心なのですが、今回は会場がアート寄りの場所ということもあり、今までと違う見せ方をしたいなと考えました」
ミヤギさんにとっても新しい試みだという、平面のペイントに紙を浮かせて付けて立体的にした表現や、フェルトなど様々な素材による装飾が目に楽しい。「宝箱」という名前は、一つ一つをアクリルケースに収めるところから着想したという。
「紙に異なる素材を重ねたり、ケースを使ったりして、いくつものレイヤーを作ることを意識しました」という言葉の通り、アクリルケースに入った作品はガラスケースの中に並べられる。ガラスケースにも、森を描いたカッティングシートが飾られるとのこと。
「展示全体のテーマは“氣”です。