2021年10月27日 20:10
卓球・水谷隼選手、スケボー・堀米雄斗選手も…“いまどき男子”の特徴とは?
近年多いのは、通信制の高校を選ぶケース。日本の高校に籍を置きながらも海外に拠点を移すなど、より競技に集中し、自分の能力を伸ばすため。卓球の水谷隼選手は、その一人です」(スポーツライター・小林信也さん)
勝ち負けにこだわるよりも、自己表現を追求する。
東京2020オリンピックのスケートボードが象徴的だったように、勝ち負けではなく、自分が納得できるかどうかに重きを置くのも、いまどき男子らしい。
「こうした精神は、もともとエクストリームスポーツ全般にあるものですが、いまの時流と合ったため、まぶしく映ったのでしょう。スケートボードで金メダルを取った堀米雄斗選手はもちろん、“ゴン攻め”などの解説で話題となった瀬尻稜選手は、より自己表現に重きを置いているタイプです。オリンピックで金メダルを期待される実力がありながらも、スケボーを純粋に楽しみたいからと出場を辞退。さらに、もはやスケートボードのコンテストにも意識が向いておらず、彼の一番のプライオリティは、いいライディングをSNSにアップすること。
ランキングより、SNSのアクセス数のほうを重視しているんです」(小林さん)
吉田大助さんライター。弊誌をはじめ、小説誌やカルチャー誌などで、文芸作品の書評や作家インタビューを行う。