2022年1月12日 19:40
頼みごとは「私」を主語に? 人間関係が上手くいく“伝え方”のコツ
「おかげで助かりました」など、ただ感謝の気持ちを伝えるだけでも同じ効果があるのだとか。また、褒めるときは具体的な内容を添えるとさらに伝わりやすい、とも。「ただ『ありがとう』と言うより、『してくれてありがとう』などと具体的な理由を添え、ボディランゲージや表情を交えて最大限の言葉で表現すると効果的です」(松橋さん)
伝えたい内容と表情を一致させる
ポジティブなことを伝えるときは笑顔で、ネガティブなことは真顔や困った顔で伝えることを意識するとコミュニケーションがスムーズに。「メッセージと表情が合致していないと受け手は混乱するので、伝えたい内容が理解されないか、勝手に解釈されてしまいます。よく、本当は怒っているのに、その場の雰囲気を壊さないためにニコニコしながら伝える人がいますが、それだと相手は『冗談なのかな?』『実は大したことないのかな?』と本気で受け取ってくれず、かえってストレスがたまる結果に」(大野さん)。マスク越しのコミュニケーションが基本になってしまった今は、表情だけでなくジェスチャーなどボディランゲージも交えて、多少オーバーなくらいに表現することを意識するのがおすすめ。
松橋良紀さんコミュニケーション総合研究所代表、一般社団法人日本聴き方協会代表理事。