くらし情報『元ボート難民の映画監督が語る実体験「30年ぶりの祖国では奇妙な感覚に襲われた」』

2022年1月13日 20:40

元ボート難民の映画監督が語る実体験「30年ぶりの祖国では奇妙な感覚に襲われた」

ベトナム人たちの勤勉さに、自分が恥ずかしくなることも

元ボート難民の映画監督が語る実体験「30年ぶりの祖国では奇妙な感覚に襲われた」


―監督から見たヘンリーの魅力について、教えてください。

監督彼は本当に気さくな人なんですが、おもしろいと思ったのは、ベトナムという国にすごくなじんでいたこと。マレーシアに住んでいたことがあったからというのもありますが、ハノイでは線路わきの木になっていた果実をとっていきなり食べたこともありましたから……。

僕としては、安全かわからないものを食べてお腹を壊したら大変なので、「やめてくれ!」と心配していたのですが(笑)。一応、彼は食べられるものだと知っていたそうですが、それくらい自然体な人なんですよ。あとは、スタッフのみんなにいつもいろいろな食べ物を買ってきてくれたりして、本当にフレンドリーな人だなと思いました。

―また、映像からはベトナムのリアルな感じが伝わってきましたが、撮影中の出来事で印象に残っていることといえば?

監督キットがバイクで橋を渡るシーンでは、壊れそうなバイクが用意されていて不安になったことは記憶に残っていますね。そのほかに文化的な違いや技術的な問題からミスコミュニケーションが発生することも時折ありましたが、ベトナムの人々はとにかく勤勉。

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