2016年11月13日 14:00
15シーズン目に突入した『相棒』 水谷豊「僕にはプレッシャーというものがない」
「法務省から警視庁にくるだろうとは思っていましたが、最初、広報課に配属されたので、おやおや、と思いましたよ」
4代目の相棒になって2シーズン目。晴れて特命係に配属された冠城亘(かぶらぎわたる)(反町隆史)について話す水谷豊さん。“おやおや”の語り口が、まさに右京さんで、じんわり胸が熱くなる。杉下右京を演じるようになって、かれこれ16年。連続ドラマ『相棒』は15作目に突入し、サイバー犯罪の捜査官・青木(浅利陽介)も新メンバーに加わった。
長く支持される要因を「過去を振り返らず、先々のことは考えず、つねにいまと向き合い、新陳代謝してきたこと」と、水谷さんは分析する。自身はずっと真ん中に立ち続けているのだから、その重圧たるや!と思いきや、「それが、不思議なことに、僕にはプレッシャーというものがないんですよ。そもそも、長く続くというのは、やったことの結果にすぎないと思っていますからね。もし、結果がでなかったとしても、そこは諦めるしかない。諦めは早いですよ(笑)。でも、だからこそ、そうならないように、その時、できる限りのことをやるんです。大切なのは、そこですかね。誰と、何をやるか、そして、できる限りやったのかどうか、ということ」