2022年4月17日 19:10
プロデューサー×脚本家が明かす! 『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』制作ウラ話
と。すみませんでした(苦笑)。
大倉:いやいや、むしろ貴重なものを拝見できて、役得でした(笑)。そのネームを拝見しながら、脚本のプロットを考えましたね。
――警察学校の同期5人を出すというのは、どんなところから出てきたアイデアだったのですか?
近藤:実は2018年に公開された『ゼロの執行人』という作品で安室をメインにしたところ、彼の人気が大ブレイクしまして。なので、僕個人としてはもう2年おきに安室を出したいくらいの気持ちなんですが、そういうわけにもいかないので(笑)。今作は、スタッフ揃っての青山先生との打ち合わせの中で、彼を含む警察学校同期組を登場させようという話になった、というのが真相です(笑)。
大倉:降谷以外の4人の中では、松田が最も重要なキャラとして登場しますが、彼でさえ、原作ではほんの数話しか出ていないんです。
でもものすごく人気がある。なのでキャラを膨らませるときも、原作に近づけることを意識しました。
近藤:そうなんですよ。原作ではほんの少ししか触れていないような人でも、青山先生の中では実はものすごく重要なキャラであったり、大きな設定を背負わされていることがあるので、現時点ではちょっとしか出ていない人物が、今後のコナンの展開の大きな鍵になる…という可能性はありますよ。